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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

Nujabes / Modal Soul (2005年)



今回紹介する名盤は今をときめくテニスプレーヤー錦織 圭選手のお気に入りアーティストのアルバムです。

ジャンル

ヒップホップ
チルアウト

日本

瀬葉 淳


アーティスト

Nujabesというアーティスト名の由来は本名の瀬葉淳をローマ字表記にした「SEBAJUN」を逆さから読んだものであります。

パリでのファッションショーの音楽を担当したこともあるくらい世界的に評価をされているトラックメーカーなのです。
その証拠に英語版Wikipediaがあるほどですし、なんなら英語版の内容の方が細かく書かれているくらいです。

そんな国内外と幅広く知られるトラックメーカーNujabesは世界中の良い音楽を安価で提供でき、音楽愛好家やミュージシャンが交流できる場として「GUINNESS RECORDS」というレコード店を出すなど、音楽を心から愛していました。

そんなNujabesが2010年に交通事故で亡くなったと聞いたとき途方に暮れたのを覚えています。

Nujabesのヒップホップをベースにジャズやソウル、ハウスなどを取り込んだ叙情的なチルサウンドは世界中で聴かれ2015年2月26日にはNujabes5周忌追悼イベントが開催され「Luv(sic)」シリーズでの盟友Shing02に始まりUyama Hiroto、haruka nakamura、Cise Starr、Fat Jon、Funky DL、Pase Rock、Substantialなど日本以外からも多くのアーティストが集結しました。

アニメ「サムライチャンプルー」では渡辺信一郎監督から熱いラブコールを受け、Fat Jonと共に高クオリティーなサントラを作り上げました。

Nujabesは亡くなってしまいましたが、Nujabesの音楽は受け継がれていて、Nujabesに発掘されたharuka nakamuraはNujabesのビートとフリートなどが聴ける「MELODICA」という名盤を2013年に生み出していて、Nujabesのトリビュートアルバム「Modal Soul Classics II dedicate to...Nujabes」にはクラムボンやtoeも参加しています。

ジャズやヒップホップは少し取っ付きにくい面もありますがNujabesの音楽センスのフィルターを通すととても美しくて聴きやすく入門するのにはいいと思います。


アルバム

本作はNujabesの代表作とも言える2枚目のアルバムで本作以降Nujabesフォロワーと言えるジャジーヒップホップが流行り出すくらい影響力の大きい作品でした。

当然人気シリーズの「Luv(sic)」も収録されています。

真っ赤なジャケットなのに派手じゃなく落ちついて見えて、私には何処と無く上品な感じがするんです。
品のあるピアノの旋律に落ち着いたビートにチルアウトせざるを得ないでしょう。

ヒップホップに偏見がある人にこそ聴いて欲しい1枚でヒップホップに対する印象が変わること間違い無しです。

また、「日本人でヒップホップかよ(笑)」と思われる人も是非一度聴いてみて下さい。

Nujabesは例外になるはずです。

Nujabesの鼓動のようなビートに乗せて流れるメロディーが体の中を駆け巡る名盤を是非。

Luv (Sic) Part 3 featuring Shing02


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A Tribe Called Quest / The Low End Theory (1991年)



今回紹介する名盤はヒップホップ界を新しい時代へ導いたグループのアルバムです。

ジャンル

ヒップホップ
ジャズヒップホップ

アメリカ

Q-Tip
Phife Dawg
Ali Shaheed Muhammad
Jarobi White

グループ

A Tribe Called Questという名前はジャズとヒップホップの融合を試みた開拓者的存在のJungle Brothersから付けてもらいました。

A Tribe Called Questの中心人物であるQ-TipはこれまでにThe Beastie BoysやJungle Brothers、De La Soul、The Alkaholiks、The Roots、Nasといった数々のヒップホップアーティストのプロデュースに関わり、その作品全てを高クオリティで仕上げてしまう実力者です。

1990年を境に分けられ90年以前がオールドスクール、1990年以降がニュースクールと言われていて、A Tribe Called QuestはDe La Soulと同様にニュースクールを代表する1つなのです。

1990年発表の「People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm」には世界で活躍する日本人TOWA TEIが参加していたり、1991年発表の「The Low End Theory」ではジャズ要素をより色濃く出すためにジャズベーシストの重鎮Ron Carterをゲストに呼んだりしました。

