忍者ブログ

『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

The Beatles / Revolver (1966年)


今回紹介する名盤は世界一有名なバンドの全盛期のアルバムです。

ジャンル

ロック
サイケデリックロック

イギリス

John Lennon
Paul McCartney
George Harrison
Ringo Starr


バンド

私なんかが説明するまでもなく、老若男女皆知ってるイギリスの世界一有名なバンドです。
因みにジョジョの奇妙な冒険の主人公全員の元ネタは「Get Back」の歌詞です。


アルバム

本作はThe Beatlesの7枚目のアルバムになります。
当然全米全英1位でローリングストーン誌の選ぶオールタイムベストアルバム500では3位にランクインしています。

The Beatles=Lennon - McCartneyというイメージがありますが、本作の「Taxman」「Love You to」「Harrison」はGeorge作曲なんです。
Georgeが頭角を現してきたアルバムと言えるでしょう。

リボルバーというタイトルはThe Beatlesが来日した際、護衛に付いていた日本の警官の銃が印象的だったことからリボルバーとなった説が日本では有名ですが、メンバー同士の雑談の中で「レコードといえば何をイメージする?」「回転(リボルバー)!」みたいなやり取りから生まれたそうです。

本作からThe Beatlesは「ロック」という概念だけではとどまらず、モータウンに影響を受けたジャズ風の「Got to Get You Into My Life」やストリングスを取り入れたクラシック風の「Got to Get You Into My Life」後のヒップホップの原型とも言われる「Tomorrow Never Knows」などライブでは再現できない曲を完成させていきます。

また、この頃のライブではただただ叫ぶばかりで音楽なんて全く聴こうとしないファンばかりでメンバー達はライブをすることに少し疑問を感じていました。

そして、本作を完成させてすぐに武道館でのライブが行われましたが、ほぼ監禁状態といえるほどの日本警察の厳重な警備でしだいにライブへの情熱を失っていきます。

The Beatlesのライブ活動は8月29日のサンフランシスコのライブを最後に2度と復活することはありませんでした。
そして彼らはステージを下り本格的にスタジオに籠ることとなったのです。

4人の名手達が世界の人々の心を撃ち抜いた名盤を是非。

関連記事
The Beatles / Abbey Road

Taxman

拍手[0回]

PR

Heron / Heron & Single (1970年)



今回紹介する名盤は木漏れ日のフォークと呼ばれたバンドのアルバムです。

ジャンル

フォーク

イギリス

Roy Apps
Tony Pooks
G.T.Moore
Stephan Jones


バンド

Heronは元々ロンドンの外れにある田舎町出身のRoy AppsとTony Pooksで結成されました。
そして、数多くのライブ活動をする中で共演して出会ったG.T.Mooreと意気投合しメンバーに加入することになります。
それに続き、G.T.Mooreの知り合いであったStephan Jonesの加入し、ついにHeronが結成されるのです。

デビューシングルにBob Dylanの「Only A Hobo」のカバーをレコーディングすると当時のラジオで何度も流されるくらい人気があったのですが、本人達はこのレコーディングにあまり納得いっておらず、発表時期を伸ばしてしまいヒットのチャンスを逃してしまいます。

納得のいくレコーディングするためにHeronが出した答えというのが「野外録音」という方法でした。

スタジオに籠って録音すれば質の良い音楽が録音出来るかもしれませんが、自分達の感性が失われると考え、都会から離れ田舎の穏やかな農場に楽器と機材を運んで録音が行われました。

そこでは優しい風の音や鳥のさえずり、遠くに聴こえる飛行機や列車の通過音が微かに聴こえます。
普通なら雑音に感じられる音たちもHeronの音楽では逆に、オーガニックな音世界に感じられます。

HeronはCSN&Yにも負けないほどの美しいコーラスワークや深みのあるアンサンブルなのにCSN&Yほどの知名度が無いのが不思議になるくらい良質なフォークを聴かせてくれます。
なので、CSN&Yが好きなら必ず琴線に触れるはずです。

アルバム

本作はHeronが納得いくレコーディングために野外録音したデビューアルバムになります。

僕がHeronを知ったのは、あるプログレサイトを見ていて気になったのがきっかけです。

頭の中には「プログレ」という先入観があったので本作を聴いた時は肩透かしをくらいましたが、なぜか本作には「ハズレ」ということは感じませんでした。

むしろ逆で、当時の私はプログレにどハマりしていてHeronの音楽がとても新鮮に感じられました。

私の大好きなこのアルバムを聴くシチュエーションは、ポータブルスピーカーで流しながら平日にデカい自然公園をのんびり散歩すると最高に気持ちいいんです。

春の柔らかい日射しに良く似た丸くて心地良い名盤を是非。

Good Bye


拍手[0回]

