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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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Cream / Wheels of Fire 邦題 クリームの素晴らしき世界 (1968年)



今回紹介する名盤はスーパーグループのはしりとして活躍し、今や伝説のバンドのアルバムです。

ジャンル

ハードロック
サイケデリックロック
ブルース

イギリス

Ginger Baker
Jack Bruce
Eric Clapton


バンド

Creamを知らなくてもEric Claptonの名前は知っている人は多いのではないでしょうか。
Eric Claptonは当時John Mayall & the Bluesbreakersという一流の名手達と演奏するバンドに所属していましたが、Eric Claptonはそのバンドでは何か物足りなさを感じていました。

そこにタイミングよくGinger Bakerが新しいバンドの話を持ってきたのです。
そこでEric ClaptonはJack Bruceが参加するならやるという条件を出しました。
一見何でもなさそうな条件ですが、この条件がかなりの曲者でした。
というのもGinger BakerとJack Bruceは自他共に認めるほど仲が悪かったのです。

しかし、互いに実力は認めていたのでGinger Bakerは条件を飲み、伝説のバンドCreamは結成されました。

Creamと聞くと何か可愛らしいイメージがあるかもしれませんが、Ginger BakerとJack Bruceはジャズ出身なのでゴリゴリの即興演奏とEric Claptonのブルース魂が化学反応を起こしました。

サイケデリックロックのように陶酔できる最高のブルースをそれぞれがこれでもかというほど大音量で演奏した結果、後のハードロックへと続くのです。

その影響力は凄まじくLed Zeppelin、Deep Purple、Rush、The Allman Brothers Band、Grateful Dead、Black Sabbathなど私の知ってるだけでもこれほど多方面のアーティストに影響を与えているのです。

後のロック界に多大な影響を与えたCreamですが活動期間は3年に満たないのです。

なぜかというとCreamにはリーダーが存在せずに超一流3人の強い個性がぶつかり、ついに爆発してしまい空中分解してしまいました。

そんなCreamはローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストで第66位にランクインしております。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第三部に登場するヴァニラ・アイスのスタンドの元ネタです。

アルバム

本作はそんなCreamの均衡が今にも崩れそうな時期、同時にメンバー全員が一番力を発揮していた時期を収めたアルバムです。

本作はディスク1にはスタジオ録音したものでディスク2にはライブ演奏を録音したものが収録されていて、世界で初めてプラチナアルバムを獲得した2枚組のアルバムとして記録されています。

ディスク1にはCreamの代表曲「White Room」が収録されているのは勿論のこと、なんといってもディスク2のライブ演奏が聴けるのが本作の聴き所でしょう。

Creamの醍醐味はジャズばりの即興演奏です。
実力者同士のぶつかり合いとも言える演奏は鬼気迫るものがあります。

ハードロックのように激しく、サイケデリックロックのように歪んだサウンドの白いブルースロックの名盤を是非。

Crossroads


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