今回紹介する名盤はアメリカ、フロリダ州の苦学生4人組バンドのアルバムです。
ジャンル
サーフロック
インディーロック
アメリカ
John Paul Pitts
Tyler Schwarz
Thomas Fekete
Kevin Williams
バンド
Surfer Bloodはマイアミで行われたウルトラミュージックフェスティバルのアフターパーティーで知り合ったメンバーを中心に2009年に結成されたバンドであります。
そして、2009年に発表されたシングル「Swim」がPitchforkの目に留まり年間ベストソング37位にランクインされるという快挙を成し遂げます。
その結果Grizzly BearやChairliftを輩出したKanine Recordsと契約を交わします。
そして、フロリダの大学で一回生の頃、スタジオは大学寮でレコーディング資金は奨学金を使って作られたという2010年に発表されたデビューアルバム「Astro Coast」がビルボードチャートで124位にランクインし、NMEが年間ベストアルバムで49位に選び、PitchfrokやSPINなどでも絶賛されました。
これを期に世界各地で行われたフェスティバルに参加して着々とファンを増やして行きました。
また、The Drumsとの親交が深く、彼らと一緒にツアーをまわってこともSurfer Bloodの知名度を上げた要因の1つだと思います。
日本にも2010年のサマソニに参加して話題になりました。
2013年に発表された「Pythons」にはPixiesやFoo Fightersなど手掛けたことのある音楽プロデューサーGil Nortonを迎えました。
アルバム
本作は上記したように各音楽メディアから絶賛されたデビューアルバムなので、ローファイなんてもんじゃありません。
音質は最悪です。
しかし、奨学金を使って大学寮でレコーディングしたというハングリー精神を考えると、音質なんてどうでもよくなります。
このハングリー精神こそロック魂なのではないでしょうか。
今の日本の若手バンドにも見習って頂きたいです。
3曲目の「TAKE IT EASY」はインディーロックらしい名曲です。
サーフミュージックなので聴いていて清々しい気持ちになります。
今後のロック業界を引っ張って行くかも知れないバンドの原石のような名盤を是非。
Take It Easy
Surfer Blood Kanine Records 2010-01-19
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