今回紹介する名盤は「鋼と硝子でできた声」を持つ通称ハタ坊と言われるアーティストのアルバムです。
ジャンル
ポップ
アコースティック
日本
秦基博(はた もとひろ)
アーティスト
ハタ坊は3人兄弟の末っ子で6年生の時、兄から3000円で買い取ったギターで作曲を行い、高校生の頃には本格的に楽曲制作が出来るようになります。
そして、知人の伝でライブハウスF.A.D YOKOHAMAに出演し、以降横浜を中心に渋谷や下北沢などで弾き語りでのライブ活動をするようになります。
その活動が実を結び、2006年に山崎まさよしや、スガシカオ、スキマスイッチ、竹原ピストルといった人達が在籍している優良レーベル「オフィスオーガスタ」と契約し、その年のAugusta Camp 2006でオープニングアクトを務めました。
デビューシングル「シンクロ」は全国FM局が選定するパワープレイを43局で獲得し新記録曲となりました。
この曲は「COUNT DOWN TV」のオープニングテーマに使用されハタ坊は一躍有名になります。
そして、ここから怒濤のタイアップが始まります。
花王アタックのCMソング -「風景」
スッキリ! -「フォーエバーソング」
2009年の甲子園のテーマソング -「Halation」
アニメ「宇宙兄弟」- グッバイ・アイザック
「STAND BY MEドラえもん」の主題歌 - ひまわりの約束
といった具合に私がすぐに思い付くだけでもこれだけあります。
ハタ坊の歌声を聴いた平井堅は歌手をやめようかと思ったというほどです。
ハタ坊にはアコースティックギターの音だけで十分なんです。
旨いうどんにはダシだけで十分なのに、天ぷら、キツネ、挙げ句の果てにカルボナーラ風とか…せっかくのうどんが台無しです。
私は弾き語り系の作品を望みます。
アルバム
本作はアコースティックツアー「GREEN MIND」のライブアルバムなので、ハタ坊の素材の味を生かした作品になっています。
ライブアルバムなのでシンシロや鱗、Halation、朝が来る前になど代表曲が目白押しです。
私は2014年のGREEN MINDに行ったのですが、あまりに正確な歌声にCD音源かと思うくらいだった半面、アコースティックギターと1人の歌声でここまで迫力を出せるのかと驚愕しました。
他の音はいらない!ハタ坊の歌声を存分に堪能出来る名盤を是非。
朝が来る前に
秦 基博 Ariola Japan Inc. 2014-04-01
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