今回紹介する名盤はアイルランドの民族音楽であるケルト音楽とポップミュージックを掛け合わせたアーティストのアルバムです。
ジャンル
ケルト
ヒーリング音楽
アイリッシュ音楽
アイルランド
Ronan Hardiman
アーティスト Ronan Hardimanは幼少期からロックやポップスを好んで聴いていた反面、家族や周りの人の影響で伝統的なアイリッシュ音楽にたくさん触れていました。
そんな少年時代を過ごしたRonan Hardimanはアイルランドの銀行で事務員として12年間普通に働いていましたが、音楽への熱は冷めておらず、仕事の合間にバンド活動をしていました。
仕事を辞めた後Ronan Hardimanはアイルランドの伝統的なケルト音楽とポップミュージックを掛け合わせた独自の音楽でラジオやテレビなどを通して少しずつ知名度をあげていき、アイルランドで有名なドキュメンタリー番組のテーマ曲を担当するほどになりました。
それ以降番組は勿論のこと、舞台や映画、フィギュアスケートなど活躍の場を広げていきました。
Ronan Hardimanを不動の地位にした作品がMichael Flatleyが監督していた舞台「Lord of the Dance」です。
Lord of the Danceはイギリスではロンドンウェンブリーアリーナ公演で連続21回ソールドアウトし、アメリカではアカデミー賞受賞式で超人的なパフォーマンスを披露し大盛況しました。
そんな大舞台の音楽を担当してRonan Hardimanの名は世界に知れ渡りました。
アイルランドのミュージシャンと聞いて1番初めに思い浮かべるのはEnyaではないでしょうか。
Ronan Hardimanの音世界も
Enya のような美しく神々しいケルト音楽なのですが、先ほどから書いてあるようにRonan Hardimanはポップミュージックにも影響を受けているので非常に聴きやすいと思います。
日本でもテレビやラジオでよく使用されているので、聴いたことがある曲が流れてくるかもしれません。
アルバム 本作はRonan Hardimanの代表作品1996年発表の「Lord of the Dance」と1999年発表の「Feet of Flames」の間に発表されたので世間的には少し影が薄い作品かもしれませんが、アルバムの完成度はこの2つの代表作に引け劣らないクオリティで本作が1番いい意味で聴きやすい作品かと思います。
調べてみると本作のタイトル「Solas」とはアイルランド語でシングルという意味を持つそうです。
このタイトルの意味を私なりに解釈してみますと、舞台音楽や映画音楽を主に作曲してきたRonan Hardimanがシングルカット出来る曲で構成したアルバムということではないでしょうか。
そう思えるくらい1曲1曲が粒揃いなのです。
Enyaのような壮大で神々しいサウンドが好みなら本作もきっと琴線に触れることでしょう。
アイルランドの人間にしか出せない音の空間の美しさを感じます。
結婚式などで流れてきたら感動間違いなしでワンランク上の結婚式になると思います。
聴いているだけで感動し、幸せになれる名盤を是非。
Heaven
VIDEO Ronan Hardiman Philips 1998-03-10
[1回]
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