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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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レイ ハラカミ / lust (2005年)



今回紹介する名盤は矢野顕子から世界遺産の認定を受けた日本を代表するトラックメーカーのアルバムです。

ジャンル

エレクトロニカ
テクノ

日本

原神 玲

アーティスト

Number Girlやくるりのリミックスをしたり、映画「天然コケッコー」の音楽を担当したり、日立ビルのCM音楽を手掛けたりと幅広い活動をしていました。

「天然コケッコー」は「毎日映画コンクール」で音楽賞を受賞しています。

そんな中、まだ40歳という若さで2011年に脳出血で亡くなっていますが、短い音楽活動の中でその才能を讃えるミュージシャンはたくさんいました。

サカナクションの中心人物 山口一郎はレイ ハラカミを敬愛しているのは有名な話で、アルクアラウンドの3曲目「ネイティブダンサー」はレイ ハラカミがリミックスしました。

そして、矢野顕子にはレイ ハラカミが作る音楽の特異性を認められ、矢野顕子独断による世界遺産の認定を受けています。

この世界遺産認定はユネスコの世界遺産とは全く無関係ですが、それほど素晴らしい音楽家だということです。

2007年には矢野顕子とレイ ハラカミによるユニット「yanokami」としても活動したりしてしました。

また、人気ゲーム「塊魂」にも曲を提供したりもしています。

大人びたのi am robot and proudような音で、キラキラしてるのに落ち着いているサウンドは独特な音世界です。

アルバム

本作はオブラートに包まれた、ふわふわエレクトロニカです。
艶やかな電子音、柔らかな電子音が独特の浮遊感を作り出します。

私が特に気に入っている曲は5曲目の「owari no kisetsu」です。

これははっぴいえんどやYMOで活動していた細野晴臣氏のカバーですが、これが叙情感があり憂鬱な音で最高なんです。

アルバム全体の雰囲気で言えば、Aphex Twinの「Film」のような曲を集めたアルバムみたいな感じです。

まるでプラネタリウムのような幻想的な世界観、心の落ち着く綺麗なメロディー、シャボン玉のような儚い音を聴ける名盤を是非。

owari no kisetsu


joy


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