今回紹介する名盤は学生時代に製作されたデモ音源を聴いた坂本龍一に「テクニックはないけれどもセンスが異常に良くて他を圧倒していた」と絶賛されたアーティストのアルバムです。
ジャンル
ハウス
エレクトロニカ
ジャズ
ボサノヴァ
日本
鄭東和(テイ トウワ)
アーティスト
TOWA TEIは当時まだマイナーだったハウスミュージックをポピュラー化して一世風靡した最初のグループと言われる「Deee-Lite」に参加しました。
「最初の音出しは感動的だったわ。TOWAがDeee-Liteのサウンドを新しい次元に無限のレベルまで連れてってくれたの」とメンバーほどTOWA TEIの参加によって音楽的にDeee-Liteは進化しました。
Deee-Liteは「Groove Is In The Heart」で全英1位を獲得するという快挙を成し遂げます。
そして、1994年から活動の拠点を日本に移し、1stアルバム『FUTURE LISTENING!』でソロデビューをし、TOWA TEIとして活動していきます。
また、2007年に公開された松本人志監督の「大日本人」の映画音楽プロデュースを手掛けたり、ダウンタウンの「Geisha Girls」や今田耕司の「KOJI-1200」「KOJI-12000」などをプロデュースしています。
2008年にはdocomoのFOMA「N705i」のサウンドプロデュースを手がけ、プリインストールされた楽曲「N705i」はiTunesでも販売し、数週にわたりエレクトロニカチャートで1位を記録し、2008年のiTunesエレクトリック部門トップセラー第5位を記録します。
TOWA TEIの音世界はとにかくオシャレの一言、ジャズやボサノヴァのサウンドをオシャレにサンプリングした音世界です。
アルバム
本作はTOWA TEIのデビューアルバムなんですが、参加アーティストが坂本龍一に始まり細野晴臣、Arto Lindsay、高野寛など本当に豪華になっています。
私は友達の家で4曲目「Luv Connection」を聴いて1発で気に入りました。
そして、また1曲目から流してもらい次の日すぐにCDショップに行った思い出があります。
最近テクノやダンスミュージックは似たり寄ったりでつまんないなーと思ってた時に本作を知り驚愕しました。
それはボサノヴァ調のハウスが新鮮に感じられたからです。
かと思えば、70年代っぽい泣きのシタールが使われていたりと本当に個性的で聴いていて飽きさせません。
最高にロマンチックなハウスの世界にボサノヴァの感性を取り入れた名盤を是非。
Luv Connection
TOWA TEI コロムビアミュージックエンタテインメント 2007-04-18
[2回]
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