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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

Victor Wooten / A Show of Hands (1996年)



今回紹介する名盤は手が8本あると称されるベーシストのアルバムです。

ジャンル

プログレッシブジャズ
プログレッシブブルーグラス
プログレッシブロック
ファンク

アメリカ

Victor Lemonte Wooten

アーティスト

音楽一家で生まれたVictor Wootenはベースを3歳から兄に教わり、5歳の頃には家族バンドのThe Wooten Brothers Bandでプロデビューします。

Victor Wootenは4連スラップとハーモニクス、タッピングを駆使し、一人でメロディー、ベースライン、ビートをやってのけてしまうのです。

Victor Wootenが登場したことでベーステクニックの基準がインフレ化してベーシスト界に革命が起きたとまで言われるほどです。

Victor Wootenは様々なバンドやアーティストから引っ張りだこで超絶技巧集団Béla Fleck and the Flecktonesに始まりSteve Bailey、Vital Tech Tones、SMV、Greg Howe、Chick Corea Elektric Band、Michael Angelo Batio、Dave Matthews Bandなど名だたる音楽家達と演奏をしています。

なぜ様々な所から声がかかるかと言うと、勿論技術的に素晴らしいからということも当然ありますが、私はVictor Wootenの人柄が人を惹き寄せているのではないかと思います。

ライブでの挨拶で「どうもマーカスミラーです。」と話して笑いを誘ったり、
とてもお茶目で楽しい人間性が1つの大きな要因なのではないかと思います。

アルバム

本作はそんなVictor Wootenを余すことなく詰め込んだソロ初のアルバムになります。
次作からはベース以外の楽器がプラスされるので、純粋にVictor Wootenのベースだけを楽しむことができるのは本作が1番だと思います。

1曲目の「U Can't Hold No Groove...」から異次元ベースが炸裂し、そうかと思うとシットリと奏でる「The Vision」や「Overjoyed」などがあったりするので、ファンキーWootenとメロウWootenの両方楽しむことのできる作品です。

鍛錬の末ものにした魔法の手が織り成すショータイムが始まる名盤を是非。

U Can't Hold No Groove...




Show of Hands 15


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EF / Give Me Beauty...Or Give Me Death! (2006年)


今回紹介する名盤は世界が認める日本のポストロックバンドeuphoriaと親交があるバンドのアルバムです。

ジャンル

ポストロック
シューゲイザー

スウェーデン

Tomas Torsson
Claes Strängberg
Jonatan Hammar
Mikael Hillergård
Niklas Åström



バンド

EFの特徴は何と言ってもメンバーそれぞれが扱う楽器の豊富さです。
ギターやベース、ドラムといった標準楽器の他にアコーディオン、メロディカ、オルガン、トランペット、チェロ、ラップトップといった様々な楽器を巧みに操り、言うならばロック+オーケストラのような表現力豊かな音世界を作り出します。

Sigur Rósの美しくも切ないメロディーにMogwaiのエモーショナルなサウンドを掛け合わせたような感じなので、Sigur RósやMogwai 、 Explosions In The Skyなどの轟音系ポストロックバンドが好きなら必ず好きになるはずです。

そしてEFのギタリストはImmanu Elの中心人物でもあるのでImmanu Elも要チェックです。

EFは2006年に「Give Me Beauty... Or Give Me Death !」でデビューして、 2008年に「I Am Responsible」2010年に「Mourning Golden Morning」2012年に「Delusions of grandeur」2013年に「Ceremonies」とこれまでに5枚のアルバムを発表しています。

アルバム

本作「Give Me Beauty... Or Give Me Death !」のテーマは「生と死」らしいです。
タイトルを直訳すると「私に美しさを与えて…それか死を!」になります。

「生きる」を「美しさ」という表し方が私には美しい表現に感じます。

「死」を表現しているかのような悲壮感漂うエモーショナルサウンドがあるから綺麗なメロディーがより一層美しく感じさせます。

死があるからこそ、生きることの美しさを映し出した名盤を是非。

Ett




Give Me Beauty...Or Give Me Death!

