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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

pigstar / 雨が好きだった (2005年)



今回紹介する名盤はOasisのGallagher兄弟と違い仲良し兄弟のバンドのアルバムです。

ジャンル

オルタナティヴロック
エモ

日本

関口友則
関口良二
渡辺貴之
鎌田喜和

バンド

pigstarは2005年に「雨が好きだった」が「ニュースプラスワン」のテーマ曲に採用されて一時話題になりました。
また、2007年には18禁PCゲーム「ピリオド」に「永遠の存在者」「バロック」が使用されます。
18禁PCゲームはだいたい女性ボーカルの曲ばかりなのでこれはとても珍しいと言えます。

そして、2008年に「君=花」がアニメ「純情ロマンチカ」のオープニング曲に使用され、次作「純情ロマンチカ 2」では「衝動」がオープニング曲に使用されるなど前代未聞の連続タイアップをします。

2009年には映画「愛到底 L-O-V-E」の主題歌に「I can't」が使用され、台湾でワンマンライブを成功させます。

アニメ、映画、ゲームと数多くタイアップされたのにも関わらず上手くブレイク出来ずに2010年に活動休止を発表します。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONやBUMP OF CHICKENと変わらないくらいキャッチーで耳馴染みのいいロックミュージックなのにも関わらず、一般のリスナーに浸透しなかったのはとても残念です。

浸透しなかった理由の1つに「ビジュアル面」があると思います。
「pigstar」直訳すると「豚の星」からわかるようにギタボでフロントマンの関口友則が少し太っているので、豚の星になるという意味を込めてこのバンド名にしたそうです。

多くの人が音楽を「耳で聴いている」ではなく「目で聴いている」のでテレビでチヤホヤされているアイドルや派手なバンドがオリコンのトップを独占してしまい、音楽を本当の意味で聴かなくなる人が増えてしまったように思います。

今の音楽は自ら探さないといい音楽には巡り会えませんが、探せばいい音楽は日本にも溢れるほどあります。

アルバム

本作は上記したようにpigstarの良さが詰まっているのでpigstarを知るにはぴったりかと思います。

pigstarはネガティブなことをポジティブに歌ってしまうところに私はとても共感してしまうのです。

「雨が好きだった」「ポルカ」なんてまさにネガティブな歌なのにポジティブなサウンドで前向きになれます。
私の1番のおすすめは「台風一過」という曲でネガティブなことを全て台風が吹き飛ばしてくれて、台風が過ぎ去った後の快晴のような気持ちになれるんです。

ピアノエモバンドやASIAN KUNG-FU GENERATION、BUMP OF CHICKENが好きな人はきっと琴線に触れるはずですし、30分ほどで聴き終わるのでスッキリ聴けるはずです。

気分が雨の時に聴くと気持ちが晴れる名盤を是非。

雨が好きだった


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Nirvana / MTV Unplugged in New York (1994年)



今回紹介する名盤はロックの歴史を語る上で避けては通れないバンドのアルバムです。

ジャンル

グランジ
オルタナティヴロック

アメリカ

Kurt Cobain
Krist Novoselic
Dave Grohl


バンド

音楽を聴き始めて洋楽に興味が出てきて始めての洋楽がNirvanaという人も多いのではないでしょうか。
因みにドラマーのDave Grohlは後のFoo Fightersです。

それほど有名なバンドでロックの歴史で「Nirvana以降」というように1つの基準として使われるほどでローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストで第30位にランクインしています。

1991年に発表された歴史的名盤「NEVERMIND」に収録されている「Smells Like Teen Spirit」がMTVに公開されたとたんに当時のアメリカ音楽界がひっくり返り、それまで音楽界を牛耳っていたヘヴィメタル勢が蹴落とされ一夜にしてグランジが新たなトレンドとなる革命が起きたのです。

Nirvanaが先陣を切るとPearl JamやSoundgarden、Alice In Chainsといったバンドが表舞台にのし上がりグランジ全盛期を迎えます。

しかし、反商業主義のKurt Cobainは「NEVERMIND」の大ヒットを素直に喜べず、むしろ憤りを感じ精神的に病んでしまいます。
そして次作「In Utero」はKurt Cobainの意向によってよりアンダーグラウンドな音作りにするためにSteve Albiniをプロディーサーに起用しますが、1994年4月8日に鬱病と薬物中毒の影響で自ら命を断ちました。

遺書にはNeil Youngの曲の歌詞「錆びつくより今燃え尽きる方がいい」が書かれていて、部屋にはR.E.M.の「Automatic for the People」が流されていました。

Kurt Cobainが亡くなった年齢は27歳で、これはRobert JohnsonやJimi Hendrix、Brian Jones、Jim Morrison、Janis Joplinなど奇しくもと同じでありました。

ロックスターにまで上り詰めて、結婚もして子どもも産まれ、言うならば全ての幸せを手に入れたのに死を選んだのです。

Kurt Cobainの死は当時の商業主義の音楽界に戒めとして世のバンド達は自粛ムードへと流れていきました。
Nirvanaは音楽業界をひっくり返すほどの力を持ち、歴史を創ったバンドなのです。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第五部の主人公ジョルノ・ジョバァーナの元ネタです。

