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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

Radiohead / OK Computer (1997年)



今回紹介する名盤は日本語の「どうも」の発音に定評のあるイギリスを代表するバンドのアルバムです。

ジャンル

エクスペリメンタルロック
オルタナティブロック
エレクトロニカ
ポストロック
アンビエント

イギリス

Thom Yorke
Jonny Greenwood
Colin Greenwood
Ed O'Brien
Philip Selway

バンド

Radioheadはローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストにおいて第73位にランクインしています。

Radioheadの音世界はアルバム毎にかなり違うので一概に言えませんがオルタナティブロックをベースに、ポストロックや電子音楽、ジャズ、クラシック、現代音楽など様々な音楽を取り入れていてとても複雑な音世界を作り出しています。

Nirvana ー Smells Like Teen Spirit
Beck ー Loser
Radiohead ー Creep

この3曲はオルタナティブロックの代表曲としてよく挙げられます。

Thom Yorkeは村上春樹のファンで、2003年に発表された「Hail To The Thief 」の世界観は小説「ねじまき鳥クロニクル」や「アンダーグラウンド」からも一部インスパイアされたと公言しています。

また、村上春樹もRadioheadのファンで「海辺のカフカ」の中で2000年に発表された「Kid A」を登場させています。

Sigur Rósのファンであることでも有名で、Sigur Rósがまだ有名になる前に前座に起用して話題になりました。

アルバム

本作はローリングストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500では162位にランクインしています。

本作の曲ではギターやピアノ、シンセ、ベース、ドラム、ストリングスなどのサウンドを加工しまくって音像を構築しています。

曲としてほぼ完成しているのに、それを1度壊してまた再構築していくという感じです。

作曲と言うより、音を使った実験と言っても過言ではないでしょう。

コンピュータを駆使して作り出されたバンドサウンドが聴ける名盤を是非。

Airbag


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ASIAN KUNG-FU GENERATION / ワールドワールドワールド (2008年)



今回紹介する名盤はアニメ「鋼の錬金術師」「NARUTO」のオープニングテーマで採用されるなどして今やメジャーになった通称アジカンのアルバムです。

ジャンル

オルタナティブロック
インディーロック

日本

後藤正文 
喜多建介 
山田貴洋 
伊地知潔

バンド

バンド名の由来は、ゴッチが好きだったバンド「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」からきています。

音楽的には「Number Girl」「eastern youth」から色濃く影響を受けています。

初期は本当にNumber Girlやeastern youthの影響が色濃く出ていましたが、最近はゴッチの音楽が確立されてきたように感じます。

アルバム

⚪ワールドワールドワールド
「ワールド」には「主観的なワールド」、「客観的なワールド」、「客観を超えた絶対的なワールド」とそれぞれに意味を持つのだそうです。

⚪アフターダーク
「街角 血の匂い 流線 遠く向こうから 何処かで聞いたような泣き声」
殺人事件や悲鳴を意味してるように思います。
「夢なら覚めた だけど僕らはまだ何もしていない」
そういう現実を知ったけど僕らは何もしていない

⚪旅立つ君へ
「黒い重油に塗れたような世界」
汚いことが蔓延している世界
「塞ぎ込んで何になった?」
このままでいいのかい?

⚪ネオテニー
「古着屋 USアーミー」
アーミー柄をお洒落と勘違いしている様子
「見とれるくらいの空に轟音で鳴くジェット機」
アメリカ軍基地がある沖縄の空
「時がたっても忘れないでよ 川沿いにゆれる風景」
川沿いから見た原爆ドーム

