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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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C418 / Minecraft - Volume Alpha (2011年)



今回紹介する名盤は12のギネス記録を樹立したモンスターゲームのサウンドトラックです。

ジャンル

アンビエント
サントラ

スウェーデン

Notch
Jeb
C418
Kristoffer Zetterstrand
Markus "Junkboy" Toivonen

ゲーム

マインクラフトの世界は木や土、石、水などが1m×1m×1mの立方体で構成されていて広さはなんと地球の8倍もあるのです。

その世界で何をしてもいいのです。

ダイヤモンドを見付けるために探検するもよし、木や石を加工してマイホームを作るもよし、牛や羊、鶏を飼育して野菜を育てて自給自足してもよし、とにかく何をしてもいいのです。
マインクラフトのキャッチコピーに「世界はあなたの思うまま!」とあるように本当に自由なんです。

ある人は伝説の地「ファーランド」を目指して旅をしたり、またある人はデンマークを40億のブロックを使用して1/1スケールで忠実に再現したり、またある学校では授業に取り入れたり、本当に多種多様な遊び方があります。

そんなマインクラフトは世界で累計1億以上を売り上げたインディーズゲームなんです。
もしマイクラの世界が国と認められると世界人口が12番目に多いということになります。

今時のゲームでこのグラフィック?と思われるかもしれませんが、やってみるとそんなに不自然ではなく、私なんてマイクラで絶景巡りをするくらいです。

森に草原があったり、湖、海、渓谷、雪山、砂漠にジャングルなんでもあって、私には休みの日に人だらけの観光地にわざわざ行かなくても、気の知れた友人とマイクラで冒険した方がリフレッシュされるように思います。

このゲームの唯一といえる欠点は不親切なところでしょう。
最近の普通のゲームなら始めにある程度チュートリアルがあるのですが、マイクラはいきなり世界にポツンと現れてゲーム開始なので、前情報が無いと何がなんだかわからずに夜になってゾンビに襲われて終わりってパターンだと思います。
なので是非マイクラを知ってる友達とするか、実況動画を見てからプレイしてみて下さい。

アルバム

さて、そんなマイクラのサントラなのですが音楽も最高なんです。
ゲームの楽しかった補正がかかってるかもしれませんが私はドストライクでした。

決して難しいことや大掛かりなことはしていないのですが、何か沁みるものがあります。

アンビエント作品はたくさん聴いてきましたが、私の中でトップクラスの癒し度です。
そして、なぜか私には懐かしいと感じます。

「Living Mice」や「Haggstrom」「Minecraft」「Sweden」なんかは最高級のヒーリングミュージックです。

この音楽を手掛けたC418は当時20代のドイツの青年Daniel Rosenfeldなんです。

ブロックで構成された大自然の絶景にも負けないヒーリングミュージックが聴ける名盤を是非。

Minecraft - Volume Alpha


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Ronan Hardiman / Solas (1998年)



今回紹介する名盤はアイルランドの民族音楽であるケルト音楽とポップミュージックを掛け合わせたアーティストのアルバムです。

ジャンル

ケルト
ヒーリング音楽
アイリッシュ音楽

アイルランド

Ronan Hardiman


アーティスト

Ronan Hardimanは幼少期からロックやポップスを好んで聴いていた反面、家族や周りの人の影響で伝統的なアイリッシュ音楽にたくさん触れていました。
そんな少年時代を過ごしたRonan Hardimanはアイルランドの銀行で事務員として12年間普通に働いていましたが、音楽への熱は冷めておらず、仕事の合間にバンド活動をしていました。

仕事を辞めた後Ronan Hardimanはアイルランドの伝統的なケルト音楽とポップミュージックを掛け合わせた独自の音楽でラジオやテレビなどを通して少しずつ知名度をあげていき、アイルランドで有名なドキュメンタリー番組のテーマ曲を担当するほどになりました。

それ以降番組は勿論のこと、舞台や映画、フィギュアスケートなど活躍の場を広げていきました。
Ronan Hardimanを不動の地位にした作品がMichael Flatleyが監督していた舞台「Lord of the Dance」です。

Lord of the Danceはイギリスではロンドンウェンブリーアリーナ公演で連続21回ソールドアウトし、アメリカではアカデミー賞受賞式で超人的なパフォーマンスを披露し大盛況しました。
そんな大舞台の音楽を担当してRonan Hardimanの名は世界に知れ渡りました。

アイルランドのミュージシャンと聞いて1番初めに思い浮かべるのはEnyaではないでしょうか。
Ronan Hardimanの音世界もEnyaのような美しく神々しいケルト音楽なのですが、先ほどから書いてあるようにRonan Hardimanはポップミュージックにも影響を受けているので非常に聴きやすいと思います。

日本でもテレビやラジオでよく使用されているので、聴いたことがある曲が流れてくるかもしれません。

アルバム

本作はRonan Hardimanの代表作品1996年発表の「Lord of the Dance」と1999年発表の「Feet of Flames」の間に発表されたので世間的には少し影が薄い作品かもしれませんが、アルバムの完成度はこの2つの代表作に引け劣らないクオリティで本作が1番いい意味で聴きやすい作品かと思います。

調べてみると本作のタイトル「Solas」とはアイルランド語でシングルという意味を持つそうです。
このタイトルの意味を私なりに解釈してみますと、舞台音楽や映画音楽を主に作曲してきたRonan Hardimanがシングルカット出来る曲で構成したアルバムということではないでしょうか。