Neu! /Neu! (1972年)


今回紹介する名盤はドイツバンドでトップクラスの知名度を誇るバンドのアルバムです。

ジャンル

クラウトロック
プログレッシブロック

ドイツ

Klaus Dinger
Michael Rother


バンド

私がNeu!を聴こうと思った切っ掛けは日本を代表するロックバンド「ゆらゆら帝国」が2003年に発表した「ゆらゆら帝国のしびれ(以下 しびれ)」を聴いたからなのです。
なぜ「しびれ」を聴いたらNeu!を聴こうと思うかと言いますと、「しびれ」の最後を締めくくる大曲「無い‼」にハマったからです。

勘のいい方ならお気付きかと思いますが、Neu!を日本語の発音ではノイ!になります。
ゆらゆら帝国「無い‼」は「Neu!」のオマージュ的楽曲でNeu!の代表曲「Hallogallo」様な淡々と流れ広がる感じが最高に気持ちいいんです。

Neu!はKraftwerkの元メンバー二人を中心に結成されたバンドで「Neu」とは新しいという意味があるそうです。
バンド名通りに新しい音楽を生み出そうとしていた二人が1972年に発表した「Neu! 」は当時ではオーパーツ的音楽で商業的には失敗に終わりましたが、時代が進むにつれてDavid BowieやSex Pistols、Brian EnoRadioheadSonic Youth、Stereolabなど多種多様なアーティスト達に影響を与えました。

そして、1973年に発表した「Neu! 2」では前作が振るわなかったために制作費が途中で尽きてしまい半分の曲しか録音出来ませんでしたが、Neu!は断念せずに頭を使い、後の音楽界を変える発明をしました。

それはすでに録音してある曲の回転数を変えたり、音を歪ませたりした曲でかさ増しをしたのです。
それが現在のリミックスの1つのアイデアとして先駆的な試みと評価されたのでした。

Neu!の代名詞といえば無機質でまるで機械が鳴らしているような正確な8つ打ちのリズム、これはハンマービートと言われ数多くのアーティストに影響を与えました。

そのKlaus Dingerのハンマービートに乗せて流れる形の無い漂うMichael Rotherのギターが最高に気持ちよくて陶酔出来ます。

アルバム

本作はそのオーパーツ的作品にあたるNeu!のデビューアルバムになります。

本作が発表された当時の人気作品といえば
Deep Purple「Machine Head」
Stevie Wonder「Talking Book」
The Rolling Stones「Exile on Main St.」
Yes「Close to the Edge」
Neil Young「Harvest」など思い付くだけでもこれだけあります。

こういう音楽が人気な中でNeu!の音楽はあまりにもかけ離れた曲調だったために理解されずに埋もれてしまったんだと思います。

聴く人によると非常に退屈な音楽と思う人もいるのは納得してしまいますが、一度「Hallogallo」の心地好さに気付いてしまうともう抜け出せなくなるくらいの中毒性があります。

あまりのジャンルレスさに当時の人達はこの作品のジャンル分けに頭を悩ませただろうと思います。

40年以上も前の音楽とは思えない当時は見向きもされなかったオーパーツ的な名盤を是非。

Hallogallo


拍手[0回]

Deep Purple / Machine Head (1972年)



今回紹介する名盤は世界一有名なリフを作曲したバンドのアルバムです。

ジャンル

ハードロック
アートロック
サイケデリックロック

イギリス

Jon Lord
Ritchie Blackmore
Nick Simper
Ian Paice
Rod Evans
Ian Gillan
Roger Glover


バンド

日本人に「パッと思い付いたロックな曲を鼻歌で歌って下さい」と問えばきっと「デッデッデェー♪デッデッデデェー♪」と返ってくるはずです。
日本ではある意味The BeatlesLed Zeppelinより有名かもしれません。

Deep Purpleが最も活躍していた70年代前半というのは60年代をぶち壊し、より激しく、より新しい音楽の再構築をしていったバンド達が切磋琢磨していたロック黄金時代と言っても過言ではないと思います。

そんな「ロック」というものが最も進化していた時代にDeep Purpleは誕生し、1976年に一度解散したのですが1984年に再結成し、現在も活動し続けているモンスターバンドでこの世にハードロックというものを世界に知らしめたバンドの一人と言えます。

初期のDeep Purpleはストリングスを大胆に取り入れたりしたアートロックとしてアメリカで人気を不動のものにしていましたが、本国イギリスではイマイチ評価されていませんでした。

