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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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Yes / Fragile 邦題 こわれもの (1971年)



ジャンル

プログレッシブロック

イギリス

Jon Anderson
Steve Howe
Chris Squire
Rick Wakeman
Bill Bruford



今回紹介する名盤は皆さんご存知のプログレ五大バンドの一人Yes様のアルバムです。

バンド

プログレ五大バンドとはKing CrimsonPINK FLOYD、Yes、Emerson, Lake & Palmer、Genesisです。
プログレ五大バンドの中で一番聴きやすいと私は思います。
とてつもなく難解な演奏をしているのに、どこか親しみやすいメロディーなのです。

プログレッシブロックという音楽ジャンルを知りたいけど、「何から聴いたらいいかわからない!」という人はこのアルバムか、次の「Close To The Edge」(邦題 危機)を聴いたらいいのではないかと思います。

私がYesを好きな理由の一つに、Chris Squireの異様にベースの音がデカイ。
ベースがブリブリ鳴っています。

ちなみにジョジョ1部に出てきたブラッフォードの元ネタはドラムスの人です。

アルバム

本作はYesの4枚目のアルバムで、David Bowie、T.Rex、Black Sabbathといった超有名人達とレコーディングしていたRick Wakemanというキーボードの魔術師(見た目も魔術師です)が加入してYesの黄金期メンバーで作られた歴史的名盤です。

このアルバムは大作の1、4、9。メンバー各々をフューチャーした2、3、5、6、7、8という作りになっています。

1曲目「Roundabout」はアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のエンディングとして使われて注目を集めました。

9曲目「Heart of the Sunrise」は車のCMに使われた疾走感のある曲です。ブリブリのイントロから最高です。

それ以外も十分名曲で、2曲目「Cans and Brahms」はオルガン風シンセはゲームのサントラ的で楽しいです。

8曲目「Mood for a Day」はアコースティックのソロは個人的にかなり好きです。

1972年の古臭さは全くありません。
メンバーの個性が爆発したプログレッシブロックの名盤を是非。

ジョジョのopeningに使われた曲


車のCMで使われた曲


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Frost* / Million Town (2006年)





今回紹介する名盤は、私の1番好きなバンドの一番好きなアルバムです。
ジャンル

ネオ プログレッシブロック
プログレッシブロック

イギリス

Jem Godfrey
John Mitchell
John Jowitt
Andy Edwards 
John Boyes




バンド

Frost*は美メロ職人のJem Godfreyが「プログレバンドするから、一緒にしようよ」で始まったバンドです。

こんな軽いノリで始まったのに集まったメンバーは超一流奏者ばかりでギタボにはArena,The Urbane,KinoIt Bitesで活躍中のJohn Mitchell
ベースにはArena,IQ,Jadisで活躍中のJohn Jowitt
ドラムスにはThe Wikkamen,Priory of Brion,IQ,Ian Parker Bandで活躍中のAndy Edwards
そしてFreeFallで活動していたギターのJohn Boyesが集まったスーパーグループです。

現在はJem GodfreyとJohn Mitchellの2人しかオリジナルメンバーはいません。

2006年に圧倒的完成度のアルバム「Milliontown」でデビューし、その後すぐに活動を休止してしまいますが、2008年に再活動し「Experiments in Mass Appeal」を発表します。
2010年に「The Philadelphia Experiment」2013年には「The Rockfield Files」と2枚ライブアルバムを発表します。

そして、ついに2016年5月27日にスタジオアルバム新作を発表するのです。

アルバムによってはスタジオの製作風景やスタジオライブ映像までついてある物もあり、その様子を観ているとメンバー全員が楽しんでいて、かなりアットホームな感じで観ているこっちまで楽しくなってきます。

そして、なんといっても一番楽しんでいるのは中心メンバーのJem GodfreyとJohn Mitchellの二人です。

70年代に生まれたプログレはここに来てまた進化をしたのです。
バンドの簡単なイメージとしてはYesの進化形的なバンドです。


アルバム
本作はシンフォニックなキーボードに泣きのギターといった感じで、アグレッシブなリフと美メロアルペシオ満載なんです。

1曲目から美メロづくしのインストです。

1番聞いてほしいのはラストのタイトル曲「Million Town」なのですが、26分もあるので長くて聴けねえよって方は1曲目の「Hyperventilate」を是非とも聴いてみてください。
インスト好きじゃないんだよなって方は高揚感抜群のイントロから始まる「Black Light Machine」を是非聴いてみてください。

やってることは超絶テクニックなのに、耳にスーっと入ってくる途中のギターソロの哀しみある高揚感はさすがJohn Mitchellです。


Jem Godfrey、John Mitchellのソロはいつ聴いても気持ちいいです。
綺麗なシンセから始まり一気に盛り上がり、緩急ある展開をしていって最後シンセでチルアウトします。

超一流の美メロ職人が作ったアルバムなので、プログレの小難しさなんかはありません。
かといって、耳障りのいい浅はかなポップ音楽ではありません。

シンフォニックなプログレが好きなら必ずハマると思います。
綺麗なプログレでとても聴きやすいのでプログレ入門としてもいいかなと思います。

美メロあり、疾走感あり、高揚感あり、ドラマチックな展開ありの新型プログレ名盤を是非。

関連記事
Frost* / Experiments in Mass Appeal (2008年)

Hyperventilate



MILLION TOWN

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