結果この「The Low End Theory」はヒップホップ以外のリスナーにも評価されてA Tribe Called Questの代表作となり、それ以降Jazz Hip Hopというジャンルは確立されました。
そういうこともあり世間は次の作品に期待をすることになりました。

そんなプレッシャーの中1993年に発表した「Midnight Marauders」はしっかりとリスナーの期待に応える作品を仕上げてしまうのです。

よくDe La Soulと一緒に紹介されますが雰囲気はかなり違うと感じると思います。
De La Soulは朝や昼に聴きたい愉快な感じですがA Tribe Called Questは夜に聴きたいアダルトな感じです。

アルバム

本作はローリングストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500で153位にランクインしているA Tribe Called Questの代表作です。

5曲目の「Verses From the Abstract」の柔らかいベース音はRon Carterがウッドベースを弾いているからです。
そして、7曲目の「Vibes and Stuff」の元ネタはGrant Greenの「Down Here on the Ground」なのです。

14曲目の「Scenario」はMiles DavisやThe Jimi Hendrix Experienceなどをサンプリングしています。

私はジョジョのスタンドみたいなジャケットに惹かれ聴いてみました。

ヒップホップが苦手ならそんな先入観を取っ払ってユニークなジャズとして聴いてみるのはどうでしょう。

音楽の幅が広がるかもしれませんよ。

ヒップホップ界の天才がジャズの音で遊んで出来たジャジーな名盤を是非。

Scenario



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Eminem / 8 Mile (2002年)



今回紹介する名盤はヒップホップ界のElvis Presleyと言われるラッパーのアルバムです。

ジャンル

ヒップホップ
ラップ

アメリカ

Marshall Bruce Mathers III

アーティスト

Eminemとは本名の頭文字(M&M)を言いやすくしただけで深い意味はないらしいです。

ローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストで第83位であり、史上最も偉大な10人のMCでは第9位にランクインしています。

また、2000年~2010年の10年間で世界一アルバムを売り上げアルバムトータルセールスが1億枚を超える史上最も売れたヒップホップミュージシャンであります。

幼少の頃は非常に劣悪な環境下で育つ中で自然とヒップホップに親しむようになります。
そんな中14歳頃から本格的にMCとして活動を始めて、黒人が優位なヒップホップ界の中で白人ながら数々のMCバトルやコンテストに挑戦します。

1996年に発表したNasやAZの影響が伺える自主制作アルバム「Infinite」は全く注目されず70枚しか売れませんでした。
しかし、1997年に発表した「The Slim Shady EP」が2万枚を売り上げ、さらにロスで行われたラップオリンピックで準優勝を飾り一気に注目を集めます。

そしてDr. Dreの目に留まり1999年に「The Slim Shady LP」を発表します。
これがいきなり全世界で600万枚以上売り上げ、全米2位を記録「グラミー賞最優秀ラップアルバム部門」受賞します。

2000年発表の「The Marshall Mathers LP」は発売後1週間で179万枚を売り上げギネスに最速最多売り上げ記録として認定され、最終的に1700万枚以上を売り上げました。

Eminemはこれまでにさんざん同性愛者をディスっていたのにElton Johnは「Jimi HendrixやMick Jagger、James Brown、Aretha Franklinのような伝説的ミュージシャンと同等」と称賛されました。

2002年には半自伝的映画「8 Mile」に主演をして、主題歌の「Lose Yourself」はアカデミー歌曲賞を受賞します。

2013年に発表した「The Marshall Mathers LP2」の中のシングルカットされた4曲全てが全米トップ20にランクインします。

これは49年前にThe Beatlesが成し遂げた記録と同じであります。

アルバム

本作は映画「8 Mile」のサウンドトラックなのですが全世界900万枚以上の売り上げを記録し、主題歌である1曲目の「Lose Yourself」はローリングストーンの選ぶオールタイム グレイテスト ソング500で166位にランクインしできます。

私がヒップホップやラップに興味をもった曲で、この曲から少しずつヒップホップを聴くようになりました。

Eminemが声をかけて集まったメンバーがスーパー豪華でJay ZをはじめNas、Rakim 、Gang Starr、50 Cent、Xzibitなどが参加しています。

何が凄いってもう今では和解しましたが敵対同士のJay ZとNasを同じ作品に連れてこれるというのはEminemの力なのでしょう。

ヒップホップ入門にぴったりの名盤を是非。

Lose Yourself


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4hero / Play With The Changes (2007年)


