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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

Erik Mongrain / Fates (2007年)



今回紹介する名盤はラップタッピング奏法で名を世界に知らしめたギタリストのアルバムです。

ジャンル

ジャズ
ニューエイジ
ニューウェーヴ

カナダ

Erik Mongrain


アーティスト

Erik Mongrainは14歳までは普通のスポーツ少年でしたが、ギターを独学で始めだすと次第にギターに夢中になります。
最初は以外にもMetallicaやJimi Hendrix、Nirvanaといったロック系の影響でエレキギターを弾いていましたが、バッハの作品を聴いてからアコースティックギターへと持ち替えました。

初めは耳で聴いて弾いていましたが、作曲するために楽譜の読み方も独特で覚えていきました。
そして、月日が流れ18歳になったErik MongrainはDon Rossの作品を聴いて度肝を抜かれ感銘を受けます。

その後、アメリカのアコースティックギターの革命児Michael Hedgesの影響でギターをひざの上に水平に寝かせて両手の指で叩くラップタッピング奏法を試し始め、その物珍しい奏法と確かな音楽でスペインの新聞に「キーボードのようにアコースティックギターを膝の上に置いて演奏するのである。」と取り上げられました。

また、北米最大級のフランス語新聞でも取材を受け、アメリカではギター製造会社ギルド・ギター・カンパニーの表紙を飾るなど知名度を着々と上げています。

因みに日本でもNHKで「世界音楽遺産」という番組で約20分ほどの特集でゴンチチの取材を受けました。

路上ライブ出身のErik Mongrainはいろいろと取材やテレビ出演して有名人となったにも関わらず、未だに地下鉄構内などで路上ライブをしたりするそうです。

また、インターネットを積極的に使用していて、デビューアルバムは自身のウェブサイト上でダウンロード販売をしたり、自分でYouTubeに動画を投稿したりもしています。

アルバム

本作の目玉はやはりラップタッピング奏法で奏でられる7曲目の「Air Tap!」でしょう。

私はこの曲を動画で見てから音源を聴いたので、その凄さを理解できましたが、音源だけで聴いていたら「綺麗なハーモニクスが気持ちいいなー」くらいで聴き逃してしまっていたと思います。

Erik Mongrainの代名詞ラップタッピング奏法の曲は以外にも「Percusienfa」と「Air Tap!」の2曲だけしかありませんが、他の曲も負けてません。

4曲目の「Fusions」なんかMichael Hedgesのようで私は好きです。

アコースティックギターの新しい可能性を広げた名盤を是非。

Air Tap!


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Eric Clapton / One More Car, One More Rider (2002年)



今回紹介する名盤はギターの神様と称されるギタリストのアルバムです。

ジャンル

ブルース
フォーク
ハードロック
サイケデリックロック

イギリス

Eric Patrick Clap


アーティスト

Eric Claptonは「The Yardbirds」→「John Mayall & the Bluesbreaker」→「Cream」→「Derek and the Dominos」と経験を積み重ねた後、ソロ活動を開始します。

ローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリストでJimi Hendrixに次いで第2位にランクインし、ローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストでは第55位にランクインしています。

The Yardbirds出身のJeff BeckとJimmy Pageそして、Eric Claptonの3人を世界三大ギタリストと言われています。

ギターの腕前は上記した通りで、当時のロンドンの街中に「CLAPTON IS GOD」の落書きが現れるほどでした。

Eric Claptonは優れたアーティストとの共演や親交が多いことで有名で代表的なところで言うと親友George Harrisonでしょう。
George Harrisonの名曲「While My Guitar Gently Weeps」のリードギターはEric Claptonなのです。

George Harrisonはこの曲の泣きのギターの部分を自分ではどうしても再現することが出来ず、親友であるEric Claptonに代わりに演奏してもらうよう頼みました。
いくらギターの神様といえどさすがにThe Beatlesの曲を演奏するのは気が引けたらしく、一度断ります。

