今回紹介する名盤はローリングストーン誌の表紙を飾り「世界で最も重要なロックバンド」と称されたバンドのアルバムです。
ジャンル
オルタナティブロック
アメリカ
Michael Stipe
Peter Buck
Mike Mills
Bill Berry
バンド
R.E.M.は大衆に媚びないミステリアス、それでいてどこかメロディアスな音楽に乗せて文学的で政治的なメッセージを鳴らしていたのにもかかわらず多くの人達から支持され続けたバンドなのです。
私と同じくそんなバンドなら「R.E.M.」という言葉にはきっと凄い意味があるのだろうと思った人もいるかもしれません。
しかし、Rapid Eye Movementという言葉の頭文字を取って付けただけということで深い意味はないらしいです。
70年代にロックはあらゆる方向で進化を続け、80年代に入り、賢いバンド達はリスナーを意識した「売れる音楽」だけを作り始めて耳の肥えたリスナーは退屈な時代を過ごします。
それに反発して90年代にNirvanaなどの数を多くのオルタナバンドが出てくるのですが、それらに影から影響を与え続けていたのがR.E.M.と言えるでしょう。
デビュー前からその実力は評価されていてアメリカのニューヨークタイムズ紙でベストシングルにノミネートされたり、
The Policeの前座に起用されたりして1983年に「Murmur」でデビューするとローリングストーン誌で
Michael Jacksonの「Thriller」を抑えて年間最優秀アルバムに選ばれました。
しかも、評論家からは勿論のこと商業的にも大成功を納めたのです。
アルバム
本作のコンセプトは「死」ということなので前作までのバンドサウンドから一転フォーク調な曲だったり、ストリングスを取り入れたりして雰囲気が変わりました。
それなのにもかかわらずR.E.M.の代表作の1つと言われオールタイム グレイテスト アルバム500では249位にランクインして、1990年代のベストアルバム100では18位にランクインしました。
さらに、ピッチフォークが2003年に選出した1990年代のトップ100アルバムでは43位にランクインしています。
勿論グラミー賞にもノミネートされています。
本作の最も有名なエピソードといえば、やはりKurt Cobainが生前最後に聴いた音楽ということでしょう。
Kurt Cobainは生前「次のアルバムはAutomatic for the Peopleのような浮遊感があってアコースティックなサウンドにしたい」と語っています。
Kurt Cobainが語った通りの名盤を是非。
Nightswimming
[2回]
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