今回紹介する名盤は4人の勇士が集まって出来たハウスプロジェクトです。

ジャンル

ハウス
エレクトロニカ
ジャングル
ドラムンベース

イギリス

Mark "Marc Mac" Clair
Dennis "Dego" McFarlane
(Gus "Reinforced Gus" Lawrence)
(Ian "Da Rebel" Bardouille)

アーティスト

4heroは上記したように4人組でスタートしたプロジェクトでしたが、Reinforced GusとDa Rebelは自身で立ち上げたレーベル「Reinforcedレコード」の運営に専念するために脱退しています。
なので、4heroというと今はMarc MacとDegoの二人のことを言います。

初期に発表された音楽はドラムンベースが中心でありましたが、後期の音楽はそれにジャズやソウルなど幅広い要素を取り入れた音世界になっています。

4heroが世界的にその名が知られるようになった切っ掛けとなった作品1995年に発表の「Parallel Universe」であります。

1998年に「Two Pages」2001年には「Creating Patterns」と順調に発表していきますが、この後はリミックス活動が増え、次のオリジナルアルバムはたくさんのアーティストとコラボした2007年に発表された「Play With The Changes」であります。

今ではジャングルやドラムンベース界において、初期のころから活動する主要アーティストの1つとされている重要人物でもあります。

アルバム

本作は上記したように6年ぶりに発表された待望のアルバムになります。
本作も前作同様に数多くのボーカルとコラボしていきます。

その中には4heroの代表曲「Les Fleur」で見事にマッチングしたCarina Andersonや4heroとは長いお付き合いになるお馴染みUrsula Ruckerなどがいます。

これまでのような4heroの代名詞ドラムンベースは影を潜め、とてもキャッチーで聴きやすくお洒落なハウスミュージックに仕上がっています。

とても取っ付きやすいので4heroを初めて聴くという方にはおすすめだと思います。

11曲目の「Superwoman」はStevie Wonderのカバー曲になっていて、原曲にも負けないくらいの完成度でスーッと染み渡るくらい気持ちいいです。

6年という時間を掛けて4heroが様々な変化を遂げて溜め込んだ結晶のような名盤を是非。

Superwoman


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Michael Jackson / Thriller (1982年)



今回紹介する名盤は人類史上最も成功したエンターテイナーの肩書きを持つキング オブ ポップからのアルバムです。

ジャンル

ポップ
ソウル
ファンク
R&B

アメリカ

Michael Jackson

アーティスト

Michael Jacksonのことを若い人達には整形しまくりのロリコン野郎と思われてしまっているかも知れませんが、実際は全然違うのです。

今の日本の音楽業界で100万枚売り上げれば、ミリオン達成 ‼と騒ぎますがMichael Jacksonの総売上は桁違いの10億枚で、1970年代から2010年代までの5つの世代で全米トップ10シングルを持つ唯一のアーティストの称号を持つ人物です。

整形も鼻と顎の2回しかしていないとも言われています。
しかも鼻に関しては怪我を治すついでみたいな感じだったと言われています。
肌が白くなっていったのも、整形ではなくて尋常性白斑という病気で色が変化したのにも関わらず、メディアは「白人になりたくて肌を脱色した」という差別的報道が相次ぎ誤解が生まれました。

子ども好きなのはあってますが、それはいい意味で子ども好きなのです。
ロリコンではなく、イクメンなのです。
その証拠に娘のParis Jacksonは部屋の中にMichaelのポスターを飾ったり、服を着たりしているほどです。
          
考えてみて下さい、自分の父親の顔写真がプリントされたTシャツを着る娘がいますでしょうか。
それほど父親が好きなのでしょう。

アルバム

本作は1年ほどで約1億400万枚を売り上げ史上最も売れたアルバムとなり、グラミー賞を8部門で授賞しました。

今ではローリングストーンの選ぶオールタイム ベスト アルバム500で20位にランクインしています。

100万枚は誤差の範囲という異常事態を起こした作品です。

また、本作のタイトル曲「Thriller」のPVは当時まだ黒人の映像は放映すべきではないというMTVの差別的ルールをぶち壊した作品とされています。

今では「今まで作られたビデオの中で最も偉大なベスト100」で1位にランクインしています。

5曲目の「Beat It」 は黒人音楽の壁を越え、ジャンルの壁を壊すというコンセプトだったそうで、当時はまだ人種差別があった言えます。

9曲中7曲がシングルカットされ、その全てが全米TOP10入りを果たした名盤を是非。

Thriller


Beat It


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