⚪トラベログ
「虚構の街を遠く眺めて画面をさすらう ふらふら」
情報操作された世界

⚪No.9
これは憲法9条や、平和主義者であったジョンレノンの「REVOLUTION 9」からわかるように、戦争反対を唄ってます。

⚪ライカ
これは宇宙開発の実験によって殺された野良犬、ライカ犬のことを唄っています。

⚪惑星
「揺らめく旗の星に数えて五十二番目に本当はだれの言いなり気付かれぬように空を奪う
連れ立って並ぶように見えるのはまやかし」
アメリカの国旗の星の数は州の数で現在50個です。
51個目の州候補がいろいろありますが、52個目は何処なのか、惑星というタイトルから地球のことではないかと勝手に想像しています。
⚪転がる岩、君に朝が降る
「僕は世界を塗り替えたい」

⚪ワールドワールド
「Everything must lead to a new world」
【これら全てを新しい世界に伝えなくてはいけない】

⚪或る街の群青
「セカイヲカエヨウ」

⚪新しい世界
と繋がる訳です。

長くなりましたが、今まで内に向けた曲ばかり作っていたアジカンが初めて外に向けて書いたアルバムでゴッチのメッセージを転がる岩に乗せた名盤を是非。

新しい世界


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bloodthirsty butchers / kocorono (1996年)



今回紹介する名盤は日本ロック界の至宝と評されているバンドのアルバムです。

ジャンル

オルタナティブロック
ノイズロック
エモ
インディーロック

日本

吉村秀樹
射守矢雄
小松正宏
田渕ひさ子



バンド
bloodthirsty butchersは1986年に結成され、インディーズから「BLOODTHIRSTY BUTCHERS」と「I'm standing nowhere」をそれぞれ発表します。
そして、Fugaziが来日した時の共演を期に東京に拠点を置き、1994年に「LUKEWARM WIND」にてメジャーデビューします。

その後も多くのライブやフェスに参加して作品もコンスタントに発表し、2003年に元Number Girlのギタリスト田渕ひさ子が加入して△から□になり、より強固なサウンドへと昇華したbloodthirsty butchersは孤高の音楽活動を続けていきます。

しかし、bloodthirsty butchersのフロントマンである吉村秀樹氏は2013年5月27日に急性心不全のため46歳という若さで亡くなってしまいました 。
その訃報を聞いた多くのアーティストから追悼の声が寄せられた。

bloodthirsty butchersはNumber Girlを始め、HI-STANDARD、GREAT3、浅野忠信、會田茂、Fugazi、Rocket From The Crypt、BeckThe Flaming Lips、Rage Against the Machine、Dinosaur Jr.など世界中のアーティストからリスペクトされていました。

しかし、それとは相反してフォロワーは生まれませんでした。

それはSyrup16gの五十嵐隆に「一人オーケストラ」と評される、吉村秀樹氏のオリジナルコードで鳴らされるギターリフや、くるりのメンバーに「オリジナリティの塊」と言われた射守矢雄のルート音に加え3度や5度の音を加えたコード弾きやアルペジオなど、演奏の大部分で複数弦の音を鳴らす奏法によるオリジナリティーのせいでしょう。

そのあまりのオリジナリティーに誰もついてこれず孤高のバンドとも言われています。

因みにbloodthirsty butchersのバンド名の由来はAndy Milliganの映画「Bloodthirsty Butchers 邦題 血に飢えた断髪魔」からきています。


アルバム
本作はbloodthirsty butchersが△(スリーピース)の時の最高傑作と言われている作品です。

吉村秀樹氏は毎回、例えばGコードならどうやって弾けば、最高のGコードが弾けるかを常に試行錯誤しているので、ノイジーなギターリフには魂を感じます。

△から鳴らされるバンドアンサンブルは「熱気」と「哀愁」という矛盾によって唯一無二の美しいサウンドを作っているのです。

感情を表現したかのようなノイジーなギターサウンド、しっかりと歩むような時に走りだすベース、身体中にエネルギーを運ぶ鼓動のようなドラムからなる皆のkocorono名盤を是非。

関連記事
bloodthirsty butchers / NO ALBUM 無題 (2010年)

7月


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Jack's Mannequin / Everything in Transit (2005年)