そう思えるくらい1曲1曲が粒揃いなのです。
Enyaのような壮大で神々しいサウンドが好みなら本作もきっと琴線に触れることでしょう。

アイルランドの人間にしか出せない音の空間の美しさを感じます。

結婚式などで流れてきたら感動間違いなしでワンランク上の結婚式になると思います。

聴いているだけで感動し、幸せになれる名盤を是非。

Heaven


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キンセラファミリーツリー

Sam Zurick






Solo



Sam Zurickのソロプロジェクト




Victor Villarreal




Flashlight



Victor Villarrealがギターで参加したバンド


Ghosts and Vodka



Victor VillarrealとSam Zurickが参加し、日本のポストロックを代表するバンドtoeに影響を与えたバンド

Noyes



Victor Villarrealが参加したバンド




Present Victor Villarreal



Victor Villarrealのソロプロジェクト

Davey von Bohlen





The Promise Ring




Davey von Bohlenが参加していて、エモ御三家の1つと言われるバンド

Vermont



Davey von BohlenとPeleのChris Rosenauが参加したバンド

Maritime



The Promise Ringの意思を受け継ぎDavey von Bohlenが参加してるバンド

 


ここまではキンセラファミリー直系バンドでここからはキンセラファミリーに多大な影響を受けたであろうバンドです


This Town Needs Guns



The SmithsとRadioheadの叙情性にDeath Cab for CutieSunny Day Real Estateのエモ的な激しさ、そしてFoalsやBattlesのような緻密な演奏技術を併せ持ったモンスターバンド

+/- (Plus/Minus)



bloodthirsty butchersとのスプリット盤を出したこともある親日バンド

Colossal



Ghosts And VodkaとAmericanfootballを足したようなバンド

Aden



OwenとAmericanfootball足したようなバンド

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キンセラファミリーツリー



今回は僕の大好きなキンセラファミリーをまとめてみました。
どんな物にも進化の歴史があり、それらはいろんな所で枝分かれしていきます。
そして今回はキンセラファミリーの樹系図を紹介していきたいと思います。





Cap'n Jazz



伝説の始まりであり、原点のバンドであります。

Tim Kinsella


Joan of Arc



Cap'n Jazzを解散後数多くのバンドに関わってきたTim Kinsellaですが、1995年に結成して以降ずっと活動を続けているバンドです。

The Sky Corvair



Tim Kinsellaがギタボで参加してるバンド

Tim Kinsellas



Tim Kinsellaのソロプロジェクト

Owls



Cap'n Jazzのメンバーがほぼ揃ったバンド

A Set


Tim Kinsellaがギタボで参加してるバンド

Friend/Enemy



Tim KinsellaとSam Zurickそして、Sunny Day Real EstateのNick Macriが参加してるバンド

Love of Everything



Tim KinsellaとSam Zurick、従兄弟のNate Kinsellaそして、2004年からJoan of Arcに参加してるBobby Burgのバンド

Everyoned



Tim Kinsella参加のバンド

Make Believe



Tim Kinsella、Sam Zurick、Bobby Burg、Nate Kinsellaの4ピースバンド

Mike Kinsella





The One Up Downstairs



Americanfootballの前身バンド

Americanfootball



Mike Kinsella参加のバンド

Owen



Mike Kinsellaのソロプロジェクト

Their/They're/There



Mike Kinsellaがドラムで参加してるバンド

つづきはこちら→

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The Promise Ring / Nothing Feels Good (1997年)


今回紹介する名盤は伝説のエモバンドCap'n Jazz卒業生のバンドのアルバムです。

ジャンル

エモ
インディーロック

アメリカ

Jason Gnewikow
Davey von Bohlen
Dan Didier
Scott Schoenbeck



バンド
The Promise Ringは当時Cap'n JazzでギタボをしていたDavey von Bohlenがメンバーを集めて始まったバンドであります。
そして、Cap'n Jazzが1995年に解散したことを切っ掛けに本格的に活動を開始します。

1995年には早くもアルバム「30° Everywhere」を発表しデビューします。
その2年後、世界にエモの存在を知らしめた名盤「Nothing Feels Good」を発表しました。

このアルバムは当時のニューヨークタイムスで1997年のインディーズ ベスト アルバムに選ばれました。
そして翌年の1998年には全米ツアーと初のヨーロッパツアーを敢行しました。
またローリングストーンズ誌の「偉大なエモ名盤40選」というランキングで第3位にランクインしています。

そして、1999年にはThe Promise Ringのメロディーセンスが爆発したアルバム「Very Emergency」を発表して人気を不動のものにしました。
しかし、絶好調だったThe Promise Ringは2002年に「wood/water」の発表を最後に活動を休止してしまいます。

その後何度かのライブ限定の再結成をしたりしていますが本格的な活動はしていません。
2003年からDan DidierとDavey von BohlenでMaritimeというバンドで活動を開始させます。

The Promise Ringの音楽を例えるならばCap'n Jazzのクセや取っ付きにくさを無くして、疾走感と青春さを色濃く出したエモさド真ん中ストレートといった感じのサウンドです。

アルバム
本作は上記したようにThe Promise Ringの最高傑作にしてエモの最高傑作とも言えます。

本作が発表された1997年にはMineralの「The Power of Failing」も発表されたりChristie Front Driveの「Stereo」Starmarketの「Sunday’s Worst Enemy」など後のエモ名盤がゴロゴロ出た年でした。 

早朝にランニングしながら気持ちいい汗をかきつつ本作を聴くと最高にリフレッシュすること間違いなしです。

この決して上手いとは言えない歌声が青春時代の形容し難いもどかしさを表現していて最高にエモいんです。

私の中の「エモ」という音楽は本作をイメージするくらい青いのでエモ入門盤にもってこいです。
イケイケの男子ではなく、ちょっとさえない10代の男子諸君に是非とも聴いてもらいたい1枚です。

鈍臭い疾走感に汗臭い爽やかさ、この矛盾が共存する名盤を是非。

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