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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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Jack's Mannequin / Everything in Transit (2005年)



今回紹介する名盤はピアノエモ界では外せないアルバムです。

ジャンル

ピアノエモ
ピアノロック

アメリカ

Andrew McMahon
Bobby "Raw" Anderson
Jay McMillan
Mikey "The Kid" Wagner



バンド

Jack's Mannequinというバンドは、パンクやエモにピアノを取り入れて話題になったバンド「Something Corporate」のフロントマンのAndrew McMahonのソロプロジェクトです。

というのも、Something Corporateが多くのツアーを行うことに疲れ果て、活動休止してしまいました。

しかし、それをきっかけにAndrew McMahonはツアー中に温めていたアイディアを自分のペースで形にしていきJack's Mannequinがスタートしました。

始めはレコード契約もなく、全て自費で製作していきましたが、そこにSomething CorporateのプロデューサーやBobby "Raw" Andersonなどが加わり、やっとこさ出来たアルバムはなんと全米チャートで最高位37位に食い込むという快挙を成し遂げます。

しかし、その年にAndrew McMahonは急性リンパ性白血病と診断されてツアーは全てキャンセルになり、音楽活動も止めて闘病生活が続きます。

その成果があり今は回復し音楽活動も再開しました。

また、白血病、小児がんの研究を支援する「Dear Jack Foundation」を設立したりもします。

アルバム

本作はファンはもちろんのこと、評論家をも納得させる程の完成度であります。

ジャケット通りの爽やかなアメリカの西海岸をドライブしているような音楽です。

さすが、メロディーメーカーというように歌詞がわからなくてもピアノの旋律やAndrew McMahonのエモーショナルな歌声だけでポジティブな印象が伝わってきます。

甘酸っぱいメロディーをたくさん詰め込んだ名盤を是非。

Dark Blue


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Dinosaur Jr. / Green Mind (1991年)




今回紹介する名盤はDavid Grohlが加入する前にNirvanaのドラムとして参加する話があったことがある人のアルバムです。

ジャンル

オルタナティブロック
グランジ
インディーロック
ノイズロック

アメリカ

J Mascis


バンド

オルタナティブロックやグランジを盛り上げた立役者で知られるDinosaur Jr.の中心人物はというと、ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリストでは第86位にランクインしております。

また奇妙な性格で知られるJ Mascisだが、my bloody valentineやSonic Youth、数々のプロデュースで知られるSteve Albiniなど意外にいろんなバンドと親交があります。

インディーズ時代に発表された「Dinosaur」と活動がSonic Youthに認めてもらいレコード会社と契約します。

また、当時パンクロックバンドでは珍しいギターソロを延々とプレイしたことで評価されました。

Dinosaur Jr.の特徴はノイジーなギターサウンドとポップなメロディ、そして J Mascisの力の抜けたへろへろボーカルで、よくNeil YoungとSonic Youthを足したようなサウンドと形容されます。

Dinosaur Jr.は同年代のNirvana、Soundgarden、my bloody valentineなどといったバンド達にも多大な影響を与えました。

Dinosaur Jr.はバンドですが、実質的にJ Mascisのソロプロジェクトといえます。
アルバムによっては、ほぼ全ての楽器を演奏してしまうマルチプレイヤーなのです。

アルバム

1991年に発表されたグランジ、オルタナティブロックの名盤と言えば?というクイズを出されたら多くの人はNirvanaの「Nevermind」と答えると思います。

いわゆるNevermind旋風が吹き荒れる少し前に本作は発表されました。

本作はバンド初の全米全英でチャートインを果たしDinosaur Jr.の知名度はグンと上がりました。

ノイズ度や轟音度は他の作品に比べたら少し劣りますが、その代わりにポップで馴染みやすいと思うので、Dinosaur Jr.を初めて聴く入門として最適かと思います。

肉食恐竜ティラノサウルスの鳴き声ような攻撃的なギターサウンドに、草食恐竜プラキオサウルスの鳴き声のような雄大なグルーヴが聴ける名盤を是非。

The Wagon


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Foo Fighters / There is Nothing Left to Lose (1999年)



今回紹介する名盤は元Nirvanaのドラマーとして活動していた人が立ち上げたバンドのアルバムです。

ジャンル

オルタナティブロック
ハードロック
ポストグランジ

アメリカ

Dave Grohl
Pat Smear
Nate Mendel
Taylor Hawkins
Chris Shiflett



バンド

Foo Fightersはグラミー賞の常連でこれまでに11回も受賞しています。

Foo Fightersの中心人物Dave Grohlはローリングストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマーにおいて、John Bonham、Neil Peart、Keith Moonに続く第4位にランクインしています。

Kurt Cobainとは違い明るく誠実な人柄です。

またMTVに出演する際、Michael Jacksonの格好で登場し、「I'm a king of Grunge」とギャグを言ったりするユーモラスな一面もあります。

