今回紹介する名盤はスウェーデンで活躍する独自の音世界を奏でるバンドのアルバムです。
ジャンル
ポストロック
ポストクラシカル
アンビエント
エレクトロニカ
スウェーデン
Johan Berthling
Andreas Berthling
Tomas Hallonsten
バンドTapeはジャズ奏者のJohan BerthlingとTomas Hallonsten、そして電子音響シーンで活躍していた弟のAndreas Berthlingの3人で活動しているバンドです。
また、Johan BerthlingはAnna Järvinenや
Musette、Sagor & Swing、Tenniscoatsなどが在籍するレーベルHäpnaのオーナーでもあります。
Tapeの音世界はポストロック?ポストクラシカル?アンビエント?エレクトロニカ?何なんだ?となるくらいユニークでギターやピアノ、オルガン、シンセ、ヴィブラフォンなどのアコースティックなメロディーの後ろでフィードバックやドローン的な電子音が鳴り唯一無二の音世界を作り出します。
この絶妙なさじ加減がTapeの武器だと思います。
凄くオーガニックなサウンドは深い森の中にいるかのような感覚になったり、はたまた広がりある電子音で宇宙空間に放り出されたかのような感じもします。
アルバム本作は前作「Revelationes」から約3年ぶりの作品でになります。
ドラムレスになったことでより妖しいアンビエントな感じが増しました。
私はよく冬キャンプをするのですが、焚き火の揺れる炎を眺めながら本作を聴くことがよくあって、私的にこの暗く妖しいサウンドが焚き火にピッタリなんです。
室内楽的なのにも関わらず空間を感じさせる音作りは職人だからこそ成せる音の間なのでしょう。
音の魔術師達が鳴らした魔法が揺らめく名盤を是非。
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