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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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King Crimson / The Power To Believe (2003年)



今回紹介する名盤は音楽界に革命を起こしたプログレ御三家の一人のアルバムです。

ジャンル

プログレッシブロック
実験音楽
ジャズロック
フリージャズ

イギリス

Robert Fripp



バンド

皆さんが考えるロックがもっとも栄えていた1年は何年でしょうか?

私は1969年が最も実りのある年と考えます。
The Beatles「Abbey Road
The Who「Tommy」
Led Zeppelin「Led Zeppelin」「Led Zeppelin Ⅱ」
The Band「The Band」
The Glateful Dead「Live/Dead
The Rolling Stones「Let It Bleed」
Bob Dylan「Nashville Skyline」
King Crimson「In The Court Of The Crimson King
他にもたくさんありますがこれら名盤すべて69年発表なんです。

そして、忘れてはいけない伝説のフェス「ウッドストック」もありました。

Robert Frippはローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリストにおいて第62位のギタリストでロックギタリストでは珍しい椅子に座りながら演奏します。

Robert Frippの演奏を聴いたJimi Hendrixは「左手で握手してくれ、こっちの方がハートに近いから」と言った逸話があります。

また、Brian Enoと親交がありMicrosoft Windows Vistaの起動音の製作を手がけるなどもしています。

70年代King Crimsonはフリージャズを突き詰めたプログレッシブロックといった感じのバンドで、80年代King Crimsonは後のマスロックに多大な影響を与えることになります。

90年代以降Robert Frippは年老いていくのと逆転して歳を重ねるごとにますますヘビーなサウンドを鳴らしていきます。

King Crimsonを初めて聴いたThe WhoのPete Townshendは「恐ろしいほどの傑作だ」と言ったり、イギリスの音楽雑誌ではあのThe Beatlesの「Abbey Road」を無名バンドのデビューアルバムが引き摺り下ろしたと騒がれてThe Beatles一色の時代に革命を起こしたのです。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第五部のラスボス、ディアボロのスタンドの元ネタです。

アルバム
本作は現時点でのスタジオアルバム最新作になります。

盟友Brian Enoや元ゆらゆら帝国坂本慎太郎など、私の知る限り多くのアーティストは年齢を重ねる度に音の数を最小限にする引き算的なサウンドになっていくのですが、Robert Frippは逆に音が激しく、より暴力的になるという例外ギタリストです。

King Crimsonのスタジオアルバムは13枚あり、そのどの作品も素晴らしいので本作が語られることが少ないですが、私は本作がKing Crimsonの最終進化系に感じます。

時代背景や衝撃さ、先進さ、世界観などを考えたら他の作品なのでしょうが、単純に作品だけでみたら本作は相当上位に来る作品です。

モンスターバンドKing Crimsonの最終進化系の音楽が収められた名盤を是非。

関連記事
King Crimson / In The Court Of The Crimson King (1969年)
King Crimson / Discipline (1981年)

Level Five


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