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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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haruka nakamura / grace (2008年)



今回紹介する名盤は世界的人気の日本人DjのNujabesに見出だされたアーティストのアルバムです。

ジャンル

ポストクラシカル
エレクトロニカ
アンビエント

日本

haruka nakamura


アーティスト

haruka nakamuraは5歳から家にあるピアノを弾き始めるのですが、ピアノの先生や誰かに教わるのではなく家から夕日を眺め、それに合う音楽を好きなように演奏して独学で学んでいきます。
しかし、年頃のharuka nakamuraはピアノは女子の習い事というイメージから中学からはギターを弾き始めバンドを始めます。

高校に入学する時にバンドメンバーとバラバラになり夏には退学し上京します。
そして、音楽の専門学校に入学しますが気の合いそうな人はおらず一週間ほどでやめてしまいます。
それ以降は家で一人ギターを弾いたり、デモを製作したり、セッションが好きなharuka nakamuraは路上ミュージシャンとセッションしたりする日々を過ごしていました。

そして、Myspaceというものを知り自分の音楽を第三者に聴いてもらおうと軽い気持ちで音源をアップしました。
するとNujabesから「最高のギター弾いてください」と連絡が届き、一緒にセッションし作品を制作していきましたが形になる前にNujabesは交通事故に遭い帰らぬ人となりました。

インディーズレーベルからAkira Kosemuraとコラボレーションアルバム「Afterglow」を2007年に発表しました。
そして、haruka nakamuraは本格的に音楽を発表するなら「過去」「現在」「未来」と三部作にしたいと考えていて、生まれ育った青森の風景をイメージした「grace」現在暮らしている東京をイメージした「twilight」そして未来をイメージした「MELODICA」をそれぞれ発表しました。

2014年には集大成とも言える100分を越える大作「音楽のある風景」を発表しました。
また、haruka nakamuraは音楽をデータで買える時代にCDをわざわざ買ってくれるなら写真や花と同じように家に飾れるようにとジャケットにも力を入れています。

アルバム

本作は三部作の始まりの「過去」にあたる作品で録音のする為に1度故郷に戻って学校のピアノであったりバスや喫茶店、近所の子どもたちが遊んでいる声など故郷の音をたくさん詰め込んだ力作になっています。

ジャケットも秀逸で本作の音をしっかりと表している風景の写真です。

アコースティックギターやクラシックギター、ピアニカ、ピアノ、アップライトベースなどを使って、優しくて暖かい音楽を奏でます。

仕事や結婚なんかで実家から出て、都会で忙しく何年も帰ってない人は本作を聴くと実家が恋しくなることでしょう。

単身赴任で家族に会えず子どもの写真を見ながら本作を聴いたら涙が出ること必至です。

都会の喧騒から少しでも離れられるどこか懐かしい名盤を是非。

Arne


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