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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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Dominik Eulberg / Diorama (2011年)




今回紹介する名盤は無類の動物好きで中でも鳥が特に好きなDJのアルバムです。

ジャンル

エレクトロニカ
テクノ
ハウス
ミニマル

ドイツ

Dominik Eulberg


アーティスト

Dominik EulbergはSven Väthの活動拠点であるフランクフルトとミニマルテクノの総本山的レーベルのKompaktがあるケルンに挟まれた真ん中にある田舎町ヴェスターヴァルドで育ちました。

田舎で育ったDominik Eulbergは14歳になるまで音楽に興味を持たず、鳥のさえずりや動物の鳴き声、虫の音、木々が奏でる風の音などの自然の音を聴いて育ったのですが、ある時エレクトロニックミュージックを聴く機会があり「どうやってこんな音が出ているんだ?」と想像が付かないサウンドだと思う反面、いつも聴いていた自然の音にも似てると感じ音楽に興味を持ち始めました。

そんなDominik Eulbergの特徴はエレクトロニックミュージックと自然の音の融合です。

2007年に発表された「Heimische Gefilde」では鳥の鳴き声とエレクトロニカを掛け合わせ鳥の紹介をするという斬新な手法で話題になりました。

Dominik Eulbergは2004年にドイツのGroove誌で「The best of new comer in 2004」に選出され、一躍脚光を浴びてからプロデュースやリミックス作品が立て続けにヒットし、2006年にはドイツのダンス・ミュージック・アワードのベスト・プロデューサーにノミネートされたなどして休みなく世界中でライブして回るなど多忙な毎日を送っている売れっ子DJなのにも関わらず、動物好きが高じてドイツ国立公園を監視するレンジャーの鳥類学者として仕事もしているほど動物を愛しているのです。

CDのジャケットには必ずと言っていいほど動物が描かれています。
また、Rocco Brancoという名義でも活動しています。

アルバム

本作はそんなDominik Eulbergの2枚目のアルバムで大自然の絶景が美しいジャケットになっていて、私はジャケットに惹かれて聴いたら大当たりでした。
私にはジャケットのファンタジックな世界観が不思議の国のアリスを彷彿させます。

アンビエントに近い品のある美メロにミニマル譲りのずっしりしたビートは聴いていて気持ちいいです。
エレクトロニカの持つ美しいメロディー性とレイブの持つ芯のあるリズムを併せ持つ音楽は案外少ないと思います。

Aphex Twinの「Girl/Boy Song」「Flim」とかが好みなら琴線に触れると思います。

幼少期に自然に囲まれて育った感性で大自然が織り成す絶景を音楽に落とし込んだ名盤を是非。

Echomaus


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