ジャンル
エモ
インディーロック
アメリカ
Jason Gnewikow
Davey von Bohlen
Dan Didier
Scott Schoenbeck
バンドThe Promise Ringは当時Cap'n JazzでギタボをしていたDavey von Bohlenがメンバーを集めて始まったバンドであります。
そして、Cap'n Jazzが1995年に解散したことを切っ掛けに本格的に活動を開始します。
1995年には早くもアルバム「30° Everywhere」を発表しデビューします。
その2年後、世界にエモの存在を知らしめた名盤「Nothing Feels Good」を発表しました。
このアルバムは当時のニューヨークタイムスで1997年のインディーズ ベスト アルバムに選ばれました。
そして翌年の1998年には全米ツアーと初のヨーロッパツアーを敢行しました。
またローリングストーンズ誌の「偉大なエモ名盤40選」というランキングで第3位にランクインしています。
そして、1999年にはThe Promise Ringのメロディーセンスが爆発したアルバム「Very Emergency」を発表して人気を不動のものにしました。
しかし、絶好調だったThe Promise Ringは2002年に「wood/water」の発表を最後に活動を休止してしまいます。
その後何度かのライブ限定の再結成をしたりしていますが本格的な活動はしていません。
2003年からDan DidierとDavey von BohlenでMaritimeというバンドで活動を開始させます。
The Promise Ringの音楽を例えるならばCap'n Jazzのクセや取っ付きにくさを無くして、疾走感と青春さを色濃く出したエモさド真ん中ストレートといった感じのサウンドです。
アルバム
本作は上記したようにThe Promise Ringの最高傑作にしてエモの最高傑作とも言えます。
本作が発表された1997年にはMineralの「The Power of Failing」も発表されたりChristie Front Driveの「Stereo」Starmarketの「Sunday’s Worst Enemy」など後のエモ名盤がゴロゴロ出た年でした。
早朝にランニングしながら気持ちいい汗をかきつつ本作を聴くと最高にリフレッシュすること間違いなしです。
この決して上手いとは言えない歌声が青春時代の形容し難いもどかしさを表現していて最高にエモいんです。
私の中の「エモ」という音楽は本作をイメージするくらい青いのでエモ入門盤にもってこいです。
イケイケの男子ではなく、ちょっとさえない10代の男子諸君に是非とも聴いてもらいたい1枚です。
鈍臭い疾走感に汗臭い爽やかさ、この矛盾が共存する名盤を是非。
関連記事キンセラファミリーツリーWhy Did Ever We Meet
Promise Ring Jade Tree Records 1999-10-20
[0回]
PR