このDave Grohlの人柄がFoo Fightersの音世界を表していると言っても過言ではないと思います。

Nirvanaの音世界から「鬱や暗さ」を取っ払い、かわりに「爽やかさや明るさ」を足した感じです。

またベーシストにはエモ界の代表的バンドSunny Day Real Estateのベーシストです。

2006年オーストラリアで起きた炭鉱に作業員が閉じ込められる事故で、作業員達はレスキュー隊に渡された音楽プレイヤーでFoo Fightersの音楽に勇気を貰っていたという聞いたDave Grohlは「コンサートのチケットとビールを振舞いたい」と言って後日オーストリアツアーの時にその作業員達にビールを振る舞ったというエピソードがあります。

それもやっぱりFoo Fightersが持つ「明るさ」なのではないかと思います。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第六部に出てくるプランクトンのスタンドの元ネタです。

アルバム

本作の3曲目「Learn to Fly」はノエビア化粧品のCMで使用されました。

とても爽やかで空を飛べるような爽快感を味わえる曲です。

個人的には6曲目「Aurora」のエモい感じが大好物です。

洋楽初心者でもガツンとくるような唄メロにギターサウンド、清涼感あり疾走感ありの名盤を是非。

Aurora


Learn To Fly


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Atoms For Peace / Amok (2013年)



今回紹介する名盤はRadioHeadのThom YorkeとRed Hot Chili PeppersのFleaがタッグを組んだスーパーバンドのアルバムです。

ジャンル

オルタナティブロック
エクスペリメンタルロック
IDM

イギリス

Thom Yorke
Flea
Nigel Godrich
Joey Waronker
Mauro Refosco

バンド

何が凄いってメンバーが神がかっているんです。

⚫常に時代の最先端を行き続けているバンド
    RadioHeadのフロントマン、Thom Yorke。
⚫同じくRadioHeadの6人目のメンバーと
    言われているNigel Godrich。
⚫史上最も才能豊かなロックベーシストの一人と
    評されるRed Hot Chili PeppersのFlea。
⚫BeckやR.E.Mなどプロデュースしていた
    マルチプレイヤーのJoey Waronker。
⚫Red Hot Chili Peppersの最新作で独特の
    パーカッションでお馴染みMauro Refosco。

アルバム

本来は2006年に発表されたThom Yorkeのアルバム「The Eraser」のツアーのために結成されました。

当初は長期的な活動は計画になかったが、「辞めるには楽しすぎる」という理由からバンドを継続することとなった。
本人達が楽しく作った音楽は当然楽しくておもしろいに決まってます。

それにしても何とも説明の難しい音世界です。

キャッチャーのメロディーではないのに耳に残るし、暗い音世界なのにファンキーでコミカルなアフリカンビートだし、本当に独特な音楽です。

まさに百聞は一見にしかず、是非聴いてみてほしいと思います。

イメージとしてはRed Hot Chili PeppersよりRadioHeadに近い音楽に感じました。

現在最高峰の音楽家達が集結して、時代の最先端、細部まで作り込まれた室内音楽の名盤を是非。

Before Your Very Eyes


Ingenue


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Red Hot Chili Peppers / Californication (1999年)



今回紹介する名盤は2012年にロック殿堂入りを果たした通称レッチリのアルバムです。

ジャンル

ミクスチャーロック
オルタナティブロック
パンクロック

アメリカ

Anthony Kiedis
Michael "Flea" Balzary
Chad Smith
(John Frusciante)

バンド

Red Hot Chili Peppers(以下レッチリ)はファンクとヒップホップを、パンクロックやハードロックなどと混ぜ合わせたミクスチャーロックと呼ばれるサウンドを鳴らすバンドです。

ほぼ全裸で繰り広げられる圧倒的なライブパフォーマンスが話題を呼び、レコード契約を早々に手にします。

1989年「Mother's Milk」は200万枚を売り上げミクスチャーロックというジャンルを音楽シーンをメジャーに持ち上げました。
また、1991年「Blood Sugar Sex Magik」は1200万枚を売り上げグラミー賞を受賞し、1999年「Californication」は全世界で1500万枚を売り上げる大ヒットとなり、2度目のグラミー賞を受賞します。
レッチリの特徴はファンキーなベースプレイをする
Fleaでしょう。

Fleaはロックの世界にスラップ奏法を取り入れた第一人者でもあります。

Fleaの頭は緑色のショートカットなので、レッチリがMステに登場した時に妹は「ONE PIECEのゾロみたいな人出てるよ」と教えてくれたのを思い出します。
ローリングストーンが選ぶ最も偉大なベーシストで2位にランクインしています。

もう脱退しましたがレッチリのギタリストJohn Fruscianteは枯れたギターと呼ばれるサウンドで白いジミヘンと呼ばれ、ローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリストで72位にランクインする現代の三大ギタリストの一人です。

因みに、ジョジョの奇妙な冒険 第四部に出てきた音石明のスタンドの元ネタです。

アルバム

本作は上記したように、1500万枚を売り上げグラミー賞を受賞しました。
レッチリらしいファンキーな曲もあれば、しっとりとした曲もあります。

ローリングストーンが選ぶオールタイムベストアルバム500で401位にランクインしています。
1曲目「Around the World」は映画「BECK」オープニングに使われました。

この曲はBudgieのBreadfanのオマージュなのか、似ています。
6曲目の「Californication」はKurt Cobainについて歌った曲です。

パンクの精神を持った世界最高峰の技術者達がヒップホップやファンクを巻き込んで作り上げた名盤を是非。

Around The World


Californication


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