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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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Grant Green / Live at the Lighthouse(1972年)



今回紹介する名盤は60年代のブルーノート レコードを代表するジャズギタリストのライブアルバムです。

ジャンル

ジャズ
ファンク

アメリカ

アーティスト

Grant Greenはオーソドックスなビ・バップから始まり、モード・ジャズ、ジャズ・ファンクと幅広いジャンルで活躍しました。
このため、Grant Greenの音楽はジャズファンだけにとどまらず幅広い層の支持を獲得した。
また、60年代後半以降はファンクの帝王James Brownに影響を受けたファンクスタイルの演奏で人気を得ました。

60年代前半は渋い4ビートジャズのようなものを演奏していたが、60年代後半からはガラリと変わってファンキーなソウルフルなジャズを聴かせてくれます。
ジャズギタリストでは珍しいシングルコイルが搭載されているギターを好んで使っています。

年代によってプレイスタイルを変化させてきたGrant Greenですが、どの作品も一貫してシングルコイル独特の歯切れのいい透明感のあるアルペジオが聴けるのがGrant Greenの特徴でしょう。

同年代に活躍していたWes Montgomeryのギターソロはオクターブ奏法が有名ですが、Grant Greenはというと、全く逆の単音を主体としたアルペジオ奏法でした。

アルバム

同じフレーズを延々と繰り返すファンキーなギターソロで盛り上げていくところは最高に踊れます。
ジャズは薄暗いバーやカフェで流れているような音楽と思ってこのアルバムを聴いたら驚くでしょう。

今でこそジャズはちょっと難しそうで敷居が高いなと敬遠する人が多くいるかと思いますが、元々ジャズという音楽はマーチングバンドと20世紀初頭に流行したダンスミュージックに影響を受けていて、ジャズは当時禁止されていたアルコールを片手に唄ったり、踊ったりをするための音楽でした。
ジャズは暗くて苦手な人にこそ是非とも聴いてほしい1枚です。

黒人ならではのアップテンポのグルーヴに最高にファンキーなギターサウンドが縦横無尽に踊り出す名盤を是非。

最高にファンキーな曲「jan jan」

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Weather Report / Heavy Weather (1977年)

今回紹介する名盤はフュージョン御三家の1つと言われるバンドのアルバムです。

ジャンル

フュージョン
ジャズ

アメリカ

Joe Zawinul
Wayne Shorter




バンド

Weather Reportはジャズの中でも彼らは新たな「フュージョン」という音楽ジャンルを作り上げたパイオニアです。
「フュージョンってどんな音楽よ?」って思われる方は名は体を表すじゃないですけど、Weather Report(直訳 天気予報)とはよく言ったもので、正に天気予報の時によく流れてる音楽みたいなのがフュージョンと思ってもらえればイメージしやすいかもしれません。

因みにフュージョン御三家というのがありまして
Return to Forever
「The Mahavishnu Orchestra」
「Weather Report」の3つのことを言います。

Weather Reportの中心人物のJoe ZawinulとWayne Shorterの二人はあのジャズ界の帝王Miles Davisの卒業生なので、テクニックは保証済みです。

Weather ReportはJoe ZawinulとWayne Shorterが国際ジャズコンクールベース部門優勝者Miroslav Vitoušを誘い1971年にセルフタイトル「Weather Report」を発表します。
その後Weather Reportはどんどんとエレクトリックサウンドへと進化させていき、音楽性の違いによってMiroslav Vitoušはバンドを去ります。

代わりにファンキーなジャズベーシストとして名を馳せていたAlphonso Johnson参加します。
1976年にAlphonso Johnsonに代わりベースを主役にまで押し上げたスーパーベーシストのJaco Pastoriusが正式に参加して玄人にしか分からないWeather Reportの世界に新しい風が吹き、一般の聴衆やこれまでジャズに興味のなかった聴衆など幅広い層にまで評価されました。

ここから黄金期に入ります。

因みに、ジョジョの奇妙な冒険 第六部のウェザーリポートの元ネタです。

アルバム
1曲目なんてジャズアルバムからシングルカットされるほどポップな仕上がりなのに、この曲が発表された時はどうやってこの音を出しているのか、ファンを悩ましたらしいです。

3曲目は当時このベースをコピー出来るか出来ないかでベースの上手さを測る物差し的な曲になったそうです。
あのマーカス ミラーも擦りきれるくらいレコードを聴き込み研究したといいます。

アメリカのジャズ音楽誌ダウン・ビートで5星を獲得しているWeather Reportの黄金期の名盤を是非。

シングルカットされた代表曲


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Weather Report / Weather Report (1971年)


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