そこで当時イギリスで人気を集めていたLed Zeppelinのようなハードなロックをすることにしました。
するとたちまちハードロックの2大バンドとしてLed Zeppelinと肩を並べ、その頃Black Sabbathも頭角を現してきて世界はハードロックで盛り上がったのです。

Deep Purple最大の武器は万人が1回聴いただけでガツンと響く「単純明快さ」にあると思います。

最後にDeep Purpleの代表曲「Smoke on the Water」の話を、この曲は偶然生まれたもので、Frank Zappaのライブ中に熱狂的なファンが信号弾を撃ち、それが天井に当たり火災が発生してしまいます。
その火災の煙が湖の水面に漂っている様子からインスピレーションを得たそうです。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第四部に登場する噴上裕也のスタンドの元ネタです。



アルバム

本作は第2期Deep Purpleの6枚目のアルバムなのでバリバリのハードロックアルバムになります。
アルバムの1曲目からいきなりDeep Purpleの代表曲「Highway Star」が流れ始めます。
そして、ロック界の代表曲と言っても過言ではない不滅の名曲「Smoke on the Water」も本作収録です。

実は本作のレコーディングは度重なるトラブルの末に行われました。
元々はスイスのモントルーにあるカジノでライブ形式で録音するつもりだったのですが、そのカジノの側でライブをしていたFrank Zappaの熱狂的なファンが天井に向けて信号弾を撃って建物自体が炎上してしまいました。

次なるレコーディング先を見つけて始めたのですが、あまりに爆音過ぎて近隣住民に通報されてしまい警察官が介入する事態までになりました。

途方に暮れていると地元市民が協力してくれて空いているホテルを貸してくれることになり、そのホテルの廊下でレコーディングをやっとのことで完成させたのでした。

Deep Purpleの代表作、いや、ハードロックを代表する名盤を是非。

Smoke on the Water


拍手[0回]

Nada Surf / Lucky (2008年)



今回紹介する名盤はASIAN KUNG-FU GENERATION主宰のNANO-MUGENに招待されたバンドのアルバムです。

ジャンル

オルタナティブロック
パワーポップ
インディーロック

アメリカ

Matthew Caws
Daniel Lorca
Ira Elliot
Doug Gillard

バンド

Nada SurfはMatthew CawsとDaniel Lorcaの2人が様々なバンドで実力を磨き、1992年についにバンド結成をしたのです。
そして、Weezerが1994年に発表した「The Blue Album」を手掛けたとして知られるRic O'casekをプロデューサーに迎え1996年に「High/Low」でデビューします。

するとたちまち「Weezerと並ぶバンドが出てきた」や「ダークなWeezer」などなかなかの高評価を受けることになりました。

滑り出しこそ上々だったものの、その後Nada Surfはバンド内のメンバーチェンジやレコード会社と上手くいかなかったり、オーディションを受けたりして不遇の時代を送ることになります。

そんなことがありながらもNada Surfは1998年に「The Proximity Effect」2002年に「Let Go」をそれぞれ発表し、ライブ活動も精力的に行っていった結果、少しずつアメリカでファンを増やしていきます。

2005年に発表された「The Weight Is a Gift」にはDeath Cab For CutieのChris Wallaをプロデューサーに迎え話題になりました。
そして、2008年に発表された「Lucky」にはDeath Cab For CutieのBen Gibbardが参加していたり、マスタリングにはGuns N' RosesやStevie Wonder、Bon Jovi、Journey、Arcade Fire、Bob Dylan、Coldplay、AC/DC、Led Zeppelinなどを手掛けた敏腕エンジニアGeorge Marinoがマスタリングしているのです。

また、2010年発表の「if I had a hi-fi」ではASIAN KUNG-FU GENERATIONやスピッツ、少年ナイフの曲をカバーしたり、Depeche ModeやThe Moody Blues、Spoonなど幅広いバンドのカバーをしています。

日本人受けしそうなバンドなのにイマイチ知名度が低いような気がして仕方ないです。


アルバム

本作は上記したようにDeath Cab For CutieのBen Gibbardが参加していたり、マスタリングにGeorge Marinoを起用していたりと力の入った作品で当然のようにかなり高いクオリティの曲ばかりの名盤です。

パワーポップやポストグランジなどで片付けられるにはもったいないくらいの完成度だと思います。
パワーポップのようなシンプルで甘いメロディーをグランジのようなラウドなギターサウンドで演奏すると甘いメロディーが少し締まっていい感じになるんです。

本作に収録されている「Weightless」はアメリカの人気ドラマ「HEROES 」で使用されました。

甘酸っぱく切ないメロディーとストレートで力強いサウンドが詰まった渾身の名盤を是非。

Weightless


拍手[0回]

Copyright © 『私的名盤おすすめ処』 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]