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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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Mumford & Sons / Babel (2012年)



今回紹介する名盤はOasisのNoel Gallagherから「こんな曲を書いてみたい」と言わしめたバンドのアルバムです。

ジャンル

インディーフォーク
フォークロック
カントリーロック
ブルーグラス

イギリス

Marcus Mumford
Winston Marshall
Ben Lovett
Ted Dwane

バンド

Mumford & Sonsは2007年に結成されたイギリス出身の4人組フォークロックバンドでデビューアルバムである「Sigh No More」は全世界で800万枚以上という驚異的な売り上げを記録し、グラミー賞やNMEアワードの最優秀新人賞にノミネートされるなど今最も注目されている新人バンドの一つであると言えるでしょう。

2012年発表の「Babel」は全米全英1位はもちろんのこと、イギリスではLana Del Reyが持っていた初週売上記録を塗り替え、アメリカではJustin Bieberが持っていた初週売上記録を塗り替えました。

さらに、6曲が全米シングルチャートにランクインし、48年間でThe Beatlesしか成し遂げたことのないこの記録に並ぶという快挙を成し遂げました。

もちろん2013年のグラミー賞にて最優秀アルバム賞を受賞しましたし、本当にいろいろな記録を塗り替えてしまいました。

アルバム

本作はヒップホップやダンスミュージックばかりがひしめく中、60年代70年代のThe BandThe EaglesCrosby, Stills, Nash & Youngのような上質な古き良きカントリーミュージック、フォークソングが再び息を吹き返したと言える作品です。

今の時代だからこそ、新鮮身があるのかもしれませんね。

1曲目の「Babel」や3曲目の「I Will Wait」は後世に残すべき名曲と言っても過言では無いと思います。

ヒップホップやダンスミュージックにはない生の楽器演奏だからこそあるフォークの内側からくる高揚感を味わえる名盤を是非。

I Will Wait


Babel


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The Band / Music From Big Pink (1968年)



今回紹介する名盤は、あのBob Dylanのバックバンドを務めていたバンドのアルバムです。

ジャンル

カントリー
フォーク
ロック

カナダ

Rick Danko
Levon Helm
Garth Hudson
Richard Manuel
Robbie Robertson

バンド

ローリングストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストにおいて第50位にランクインし、ロックの殿堂入りを果たしています。

The Bandは当時からEric Claptonなどたくさんのアーティストにリスペクトされていました。
日本で言えばSPECIAL OTHERSなどもリスペクトしています。

1968年デビューなのですが10年間のキャリアがあるのでデビュー当時から完成されているバンドでした。

1969年には伝説のフェス「ウッドストック」に参加しています。

僕の好きなGarth Hudsonは厳格な父に育てられ、ショパンやバッハ、モーツァルトといったクラシックを学んでいました。

そんな中、ロックバンドに入ることなんて絶対に反対されると思いGarth Hudsonはメンバーの音楽教師という肩書きで加入し、レッスン料を取るという約束で加入したそうです。

この人間味溢れる話が僕は大好きです。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第四部の虹村億泰のスタンドの元ネタです。

アルバム

本作はローリングストーン誌が選んだ「オールタイム ベスト アルバム500」では34位、「オールタイム ベスト デビュー アルバム100」では9位にランクインしています。

George HarrisonがBob Dylanを訪問するため渡米した時に、このアルバムを大量に買って帰国し、「これは傑作だから、絶対に聞け。」と周囲に配り渡したのは有名な話です。

Eric Claptonは「人生を変えたアルバム」とまで言っています。

10年温めてきたものを全て詰め込んだデビューアルバム「Music From Big Pink」はThe Bandの良さが溢れています。

R&Bやゴスペルなどの黒人音楽とカントリーやトラデイショナルな白人音楽で独特な渋いサウンドが生まれた。

このハイテクな世の中になった今こそこのトラディショナルなカントリーロックが見に染みます。

ゆったりと晴天の中、野外でビール片手に聴いたら最高に気持ちいい名盤を是非。

The Weight 1969 woodstock live


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Beck / Morning Phase (2014年)



今回紹介する名盤は俺は負け犬、さっさと殺せば?と自虐的な曲で一世を風靡したアーティストのアルバムです。

ジャンル

オルタナティブロック
フォーク
ファンク
エレクトロニカ
ヒップホップ

アメリカ

Beck Hansen


アーティスト

BeckというとJeff Beckを思い浮かべる人も多いと思いますが今回はアメリカのシンガーソングライターBeck Hansenです。

Beckは1993年にインディーズから発表した「Loser」がオルタナティブミュージック専門のラジオ局で放送されて話題になり、複数のレコードレーベルの争奪戦が起きました。

