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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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Jóhann Jóhannsson / Englabörn (2012年)



今回紹介する名盤はポストクラシカルの第一人者のアルバムです。

ジャンル

ポストクラシカル
アンビエント
エレクトロニカ

アイスランド

Jóhann Jóhannsson



アーティスト
Jóhann Jóhannssonは11歳の時ピアノとトロンボーンを学ぶために音楽教室に通い始めますが、数年後に音楽を淡々と学ばせることに窮屈さを感じ辞めてしまい、その後はピアノやバイオリンなどの楽器の音と電子音を掛け合わせた独特な音楽を作曲したり、インディーズバンドに楽曲を提供したりしていました。

Jóhann Jóhannssonのルーツはいたるところで流れている名曲「Gymnopédies」で知られるErik Satie、に始まりBernard Herrmann、Moondog、Gérard Griseyなど個性的な音楽家に影響を受けました。

逆に影響を与えたアーティストは様々で、同郷の音楽家Sigur RósmúmÓlafur Arnaldsに始まり、坂本龍一、Brian Tyler、Steve Jablonsky、Micheal Giacchino、Ludovico Einaudi、Clint Mansell、Max Richterなどの映画音楽家、そしてFlying LotusやEl-Pなど一見関係ないように感じるヒップホップ界のアーティスト達をもリスペクトさせる音楽を作曲していました。

また、Apparat Organ Quartetというオルガン4つにドラム1つというユニークなバンドを結成して2006年にはバンドで来日、そして翌年には単独公演もしていました。

アルバム
本作はそんなJóhann Jóhannssonのデビュー作になります。

全体的にはErik Satie達のようなクラシカルなピアノとバイオリンのみの誤魔化しの効かないメロディーだけで聴かせる「Jói & Karen」などが占めています。

さらに「Salfraedingur」ではMoondogを思わせるパーカッションが聴けたり、デビュー作とは思えないほどJóhann Jóhannssonの音世界がすでに確立されています。

天使達が奏でた音色が聴ける名盤を是非。

Jói & Karen



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