今回紹介する名盤は「やる気のないダースベイダーのテーマ」とネットやラジオで話題になったバンドのアルバムです。
ジャンル
ニューエイジ
イージーリスニング
日本
栗原正己
川口義之
関島岳郎
(近藤研二)
バンド
栗コーダーカルテットはメンバー全員が作曲編曲のできて、尚且つメンバー全員マルチプレイヤーというスーパーバンドであります。
それなのに気の抜けたサウンドが非常に心地好いんです。
栗原正己は「ピタゴラスイッチ」や「おかあさんといっしょ」などの子ども向け番組から「あずまんが大王」や「毎日かあさん」などのアニメ、そして数多くのCMまでと幅広く楽曲提供を行っています。
川口義之「恋する雑貨」や「野田と申します」のテーマ曲を提供したり、渋さ知らズのメンバーとしても活躍しています。
近藤研二は
相対性理論と共演したり、ももいろクローバーZの曲をアレンジしたり、栗コーダーカルテットやhi-posiをはじめとする様々なバンドで活躍しています。
また、アカデミー短編アニメ賞を受賞した「つみきのいえ」の音楽を担当しています。
関島岳郎はポップミュージック界では貴重なテューバを演奏出来るとあってライブやレコーディングなどで様々なアーティストと共演しております。
また、自身も生楽器と電子音をうまく合わせたぼんやりとしたアンビエント系の音楽を作曲しています。
栗コーダーカルテットは1997年に初めて発表したアルバム「蛙のガリアルド」を期にアニメやドラマのBGMを担当することが増えました。
2000年に「おかあさんといっしょ」の挿入歌である「あめふりりんちゃん」を担当し、2002年には今や万人が知っているピタゴラスイッチの音楽を担当しました。
そして、2005年に発表したオムニバスアルバム「ウクレレ・フォース」の「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」が「やる気のないダースベイダーのテーマ」と話題になり一躍有名になりました。
今やテレビを見ていると聴かない日はないというくらいバラエティーや教育番組、CMなど様々な番組で使われるくらい使いやすい音楽なのでしょう。
アルバム
本作はそんな栗コーダーカルテットの2007年発表の5枚目のアルバムで有名になってから初めてのオリジナルアルバムで注目されていました。
1曲目の「ベルニナ急行食堂」からゆるい疾走感があり、思わずニヤニヤしてしまいます。
3曲目の「アップ・オン・ア・ムーンヒル 〜桂林を下って月の丘に昇る〜 」のほのぼの系音楽がゆる~り流れてリラックスできます。
朝日を浴びモーニングを食べながら聴くも良し、昼間に散歩しながら聴くも良し、夜に少ない明かりの中で聴くも良しといったように時場所を選ばないで聴けます。
本作を聴くとストレスを「解消」するのではなくストレスを体から流れ出してくれる気がします。
このストレス社会を忘れさせてくれる笛社会はデトックス効果のあります。
仕事の疲れや悩みなどの心の老廃物を流し出してくれる名盤を是非。
おじいさんの11ヶ月
栗コーダーカルテット GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(M) 2007-06-06
[2回]
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