今回紹介する名盤は
King Crimson の歴史に無くてはならないベーシストのアルバムです。
ジャンル
プログレッシブロック
アメリカ
Tony Levin
Pat Mastelotto
Markus Reuter
バンド Stick Menは2009年にTony Levinがチョップマン・スティックという楽器で多重録音して完成させた「Stick Men」をどうにかライブで再現できないかとバンドを組んだのが始まりです。
Stick Menにはギタリストもベーシストもおらず、その代わりにチョップマン・スティックが2本あるのです。
バンドメンバー全員がスティック(ドラムはバチ)を持っているのでスティックメンということらしいです。
チョップマン・スティックはメロディー弦とベース弦が5本ずつ、もしくは6本ずつ張られていて、早い話がギターとベースを合わせましたって感じの楽器なんです。
Tony LevinはKing Crimsonでもチョップマン・スティックを巧みに扱い、そのベースラインは「第三のギター」と言われていました。
チョップマン・スティックで最も有名な奏者はTony Levinと言っても過言ではありません。
Stick Menはライブアルバムも含めるとこれまでに10枚以上も作品を発表していて、とても勢力的に活動しています。
アルバム 本作はバンドとしての初作品となります。
King Crimsonのヌーヴォ・メタル DNAが脈々と流れているので、重厚かつ暴力的サウンドが聴きたい人は必聴です。
音だけ聴いていたら3人バンドとは到底思えないほど音に厚みがあり、King Crimson直系バンドと言えます。
ベーシストのアルバムですがしっかりとバンドサウンドで曲としての完成度も抜群です。
チョップマン・スティックを余すことなく堪能できる「Hands」しっとり聴かせる「Inside The Red Pyramid」ライブで定番になっているСтрави́нскийの「Firebird Suite」も本作に収録されています。
チョップマン・スティックで調理された絶品スープが味わえる名盤を是非。
Firebird Suite
VIDEO リンク
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