今回紹介する名盤は日本人であるにも関わらず、イタリアのIRMA RECORDSからデビューしたアーティストのアルバムです。
ジャンル
ハウス
ラウンジミュージック
日本
半沢武志
アーティスト FreeTEMPOはボサノヴァ、AOR、ジャズ、ハウスなどを巧みに操るDJ半沢武志のソロプロジェクトでマイペースに音楽活動をしていきたいという意味を込めてつけたそうです。
なので、FreeTEMPOのアートワークにはコンセプトである「自由」の象徴として子どもに関連したジャケットになっているものが多いです。
デビューアルバムである2003年発表の「The World Is Echoed」は渋谷HMVを中心に人気となり、以降DAISHI DANCEやJUDY AND MARY、
羊毛とおはな
といった様々なアーティストをプロデュースやリミックスしたり、映像音楽を手掛けたり、野外フェスティバルへ出演するなど活動の幅を広げていきます。
2008年に公開となった映画「シャカリキ !」の音楽や2013年に放送されていた「ラスト シンデレラ」の音楽を担当して話題になったのは記憶に新しいと思います。
クラシックやジャズ、ボサノヴァ、ソウルを基調とした美しいメロディとスタイリッシュな音楽センスでカフェやラウンジからクラブまで、幅広いシチュエーションで支持されて、クラブミュージックシーンに確固たる地位を築きました。
なにが悲しいってこんなに素晴らしいアーティストなのにも関わらず、日本での知名度の低さです。
音楽業界では凄く評価されているのですが、一般の人達には全くと言っていいほど浸透していません。
その証拠にyoutubeのほぼ全ての曲が英語コメントで絶賛されているも関わらず、日本語コメントはほぼありません。
活動10周年を迎えた2010年に最後のオリジナルアルバム「Life」を発売し、2011年に仙台と東京で初めてのバンド形式でラストライブを最後にFreeTEMPO名義での活動終了して今後は半沢武志名義で音楽活動を続けております。
アルバム 本作はそんなFreeTEMPOの新曲と自身の曲と他のアーティストの曲をリミックスした初のコンピレーションアルバムになっています。
なので、FreeTEMPOを知り尽くしている人には退屈に感じるかもしれませんが、逆にFreeTEMPOを初めて聴いてみようという人にはうってつけな作品だと感じました。
FreeTEMPOの代表曲「Sky High」のようなハウスサウンドが詰まっています。
ジャズ、ボサノヴァ、クラシックなど様々な色で自由に描かれた名盤を是非。
Imagery
VIDEO FreeTEMPO forestnauts records 2006-04-12
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