アルバム

本作はローリングストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500で313位にランクインした作品です。

Nirvanaを初めて聴く人や洋楽を初めて聴くという人には「NEVERMIND」をおすすめしますが、Nirvanaは「NEVERMIND」しか聴いたことがなくて「ただの汚くてうるさいバンド」という印象しかない人には是非聴いてもらいたい1枚です。

Nirvanaの印象がガラリと変わり私はいつまでも飽きずにたまに無性に聴きたくなる時があるNirvanaのアルバムです。

アンプラグドという言葉を聴くとEric Claptonを思い浮かべる方も多いかと思いますが、こちらのアルバムも最高の出来であります。

David BowieやThe Vaselines、Leadbelly、Meat Puppetsなどのカバー曲も含まれていてKurt Cobainの趣味嗜好が垣間見れて楽しいです。

Kurt Cobainは生前グランジバンドではなく、いつかJohnny Cashのようにアコースティックギター片手に歌いたいと言っていました。

Kurt Cobainの目指していた本当の音楽が詰め込まれた名盤を是非。

About a Girl



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ZAZEN BOYS / ZAZEN BOYS Ⅱ (2004年)



今回紹介する名盤は「日本のロックシーンの第一線に立ち続け、無数のフォロワーを増やし続けている」と言われるバンドのアルバムです。

ジャンル

ミクスチャーロック
オルタナティブロック
プログレッシブロック

日本

向井秀徳
吉兼聡 通称 カシオマン
松下敦 通称 柔道二段
吉田一郎
(アヒト イナザワ)
(日向秀和) 通称 町田のヤンキー


バンド

向井秀徳はNUMBER GIRLというバンドで活躍しており、ASIAN KUNG-FU GENERATIONやBase Ball Bear、凛として時雨、9mm Parabellum Bullet、LUNKHEAD、WHITE ASHなど現在日本のロック界で活躍しているバンドに多大な影響を与えたバンドであります。

その向井秀徳が現在動かしているバンドがZAZEN BOYSであります。
どういうバンドかといいますと「法被を着たLed Zeppelin」と向井秀徳は例えております。
これは音楽性の話ではなくLed Zeppelinのように4人全員の個性の集合体という意味だそうです。

ZAZEN BOYSはhàlのバックバンドとして向井秀徳と54-71が組んだことが始まりでした。
そして、自分のしたい音楽を鳴らすためにNUMBER GIRL時代から相性抜群のアヒトを連れてメンバー集めを開始し、吉兼聡とをメンバーに入れ本格的にZAZEN BOYSを始動させます。

DRY&HEAVYのライブを一緒に見ていた日向秀和をメンバーに誘おうと「自分さ、あんくらい出せんの?」と向井秀徳が問いかけると、挑発されたと勘違いしてしまいなめられないよう「出せますよ」と言ったそうです。

後日、向井秀徳とアヒトと行ったセッションは死ぬほど緊張したそうです。

現在はアヒトと日向秀和は脱退し、松下敦と吉田一郎が加入し活動しています。

向井秀徳のダサいラップ(勿論いい意味で)が日本特有の念仏のようで結果として他にはない音楽が生み出されています。

活動拠点は向井秀徳が設立した「MATSURI STUDIO」でレコーディングしたりしています。
因みにMATSURI STUDIOは当初BIKKURI STUDIOという名称だったのですが、向井秀徳自身が少しずつびっくりしなかなったのを理由に今のMATSURI STUDIOという名称で落ち着きました。

アルバム

本作はタイトル通りZAZEN BOYSの2枚目のアルバムですが、1枚目のアルバムはまだ半分NUMBER GIRLといった感じが個人的にするので、ZAZEN BOYSとして本領発揮された本作をよく聴きます。

この頃のZAZEN BOYSは基本「繰り返される諸行無常、よみがえる性的衝動」としか言っていないと言っても過言ではありません。

ゲストボーカルに椎名林檎を起用していて、雰囲気ぴったりで最高です。
「CRAZY DAYS CRAZY FEELING」のイントロのギターの音は本当に6本の狂ったハガネの振動のようでめちゃくちゃかっこいいんですよ。

安眠棒も最高にかっこいいんですが、安眠棒の意味を説明している向井秀徳は最高にダサいんですよ(勿論いい意味で)。

安眠棒とは向井秀徳の夢の中で出てきたヨボヨボのお師匠さんが使っていた最強の武器ということらしいです。

日本古来からの念仏をロックに鳴らすThis is ZAZEN BOYSの名盤を是非。

CRAZY DAYS CRAZY FEELING


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NUMBER GIRL / NUM-HEAVYMETALLIC (2002年)


今回紹介する名盤は椎名林檎がおっかけをするくらい好きだったバンドのアルバムです。

ジャンル

オルタナティブロック
ポストハードコア

日本

向井秀徳
田渕ひさ子
中尾憲太郎
アヒト イナザワ


バンド

NUMBER GIRLはASIAN KUNG-FU GENERATIONやBase Ball Bear、凛として時雨、9mm Parabellum Bullet、LUNKHEAD、WHITE ASHなど現在日本のロック界で活躍しているバンドに多大な影響を与えたバンドであります。