今回紹介する名盤はピアノエモ界では外せないアルバムです。

ジャンル

ピアノエモ
ピアノロック

アメリカ

Andrew McMahon
Bobby "Raw" Anderson
Jay McMillan
Mikey "The Kid" Wagner



バンド

Jack's Mannequinというバンドは、パンクやエモにピアノを取り入れて話題になったバンド「Something Corporate」のフロントマンのAndrew McMahonのソロプロジェクトです。

というのも、Something Corporateが多くのツアーを行うことに疲れ果て、活動休止してしまいました。

しかし、それをきっかけにAndrew McMahonはツアー中に温めていたアイディアを自分のペースで形にしていきJack's Mannequinがスタートしました。

始めはレコード契約もなく、全て自費で製作していきましたが、そこにSomething CorporateのプロデューサーやBobby "Raw" Andersonなどが加わり、やっとこさ出来たアルバムはなんと全米チャートで最高位37位に食い込むという快挙を成し遂げます。

しかし、その年にAndrew McMahonは急性リンパ性白血病と診断されてツアーは全てキャンセルになり、音楽活動も止めて闘病生活が続きます。

その成果があり今は回復し音楽活動も再開しました。

また、白血病、小児がんの研究を支援する「Dear Jack Foundation」を設立したりもします。

アルバム

本作はファンはもちろんのこと、評論家をも納得させる程の完成度であります。

ジャケット通りの爽やかなアメリカの西海岸をドライブしているような音楽です。

さすが、メロディーメーカーというように歌詞がわからなくてもピアノの旋律やAndrew McMahonのエモーショナルな歌声だけでポジティブな印象が伝わってきます。

甘酸っぱいメロディーをたくさん詰め込んだ名盤を是非。

Dark Blue


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Dinosaur Jr. / Green Mind (1991年)




今回紹介する名盤はDavid Grohlが加入する前にNirvanaのドラムとして参加する話があったことがある人のアルバムです。

ジャンル

オルタナティブロック
グランジ
インディーロック
ノイズロック

アメリカ

J Mascis


バンド

オルタナティブロックやグランジを盛り上げた立役者で知られるDinosaur Jr.の中心人物はというと、ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリストでは第86位にランクインしております。

また奇妙な性格で知られるJ Mascisだが、my bloody valentineやSonic Youth、数々のプロデュースで知られるSteve Albiniなど意外にいろんなバンドと親交があります。

インディーズ時代に発表された「Dinosaur」と活動がSonic Youthに認めてもらいレコード会社と契約します。

また、当時パンクロックバンドでは珍しいギターソロを延々とプレイしたことで評価されました。

Dinosaur Jr.の特徴はノイジーなギターサウンドとポップなメロディ、そして J Mascisの力の抜けたへろへろボーカルで、よくNeil YoungとSonic Youthを足したようなサウンドと形容されます。

Dinosaur Jr.は同年代のNirvana、Soundgarden、my bloody valentineなどといったバンド達にも多大な影響を与えました。

Dinosaur Jr.はバンドですが、実質的にJ Mascisのソロプロジェクトといえます。
アルバムによっては、ほぼ全ての楽器を演奏してしまうマルチプレイヤーなのです。

アルバム

1991年に発表されたグランジ、オルタナティブロックの名盤と言えば?というクイズを出されたら多くの人はNirvanaの「Nevermind」と答えると思います。

いわゆるNevermind旋風が吹き荒れる少し前に本作は発表されました。

本作はバンド初の全米全英でチャートインを果たしDinosaur Jr.の知名度はグンと上がりました。

ノイズ度や轟音度は他の作品に比べたら少し劣りますが、その代わりにポップで馴染みやすいと思うので、Dinosaur Jr.を初めて聴く入門として最適かと思います。

肉食恐竜ティラノサウルスの鳴き声ような攻撃的なギターサウンドに、草食恐竜プラキオサウルスの鳴き声のような雄大なグルーヴが聴ける名盤を是非。

The Wagon


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