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The American Dollar / Atlas (2010年)



今回紹介する名盤はポストロックとエレクトロニカとアンビエントを自在に操る2人組のアルバムです。

ジャンル

ポストロック
エレクトロニカ
アンビエント

アメリカ

John Emanuele
Richard Cupolo



アーティスト

The American Dollarはドラムとキーボードを演奏するJohn Emanueleとギターとキーボードを演奏するRichard Cupoloの2人組バンドです。

The American Dollarの音世界はポストロックのような盛り上がりとエレクトロニカのような美しいメロディー、アンビエントのような音の空気感が共存したハイブリッドなバンドです。

HammockSigur RósAlbum LeafKyteEpic 45、Explosions in the Skyとかが好きなら気に入ること間違いなしです。

The American Dollarは2006年から活動を開始して、これまでにスタジオアルバムを6枚、コンピレーションアルバムを8枚、ライブアルバムを1枚というようにかなりハイペースで作品を発表しています。

私の中でポストロック系のバンドあるあるとしてジャケットデザインが素晴らしい感じがして、The American Dollarも例に漏れず飾りたくなるアルバムばかりです。

アルバム

本作はThe American Dollarの4枚目のアルバムでバンド自身がノリに乗っていた時期の作品です。
現に本作を発表した2010年はこの他に「Free Winter 2010」「Ambient Two」「Live In Brooklyn」など3作品を発表しています。

この勢いがサウンドにも現れていて開放感溢れるダイナミックなサウンドが随所に散りばめられています。
ポストロック好きは勿論ですが、ゲームサントラ好きにもおすすめしたい作品です。

まるでロックかと錯覚するくらいボルテージが上がる名盤を是非。

A Few Words



Atlas


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Green Trees / Green Trees (2011年)

今回紹介する名盤はポストロック界を牽引するバンドKyteの中心人物のソロアルバムです。

ジャンル

ポストロック
エレクトロニカ

イギリス

Nick Moon



アーティスト
Green Treesを知ってる人はKyteも当然ご存じかと思いますが端的に話すと、KyteはRadioheadSigur Rósを合わせたようなバンドでポストロックが好きなら必ず好きになるかと思います。

Green TreesはそのKyteでボーカルを担当しているNick Moonのソロプロジェクトになります。

Nick Moonは10代の頃から作曲を始め、Kyteを結成し音楽活動を開始させます。
そして、Kyteとしての活動の傍ら、コツコツと作曲し続け20曲以上のデモ音源を完成させてその中から厳選された12曲を収録したセルフタイトル「Green Trees」を2011年に発表しました。
Nick Moonの持つ武器の1つに声質があると思います。
Nick Moonの優しく柔らかいウィスパーボイスは卑怯なくらい美しくNick Moonが作曲する音楽全てに溶け込みます。

アルバム
Green Treesのコンセプトが自分の頭に浮かんだアイデアを形にすることと、自分自身がハッピーになれる曲を書くということらしく、アルバムを聴いたら一目瞭然でとても明るく幸福感溢れるキラキラサウンドが満載です。

Green Treesという名前通り緑の木々が生い茂る春にピッタリの作品です。

春の暖かい木漏れ日をそのまま音にしたかのような名盤を是非。

関連記事
Kyte / DEAD WAVES (2010年)
Kyte / Science for the Living (2009年)


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Goldmund / Sometimes (2015年)



今回紹介する名盤は「Helios」「Mint Julep」「SONO」などの名義で活動するKeith Kenniffのソロプロジェクトからのアルバムです。

ジャンル

ポストクラシカル
アンビエント
エレクトロニカ

アメリカ

Keith Kenniff



アーティスト

Heliosでの活動が最も有名かと思われますが、Goldmundも皆様に知って欲しいと思うのです。
Keith Kenniffはギター、ベース、ドラム、ピアノなど少年時代からさまざまな楽器を演奏し、青年期に入りバンド活動を始めます。

その中でロックやジャズ、クラシックなど幅広い音楽に触れ、自分の求めていた音楽を知ります。

端的に言うと「Helios」はアンビエント+エレクトロニカ「Goldmund」はポストクラシカル「SONO」はポストロック「Mint Julep」はシューゲイザーといった感じで名義によって異なる音色を奏でています。

また、本人名義でアップルやフェイスブック、グーグルのCM音楽や映画音楽など作曲し、日本でも様々なテレビ番組でKeith Kenniffの音楽はBGMとして使われています。

Keith Kenniff名義ではHeliosとGoldmund
が合わさったような音世界です。

アルバム

本作は前作「All Will Prosper」から約4年経って発表された私的に待望の作品になります。

待ちに待ったこともあり本作はGoldmundの最高傑作と言っても過言ではないほどのクオリティで個人的に1番好きな作品です。

アナログ感が少し薄れた代わりに広がりのある電子音をプラスされて、どちらかと言うと少しHelios的な雰囲気があります。

因みに「A Word I Give」には坂本龍一が参加しています。
初めて聴いたはずなのにどこか懐かしく感じるメロディーが染み渡ります。

モノクロなサウンドによって過去の思い出を回想する名盤を是非。

Goldmund / Malady of Elegance (2008年)
Helios / Eingya (2006年)

Sometimes


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