今回紹介する名盤は手が8本あると称されるベーシストのアルバムです。
ジャンル
プログレッシブジャズ
プログレッシブブルーグラス
プログレッシブロック
ファンク
アメリカ
Victor Lemonte Wooten
アーティスト音楽一家で生まれたVictor Wootenはベースを3歳から兄に教わり、5歳の頃には家族バンドのThe Wooten Brothers Bandでプロデビューします。
Victor Wootenは4連スラップとハーモニクス、タッピングを駆使し、一人でメロディー、ベースライン、ビートをやってのけてしまうのです。
Victor Wootenが登場したことでベーステクニックの基準がインフレ化してベーシスト界に革命が起きたとまで言われるほどです。
Victor Wootenは様々なバンドやアーティストから引っ張りだこで超絶技巧集団
Béla Fleck and the Flecktonesに始まりSteve Bailey、Vital Tech Tones、SMV、Greg Howe、Chick Corea Elektric Band、Michael Angelo Batio、Dave Matthews Bandなど名だたる音楽家達と演奏をしています。
なぜ様々な所から声がかかるかと言うと、勿論技術的に素晴らしいからということも当然ありますが、私はVictor Wootenの人柄が人を惹き寄せているのではないかと思います。
ライブでの挨拶で「どうもマーカスミラーです。」と話して笑いを誘ったり、
とてもお茶目で楽しい人間性が1つの大きな要因なのではないかと思います。
アルバム本作はそんなVictor Wootenを余すことなく詰め込んだソロ初のアルバムになります。
次作からはベース以外の楽器がプラスされるので、純粋にVictor Wootenのベースだけを楽しむことができるのは本作が1番だと思います。
1曲目の「U Can't Hold No Groove...」から異次元ベースが炸裂し、そうかと思うとシットリと奏でる「The Vision」や「Overjoyed」などがあったりするので、ファンキーWootenとメロウWootenの両方楽しむことのできる作品です。
鍛錬の末ものにした魔法の手が織り成すショータイムが始まる名盤を是非。
U Can't Hold No Groove...
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