しかし、George Harrisonは「The Beatlesの曲ではなくて僕の曲だから気にしなくていいよ」と押され、名前を出さないという条件で演奏することになりました。
なので、レコーディングメンバーの欄にEric Claptonの名前は表記されていなく、謎の新人エディ クリントンという名前が代わりに表記されました。

すると当時の人達は「このギターを弾いているエディ クリントンってやつは誰なんだ」と当時の人達は騒然し、すぐに正体がバレたという逸話があります。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第三部に出てくる承太郎の母、ホリーの元ネタです。


アルバム

本作はそんな生ける伝説的ギタリストEric Claptonの脂の乗った時期のライブアルバムです。
ライブアルバムなので名曲尽くしになっています。

本作の良いところはEric Claptonの演奏は勿論素晴らしいのですが、他のメンバーが秀逸なんです。

キーボードには5番目のThe Beatlesと言われるBilly PrestonにMichael Jacksonのバックバンドとして活躍していたGreg Phillinganesや世界最高峰のベーシストと言われるNathan East、ドラムの鬼Steve Gaddなどで構成される布陣は最強です。

Eric Claptonが「このアルバムでは無駄な音は一切出していない」と胸を張る名盤を是非。

Change the World



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The Clash / The Clash 邦題 白い暴動 (1977年)



今回紹介する名盤はパンクで最も成功と評価を手に入れたバンドのアルバムです。

ジャンル

パンクロック
ガレージロック

イギリス

Joe Strummer
Mick Jones
Paul Simonon
Nicky "Topper" Headon

バンド

The Clashは世界がパンク戦国時代だった頃、早い段階でパンクに通じる精神を持つレゲエの他にソウル、ジャズ、ダブなどに接近し一線を画した存在となり、今ではローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストで第28位にランクインしています。

特に1979年発表「London Calling」はアメリカでも広く知られ、今までパンクをこき下ろしてきたイギリスの音楽批評誌にも絶賛されました。
次作1980年発表「Sandinista !」は3枚組の意欲作でThe BeatlesのWhite Albumに匹敵するとまで言われるほどです。
パンクというと荒れ狂って非常識な行動をし、不適切な言葉を喚き散らすというイメージ(かなり悪く言うと)だと思うのですが、ロックの殿堂入り恒例の授賞式での演奏を「チケットが2,500ドルもするような、普通のファンが来られない場所で再結成するのは嫌だ」となんとも紳士的な理由で断りました。

それは彼らがパンクバンドでは珍しい中産階級出身であることが影響しているのかもしれません。

The Clashの影響力は物凄くNirvanaやU2、Green Day、Red Hot Chili Peppersなどパンク以降のロックミュージックの全てに影響を与え続けていると言っても過言ではありません。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第五部に登場するスクアーロのスタンドの元ネタです。


アルバム

本作は上記したThe Clashのデビューアルバムになります。

この頃はまだレゲエやダブといった音楽にあまり接近していない純粋なパンクロックを聴けます。

私はアルバムを買う際輸入盤を好んで買います。
それは、日本盤にしかないボーナストラックとかが作品としての統一感を壊してしまう感じがしてしまうからです。

しかし、本作はUS盤を買いました。

というのもUS盤にはThe Clashの代表曲の1つ「I Fought the Law」のカバー曲が入っているからです。

まさに白い暴動、若者のエネルギーで当時の音楽業界をぶっ壊した名盤を是非。
I Fought the Law


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山下 達郎 / Ray Of Hope (2008年)



今回紹介する名盤は日本を代表するシンガーソングライターの竹内まりやを妻に持つ音楽職人のアルバムです。

ジャンル

AOR
ロック
ポップ

日本

山下達郎


シンガーソングライター

山下達郎は「僕はアーティストという言葉が好きではありません。知識人とか文化人といった、上から目線の「私は君たちとは違う」と言わんばかりの呼称も全く受け入れられない。」という信念の持ち主なので今回はシンガーソングライターと表記します。

