今回紹介する名盤はフランスのサイボーグ二人組によるユニットからのアルバムです。
ジャンル
ハウス
エレクトロニカ
テクノ
フランス
Thomas Bangalter
Guy-Manuel de Homem-Christo
バンド
Daft Punkは元々3ピースのロックバンドとして活動していましたが、そのバンド時代にイギリスの音楽誌で「ダフト(愚かな)パンク」と酷評されました。
しかし、その名前を気に入った2人は自分たちの新たなユニット名にします。
1人の脱退を期にハウスユニットへとシフトチェンジしていき、初のフルアルバム「Homework」はアメリカでも大ヒットし、クラブ系アーティストとしては異例の全世界で220万枚という大成功を為し遂げました。
そして、流れに任せて次作「Discovery」を発表します。
これも全英2位、本国フランスでは初登場1位を記録し大成功します。
この時の先行シングル「One More Time」のアニメーションクリップは松本零士が手掛け話題になりました。
また、2010年には映画「トロン: レガシー」の音楽を担当しました。
第51回グラミー賞では2部門受賞し、第56回グラミー賞ては5部門ノミネートされ、その全てを受賞して今や知らない人はいない大物アーティストになりました。
最近ではヒューマンビートボックスに定評のあるアカペラグループ「Pentatonix」がDaft Punkメドレーをカバーして話題になりました。
因みに私は町を歩いていてサンバイザーを深く被っているおばさんを見るとDaft Punkにしか見えません。
アルバム
本作は辛口音楽誌Pitchfork誌の00年代名盤ランキングで第3位にランクインしました。
1曲目の「One More Time」はauのCMやSonyのCMで使われたり、3曲目の「Digital Love」はGAPのCMで使われたので知っている人も多いと思います。
しかし、本作の良さはそれ以外のアダルトで色気たっぷりの9曲目「Something About Us」だったり、静かな高揚感を与えてくれるラストの大曲「Too Long」にある気がします。
CMに使われるということは、万人が良いと感じるメロディーがあるからでしょう。
ここからハウスやエレクトロニカにハマっていくのもいいのではないでしょうか。
フランスのサイボーグが作り出したオシャレなハウス名盤を是非。
One More Time
Daft Punk Virgin 2001-03-12
[2回]
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