そして、1994年にメジャー初のアルバム「MELLOW GOLD」にLoserを収録したことにより大ヒットしました。

1996年に発表した「ODELAY」では様々なジャンルの音楽を自由にサンプリングしたことにより「フォーク、ロック、ヒップホップ、ブルースなどをそれまで聴いたこともないような形で自由に融合させた」や「1990年代の歴史的傑作」と高い評価を受け、Beckの代表作となりました。

2002年にプロディーサーにNigel Godrichを起用した「Sea Change」はフォーク調のアルバムでローリングストーン誌年間アルバムランキングで1位にランクインし高い評価を得ました。

その後もグラミー賞にノミネートされたりして、負け犬という曲でデビューしたものの今ではその地位は確立されています。

私は個人的に「Sea Change」や「MUTATIONS」などのフォーク系Beckの方が好みです。

アルバム

本作はグラミー賞にノミネートされた作品「Modern Guilt」から6年経ち、世界が待ち望んだ新作です。

ヒップホップ、フォーク、ファンク、エレクトロニカなどいろんな音楽を通過してからBeckが鳴らした音は私好みのフォーク系サウンドでした。

「Sea Change」の続編として売り出されていて、私はすぐに手に取りレジに行き購入しました。

家に帰り本作を流すとやわらかいアコースティックギターの音の後ろで、透き通るような電子音が鳴りその中でBeckの美声が乗り暖かい音世界が出来上がっています。

朝、おはようの代わりに木漏れ日のように暖かいくやわらかいBeckの名盤を是非。

Say Goodbye


Waking Light

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Eagles / Eagles (1972年)



今回紹介する名盤はローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストにおいて第75位のバンドのアルバムです。

ジャンル

カントリー
ロック
フォーク

アメリカ

Glenn Frey
Don Henley
Bernie Leadon
Randy Meisner



バンド

アメリカの西海岸(ウェストコースト)の代表的ロックバンドです。

実質的な活動期間が短く、発表している作品そのものが非常に少ないにも関わらず、Eaglesのこれまでのアメリカでの総売上枚数は1億枚を越えます。

これはThe Beatles、Elvis Presley、Garth Brooks、Led ZeppelinとEaglesの5組だけです。

1998年にはロック殿堂入りを果たしています。
それにも関わらず日本での知名度は低すぎると私は感じます。

このバンドの特徴というかコンセプトは4人全員がリードボーカルを務めることができるということです。
なので4人全員歌唱力が高いです。
その歌唱力を存分に使ったコーラスの厚さは他のバンドにはないと思います。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第三部のグレー・フライの元ネタです。

アルバム

Eaglesの代表的な名盤を一つあげろと言われると、多分大多数の人間が「Hotel California」をあげると思います。

私もその意見に異論はありませんが、1番好きなアルバムはと聞かれたら本作と答えます。

ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500では368位にランクインしています。

なんと言っても1曲目の「Take It Easy」が私は大好きなんです。

渋い唄声やコーラスといい、バンジョーのアルペジオ、爽やかなギターサウンドがツボ過ぎます。

テレビ番組の「田舎に泊まろう」で使われていたので聴いたことある人もいるのではないでしょうか。

ジャケットの朝焼けのイメージにピッタリの曲で、この曲を聴きながらドライブしたら最高に気持ちいいんです。

60年代70年代のTHEアメリカンロックという感じで、全曲を通して渋いアダルトな曲達が並びます。

アメリカが世界に誇る伝説のバンドの初期衝動が聴ける名盤を是非。


Eaglesの代表曲「Take it Easy」



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Andy McKee / Art of Motion (2006年)



ジャンル

アコースティック
インスト

アメリカ


今回紹介する名盤はドコモのCMのBGMで使われ話題になった「Rylynn」 を収録しているアルバムです。

アーティスト

McKeeは2004年「カンザス・フィンガースタイル・ギター・チャンピオンシップ」で優勝するなど、いろんな大会で好成績を記録している実力者です。
演奏力は勿論凄いのですが、メロディーセンスが抜群にいいんです。

よくテクニシャンが陥りやすいパターンが、テクニックを見せたくて音楽的にはよろしくないってことが多々あります。
速弾きのごり押しやタッピングでピロピロの押し売りをよく耳にします。
しかし、Andy McKeeは音楽として聴いていて心地好いのです。

アルバム

暖かみのあるアコギの音色に切なくなる旋律で癒されます。
インストなので部屋で何かしている時にかけても気にならないですし、ヘッドフォンでじっくり聴くのもいいです。

秋の夜長にしっとり読書しながら聴くと雰囲気があっていいと思います。

Don RossやTommy Emmanuelが好きなら必ず琴線に触れるでしょう。

場所や時間を選ばない、いつ聴いてもぴったりハマるアコギの優しい音色でまとめた名盤を是非。


DOCOMOのCMで使われた名曲

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