当時あまりの影響の大きさにSUPERCAR、くるり、NUMBER GIRLの3つのバンドと中村 一義で「97の世代」と呼ばれています。

NUMBER GIRLの中心人物の向井秀徳は兄にすすめられたPrinceで洋楽に興味を持ち、初めてギターの練習でコピーした曲はLed Zeppelinの「Achilles Last Stand 邦題 アキレス最後の戦い」であまりの難しさに断念し作曲を始めます。

現在はZAZEN BOYSKimonosなどでバンド活動する傍らTHE ALFEEの高見沢俊彦の「けだるい色の花」の作詞をしたり、ポカリスエットのCMでナレーションに抜擢されたり、映画「少年メリケンサック」のサントラを担当したりといろんな方面で活躍しています。

NUMBER GIRLはPixiesのように乾いた轟音ギターに重みのあるベース、絶叫するようなボーカルで後期にはZAZEN BOYSに繋がる念仏ラップの原型のような曲もあります。

NUMBER GIRLが敬愛しているバンドbloodthirsty butcherseastern youth、fOULが北海道出身ということでラストライブは札幌で行いました。
NUMBER GIRL解散後bloodthirsty butchersに田渕ひさ子が加入し、中心人物である吉村秀樹と結婚したり、eastern youth主催のオムニバス盤「極東最前線」に参加したり、eastern youthの最新作ボトムオブザワールドに収録されている「直に掴み取れ」ではコーラスを向井秀徳が担当しています。

アルバム

本作はNUMBER GIRLのスタジオ収録としてはラストアルバムになっていて、前作「SAPPUKEI」と同じくDave Fridmannをプロデューサーに迎えています。
初めの方は日本語を全く話せなかったDave Fridmannでしたが本作でもう三度目の録音になるので、最後の方には「モットタイトニ!」と話せるほどに上達したそうです。

「Num-Ami-Dabutz」は当時の向井秀徳が「今もっとも対バンしたいアーティスト」と言っていた54-71に影響を受けて作曲したそうです。

この曲は2010年の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」のCMで何度も流されていましたので聴いたことのある人も多いかと思います。

ギターを演奏しているのは女性だということを忘れてしまうくらい突き刺すように鋭く尖っています。

大和魂溢れるMATSURIサウンドを取り入れたオルタナティブロックの名盤を是非。

Num-Ami-Dabutz

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椎名林檎 / 無罪モラトリアム (1999年)



今回紹介する名盤はNUMBER GIRLのおっかけをしていた女性のアルバムです。

ジャンル

オルタナティブロック
ジャズ
エレクトロニカ
ヒップホップ

日本

椎名 裕美子


アーティスト

椎名林檎は高校1、2年の頃から作曲をしていて、その頃に作ったのが「ここでキスして。」「ギブス」「茜さす帰路照らされど」「虚言症」などであります。
この曲達を著作者登録をする時にとりあえず付けた名前が「椎名林檎」でした。

というのも椎名林檎のバンド活動もドラムから始まったということもあり、The Beatlesのドラム「Ringo Starr」の名前から引用したそうです。

高校2年の時TEENS' MUSIC FESTIVALという大会にMarvelous Marbleというバンドで出場し、福岡地区で1位に輝き全国大会に進出して、奨励賞を受賞しました。
また、同年長崎歌謡祭に出場してファイナリストにもなっています。

そして、次の年にMUSIC QUEST JAPANの福岡大会に再びバンドで出場するが音楽関係者にソロを勧められて決勝には椎名林檎として出場し、「ここでキスして。」を歌い優秀賞を獲得します。

ここでの活躍が目に留まりいくつかのレーベルから声がかかり、その中の1つEMI RECORDSと契約を交わします。
また、この大会で出会ったaikoや谷口崇とは音楽活動やプライベートで交流があります。
特に谷口崇とはデビュー前に宇宙アンテナというバンドで活動もしていました。

1999年に発表した「無罪モラトリアム」は100万枚以上売り上げ、次作2000年に発表した「勝訴ストリップ」は230万枚以上売り上げ椎名林檎の名前は世間に知れ渡りました。

私世代では知らない人はいないくらいの勢いでした。
そして、2003年から2012年までは東京事変というバンドで活躍していました。

最近でいうと、2014年NHKサッカー中継のテーマソングとして「NIPPON」を作曲して話題になりました。

アルバム

本作はそんな椎名林檎の1stアルバムであります。

椎名林檎の作品は色々ありますが無罪モラトリアムが1番好きという方も多いのでは無いでしょうか。
勿論私もその一人であります。

私は3曲目の「丸の内サディスティック」のアダルトな雰囲気が椎名林檎のキャラクターにぴったりで非常に好みであります。

本作の半分近くにあたる「歌舞伎町の女王」「幸福論(悦楽編)」「さす 帰路照らされど…」「警告」は全て酒類のCMに使われていました。

天才少女が感受性豊かな時期に制作された名盤を是非。

丸の内サディスティック


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