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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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Úlfur / White Mountain (2012年)


今回紹介する名盤はSigur Rósを影で支える人物のアルバムです。

ジャンル

アンビエント
ポストロック
ポストクラシカル
エレクトロニカ

アイスランド

Úlfur Hansson



アーティスト

ÚlfurはSigur RósのバックでSigur Rósのあの崇高な音楽を支えていました。
そこでSigur Rósの中心人物Jónsi Birgissonは「Úlfurの音楽にはインスパイアされる。そのサウンドスケープや想像力のセンスはこのアルバムを唯一無二のものにしている」と称するほどです。

Úlfurは2008年にKliveという名義で「Sweaty Psalms」というアルバムを発表し、2012年に発表したアルバム「White Mountain」では本名であるÚlfurに名義変更をして活動を続けています。
また、Swords of Chaosというバンドのメンバーとして活動もしていました。

Swords of Chaosではノイズ系、Klive名義ではアバンギャルドなエレクトロニカ系をそして、Úlfurではアンビエント系をというように様々な音楽を鳴らし続けています。

ÚlfurはAphex twinやFennesz、Oren Ambarchiなど前衛的な音楽家達の影響を受けています。

アルバム

本作はÚlfur Hanssonのソロ2作品目で前作Klive名義での作品「Sweaty Psalms」と比べてアンビエント的なアプローチです。

なので、私みたいにSigur Rós系の音楽を探して前作「Sweaty Psalms」を聴いたら面食らうかもしれませんが、本作だったら気に入るかもしれません。

Sigur Rósのような神々しさが減ってアンビエントさが高いですし、30分程で聴けるので気軽に聴けます。
バイオリンやヴィオラ、チェロ、サックス、ホルン、ウォータードラムなど様々な楽器を使用した壮大なサウンドを鳴らしています。

コンクリートジャングルに囲まれた日本で聴くと、ただの壮大な音楽で終わってしまうかもしれませんがÚlfur Hanssonの生まれ育ったルクセンブルクの町で本作を聴いたら美しい町並みや大自然とマッチして別世界に連れて行かれるような錯覚を起こすのではないかなと思います。

一匹狼が見た景色を鳴らした名盤を是非。

White Mountain


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