山下達郎と言えばやはり「クリスマス・イブ」でしょう。
日本でこの曲を越えるクリスマスソングはもう生まれないのではないかと思わされるほど秀逸に感じます。
1983年に発表されてから30年以上経つのに未だに
クリスマス時期になると毎年ランクインするというモンスターソングで、オリコンシングルチャートに24年連続ランクインを達するなど、いろんな記録を打ち立てました。

山下達郎本人も「間違いなく私の代名詞となって残るであろう一曲。自分の全作品中、詞・曲・編曲・演奏・歌唱・ミックス、すべての要素がバランスよく仕上がった数曲のひとつ」と述べています。

また、「クリスマス・イブだって、JR東海のCMがなければ、MELODIESの中の1曲だったんだから。そんなもんですよ」と運も重なりヒットしたとも述べています。

他にも名曲は溢れるほどありますが地名度でいえば、KinKi Kidsの「硝子の少年」も有名でしょう。

一人で全てこなしてしまうマルチプレイヤーなので、一人でThe Beach Boysの音楽をやってのけてしまっているような感じです。


アルバム

本作がチャート1位になったことで、80~10年代と4年代連続でのランキング首位を獲得という記録を打ち立てました。

これは松任谷由実、徳永英明、桑田佳祐に次いで史上4人しか達成していません。

本作は不況を笑い飛ばすというコンセプトで当初「WooHoo」というタイトルで発表される予定でしたが、東日本大震災という災害の影響を反映して「Ray Of Hope」となりました。

本作の9曲にタイアップが付いていて、その中で私が好きな曲は「僕らの夏の夢」で、サマーウォーズにタイアップされて話題になりました。

私はこの曲を聴くと緩やかに流れるサウンドに共鳴するように夏の記憶が呼び覚まされます。

音職人 山下達郎が日本の危機を感じて奏でられたメッセージを詰め込んだ名盤を是非。

僕らの夏の夢


ずっと一緒さ


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The Who / Who's Next (1971年)



今回紹介する名盤はThe BeatlesとThe Rolling Stonesと並ぶイギリスの3大バンドの1人のアルバムです。

ジャンル

ハードロック
アートロック
サイケデリックロック

イギリス

Roger Daltrey
Pete Townshend
John Entwistle
Keith Moon


バンド

The Whoは当時珍しかったシンセサイザーを使用して、後のテクノやミニマルミュージックなどに影響を与えたり、文学性豊かな歌詞やアルバムに1つのストーリーを持たせる「ロックオペラ」というジャンルを確立したりしました。

ロックの幅を広げる画期的な試みも多く先進的な音楽性を持つバンドでローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストで第29位にランクインしていて、ロック殿堂入りも果たしています。
そんな知能的なバンドにも関わらず、ライブパフォーマンスはとても派手なものでした。

Roger Daltreyはマイクを投げ縄のように振り回し、Pete Townshendは腕を風車のように回転させながら弾き、Keith Moonはスティックを廻したり、空中に放り投げてはキャッチしたりしながらドラムを怒涛の如く叩くといった3人のパフォーマンスは聴衆を魅了しました。
また、楽器や機材の破壊は当たり前、ドラムを爆破させたり後のパンクバンドに影響を与えました。
しかし、暴れまわる3人とは対照的にJohn Entwistleは複雑なベースラインを涼しい顔で黙々と弾いて聴衆を魅了していました。

The Whoの特徴はPete Townshendが言うようにドラムやベースがリード楽器になり、ギターがリズム楽器という立場が逆転していることでしょう。
この事でメロディーを重視する日本ではイマイチ評価されないでいます。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第三部に登場するイギーのスタンドの元ネタです。

アルバム

本作はThe Whoの最高傑作と言われる作品でPete Townshendもこの作品をベストに挙げています。

ローリングストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500で28位にランクインしています。

本作をロックアルバムとして聴くと1曲目「Baba O'Riley」のテクノ的なイントロで面食らうことでしょう。

しかし、全体を通して聴くと最高のロックアルバムなんです。

9曲目の「Won't Get Fooled Again」はVan HalenやKISSがカバーしたことで有名です。

繊細に作られた力強いロックサウンドを聴ける名盤を是非。

Won't Get Fooled Again


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