今回紹介する名盤は来日の際にbloodthirsty butchers、the band apart、Mock Orangeなどと対バンしているバンドのアルバムです。
ジャンル
インディーロック
ポストロック
エレクトロニカ
アメリカ
James Baluyut
Patrick Ramos
Chris Deaner
バンド
+/-は元々アメリカのインディーシーンで支持されるVERSUSというバンドで活躍していたJames Baluyutを中心に活動するソロプロジェクトでした。
しかし、VERSUSが活動休止したためPatrick Ramosも+/-に加入し、後にKelly Clarksonのバックバンドで活躍するChris Deanerも加入して今のスリーピースバンドの形が完成されました。
元々実力のあるバンドなので2003年に発表された「YOU ARE HERE」の頃にはアメリカのインディーシーンで評価と人気は不動のものとなっていました。
そして2004年に待望の初来日をして、それ以降も何回か来日しています。
その時に上記したバンドの他にACIDMANやHUSKING BEE、moools、OGRE YOU ASSHOLE、nhhmbaseなどと共演をしています。
James Baluyutはかなりの日本食好きで寿司やラーメンは勿論のこと、イナゴの佃煮や蜂の子なども食べたそうです。(イナゴの佃煮と蜂の子はあまり美味しくはなかったけどいい経験になったと言っています。)
私の+/-との出会いは
bloodthirsty butchersにハマっている時に2005年発表の「bloodthirsty butchers VS +/-{PLUS/MINUS}」で互いの曲をカバーしたスプリットアルバムで知りました。
それから+/-の作品を聴いてみると何処と無く私の大好きなKinsella兄弟的なギターサウンドに感じてそこから一気にハマってしまいました。
アルバム
本作はそんな+/-の初来日を記念して発表された日本盤EPになりますので、リミックス曲だったり未収録の曲を収めたレア物となっています。
しかも、EPなので30分未満という聴きやすい時間も魅力かと思います。
今まではKinsellaっぽくていい感じくらいにしか思ってなかったのですが、キャッチーで聴きやすい遊び心溢れるサウンドの中に少し実験的な音の使い方に気付いた瞬間このアルバムは私の中で輝き始めました。
James Baluyutは60、70年代UKロックを聴いて育ち、
De La Soulのサンプリングに感銘を受けたのがよく分かる作品だと思います。
+/-が日本のために作ってくれた記念の名盤を是非。
All I Ever Knew
プラス・マイナス ネオプレックス 2004-10-20
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