今回紹介する名盤はColdplayの大衆性と
Radioheadの難解性を合わせ持つ北欧デンマークの4ピースバンドのアルバムです。
ジャンル
エクスペリメンタルロック
ネオプログレッシブロック
ポストロック
シューゲイザー
デンマーク
Jonas Bjerre
Bo Madsen
Johan Wohlert
Silas Utke Graae Jørgensen
バンド
今でこそサマソニなどで日本でも知名度が上がってきましたが、私が初めて知った時「Mew」を調べたらAV女優のMewが引っ掛かって調べるのに苦労しました。
サマソニに参加したり、R.E.M.の北欧ツアーに同行したりして確実に実力と知名度を上げていきます。
そして、自国デンマークのいろいろな賞を軒並み受賞していきデンマークを代表するバンドまで上り詰めました。
Mewは日本が好きらしく、その証拠に2005年発表の「And The Glass Handed Kites」の日本盤のボーナストラックに「白い唇のいざない」のカバーが収録されています。
Mewの特徴として作曲を4人全員でしているので曲の展開も独特で曲自体のクオリティも高いです。
初めて聴く人はボーカルは女性なのかと思われるかもしれませんが、男性です。
ヨーナスのソプラノボイスで曲全体が神々しく、ファンタジックな音世界に出来上がっています。
メロディーの進行が読めなくプログレッシブな面もありながら、非常に聴きやすく出来ているのがMewの凄いところだと思います。
アルバム
本作のコンセプトは「聞きなれた音楽ではないけどまったく聴いたことのない音楽でもない」
「始めて会うんだけど、どこか親しみをおぼえてしまう」ということで、アルバムタイトルは「friend(友達)」と「stranger(見知らぬ人)」を合わせた造語です。
Mewを始めて聴いてみる人はこれから聴くのをおすすめします。
きっとハマる人は1曲目のイントロでハマるはずです。
アルバムの完成度が高く私にはボーナストラックが蛇足に感じてしまうほどです。
決してボーナストラックが悪い訳ではなく、アルバムとしての統一感が損なわれる気がしてしまうからです。
雪の結晶のようなキラキラした幻想的なメロディーに、冬の空気のように冷たく澄んだヨーナスの声で作られた名盤を是非。
Am I Wry? No
She came home for christmas
Mew Sony/Bmg Int'l 2003-04-07
[1回]
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