今回紹介する名盤はただでさえ実力者だらけのプログレ界で選りすぐられたメンバーを集めたスーパーバンドのアルバムです。
ジャンル
ネオプログレッシブロック
プログレッシブロック
シンフォニックロック
イギリス
John Mitchell
Pete Trewavas
John Beck
Chris Maitland
Bob Dalton
バンド
私は大学生になるまで音楽というものに世間の人ほど興味がありませんでした。
すると、私はまんまと友人の手中にはまり洋楽の世界にドップリとハマり込むことになったのです。
つまり、私の洋楽入門バンドはKinoというとても希なパターンだと思います。
皆さんの興味のない私の音楽遍歴はこれくらいにしておきましょう。
さて、Kinoとはどんなバンドかというと、John Mitchellは「Arena」、John BeckとBob Daltonは「
It Bites」、Pete Trewavasは「Marillion」や「Transatlantic」、Chris Maitlandは「Porcupine Tree」といったプログレ好きなら必ず名前を耳にしたことのあるバンドばかりです。
しかも、John MitchellとBob Dalton、John Beckは2006年再結成It Bitesメンバーなのです。
John Mitchellは他にも「
Frost*」というバンドでも活躍しています。
私のKinoのイメージは現代版Asiaといった感じで、テクニックに裏付けされる爽快感溢れるポップさが何よりの武器だと思います。
プログレ感を期待して聴くと物足りないかもしれませんが、かなり上質なオシャレUKロックを鳴らしています。
アルバム
本作が発表された翌年にIt BitesはJohn Mitchellを迎え入れて再結成をするのでIt Bitesの前身バンドと言えると思います。
本作の何が凄いって当時の私のような洋楽初心者からコテコテの洋楽ファンまでを虜にする曲の力です。
曲の世界観、雰囲気、空気感、奥行などを自由自在に操る魔法のようなJohn Beckのシンセは神懸かっています。
本作が気に入って、もっとプログレ感が欲しいと感じたら「Frost*」を是非聴いてみて下さい。
本作みたいな感じをお求めなら2006年以降のIt Bitesの作品を聴いてみて下さい。
UKロックの得意な叙情性があるに決して暗い気分にさせず、スッキリ爽やかな気分にさせてくれる魔法のサウンドなのです。
実力者達が鳴らした洋楽の素人から玄人まで全てを虜にする名盤を是非。
Leave A Light On
Kino Inside Out U.S. 2005-02-22
[0回]
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