今回紹介する名盤は2本のバイオリンを主軸にサウンドを作り出す珍しいバンドのアルバムです。
ジャンル
ケルト
プログレッシブロック
ワールドミュージック
イタリア
Andrea Bacchio
Gabriele Rossi
Giovanni Lanfranchi
Jacopo Bigi
Paolo Fosso
アーティスト
私がArmoniteを知ったのはケルト音楽にハマっていた時期にニコニコ動画の「【作業用BGM】冒険に出かけたくなる カッコイイ曲集」という動画でしりました。
RPGで使われてるような壮大な曲から疾走感のある曲まで幅広くあります。
バイオリンがあるバンドでさえ珍しいのに、このバンドはバイオリンを2本もあるので他のバンドには無い唯一無二のバンドであります。
Giovanni LanfranchiとJacopo Bigiがバイオリンを巧みに使い紡ぎ出される息の合ったアンサンブルは勿論素晴らしいのですが、Armoniteの影の立役者はPaolo Fossoだと思います。
一言で言うと痒いところに手が届くキーボードなんです。
ツインバイオリンを邪魔すること無く、バンドサウンドを2倍3倍にも昇華させてしまう音をさらりと奏でるのです。
気にしなければ何事もなく聴き流してしまうかもしれません、実際私もバイオリンのアンサンブルばかりに耳を奪われていました。
よく聴いてみるとここのキーボードの音気持ちいいなと思うところが多々ありました。
こんなにも素晴らしいバンドなのに発表したアルバムは1999年に発表した「Inuit」だけなのです。
アルバム
本作は上記したようにArmoniteが発表した唯一のアルバムです。
私が一目惚れした曲は2曲目の「Amebah」です。
この曲は緊張感溢れるバイオリンの旋律の後にやってくるフルートの旋律は花畑のような心休まります。
ほんのり香るへん変拍子でプログレ好きも納得の内容だと思います。
リズム隊による確かなグルーヴにバイオリンの二重奏を引き立てるフルートとキーボードで音の物語を作り上げます。
インストなのにも関わらず風景や世界観を、さらにストーリーまでもイメージさせる音楽を聴ける名盤を是非。
Amebah
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