The Flower Kingsの持つ透明感やファンタジックで美しくメロディアスなキーボードとギターのサウンドなどを脈々と受け継いで多くのファンを獲得したMoon Safariのデビューアルバム「A Doorway To Summer」はThe Flower KingのキーボードTomas Bodinが関わっています。
The Flower Kingsはプログレバンドらしからぬ幸福感の強いサウンドとメロディーを得意としていて、「プログレは難しいしお堅くて聴けないよ!」という人でも琴線に触れる音世界です。
The Flower Kingsは近年まれに見る多作バンドでほぼ毎年作品を発表していて、その半分近くが2枚組という多作バンドなんです。
本作はバンドThe Flower Kingsとしては10枚目のアルバムでこれまでコンスタントに作品を発表していましたが、メンバーがそれぞれの活動で忙しくなり次作「Banks of Eden」が2012年発表なので、私は5年も新作が発表されず「これがラストアルバムになるのかなぁ…」と気を揉んでいたの覚えています。