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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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Moby / Play (1999年)



今回紹介する名盤は作詞、作曲、演奏、編集など全て一人でこなしてしまう人のアルバムです。

ジャンル

テクノ
エレクトロニカ
ハウス
アンビエント

アメリカ


アーティスト

Mobyはこれまでに2000万枚以上の売上を誇る眼鏡とスキンヘッドが似合うおっちゃんです。

Mobyは元々Vatican CommandosやAWOL、Shopwellというパンク系バンドでギタリストをしていました。

しかし、1980年代末にイギリスで起きたダンスミュージックのムーブメント「セカンド・サマー・オブ・ラブ」の影響でDJ活動を始めます。

Twin Peaksのテーマ曲をサンプリングした「Go」が大ヒットしてダンスミュージックシーンの重要な存在になります。

現在はBGMやアンビエントなどのチルアウトとして、誰にでも聴ける作風に変わっていきました。

別名義でも活動していて、有名なところで言えば「Voodoo Child」や「DJ Cake」とかではないでしょうか。

また、Britney Spearsに曲を提供していたり、TeanyというカフェやThe Little Idiotというグッズショップを経営していたり、写真家や執筆家という一面もあり本当に幅広く活躍しています。

Mobyが発表している作品はとても多いので、Moby自体を知らなくても曲は聴いたことがあるってことがあると思います。


アルバム

本作はこれまでのダンスミュージックのリスナーを越えて一般チャートで大ヒットして、売上げ枚数1000万枚というモンスターアルバムです。

3曲目の「Porcelain」は「タイタニック」で一世を風靡したレオナルド・ディカプリオが100本以上のオファーを蹴ってまで出演したいと思った映画「The Beach」のテーマ曲として使われました。

また、アルバム収録曲がすべてCMで使われるという異常事態が起きるほどです。

テクノの革命児が技術、感性、共にノリノリで作った名盤を是非。

Porcelain


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Massive Attack / Mezzanine (1998年)


今回紹介する名盤はトリップホップという音楽ジャンルを作り出したグループのアルバムです。

ジャンル

トリップホップ
エレクトロニカ
エクスペリメンタルロック
アブストラクトヒップホップ

イギリス



Robert "3D" Del Naja
Grant "Daddy G" Marshall
(Andy "Mushroom" Vowles )

バンド

Massive Attackが結成させたブリストルという都市は元々貿易が盛んで、奴隷制度によってさまざまな人種が混在してました。

その名残でブリストルにはヒップホップやレゲエといったさまざまな音楽が溢れていました。

その結果Massive Attackはロックやジャズ、ヒップホップ、レゲエ、ソウルなどを掛け合わせて独自のサウンドを生み出すことが出来ました。

当時のいろんな音楽誌や評論家はそのサウンドをトリップホップと称しました。

Massive Attackの作り出した独自のサウンドのクオリティの高さに、90年代後半のブラックミュージックやオルタナティブロック、エレクトロニカシーンのアーティストに多大な影響を与えました。

また、数々のアーティストのリミックスをしたりもしています。

Massive Attackの音世界はとにかく暗くて重いんです。

そして、何処と無く煙たい浮遊感が心地良いんです。

Jamiroquai然り、黒人の音楽をベースに、白人のセンスで昇華させると最高の音楽になるんですよね。

アルバム

本作はMassive Attackが最もロックに接近したことで取っ付きやすいアルバムだと思います。

その事が理由なのか、本作は初の全英1位を記録しました。

しかし、あまりにロックに接近し過ぎたことをよく思わなかったAndy "Mushroom" Vowlesは本作を最後に脱退してしまいます。

1曲目の「Angel」は映画「Snatch」でも使用され話題になりました。

因みに6曲目の「Dissolved Girl」も映画「The Jackal」で使用されました。

さまざまな文化や音楽を取り入れて、世界に大規模な影響を与えた名盤を是非。

Angel


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Aden / Black Cow (1999年)



今回紹介する名盤はAmericanfootballのようなバンドのアルバムです。

ジャンル

インディーロック
インディーポップ

アメリカ

Kevin Barker
Jeff Gramm
Fred Kovey

バンド

私がこのバンドを知ったのは、OwenやAmericanfootballやJoan of Arcといった言わばKinsellaファミリーの音楽にハマっていた時に、ニコニコ動画の作業用動画で聴いて知りました。

余り有名なバンドでもなく情報が少ないで調べてみますとAdenが所属していたレーベル「Teen Beat」の中に「bloodthirsty butchers」を発見しました。

なので、独断と偏見でいいレーベルなのだと決めつけております。

さらに活動場所がTortoiseなどが活躍しているシカゴです。

もう決まりでしょう。

音世界はと言いますと、上記したようにOwenやAmericanfootballやJoan of Arcのようなギターアルペジオにやさしい唄が乗ります。

アルバム

通勤や通学とかで音楽を聴いている人には正直60分を越えるアルバムは聴ける時が中々無かったりします。

そんな時、本作はほんの30分程度で聴けるので私は重宝しています。

Kinsella系の音楽を探している人はきっとたくさんいるはずです。

かく言う私もその一人てした。

Kinsellaの意思を受け継ぐThis Town Needs Gunsなど、フォロワーはたくさんいますがその中でも1、2位を争うくらいKinsella魂を感じました。

唄心があるので、どっちかと言うと弟のMike Kinsellaの方が近い気がします。

Kinsella系の音楽を探している人必聴の名盤を是非。

I Knew You Would Go


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Daft Punk / Discovery (2001年)



今回紹介する名盤はフランスのサイボーグ二人組によるユニットからのアルバムです。

ジャンル

ハウス
エレクトロニカ
テクノ

フランス

Thomas Bangalter
Guy-Manuel de Homem-Christo


バンド

Daft Punkは元々3ピースのロックバンドとして活動していましたが、そのバンド時代にイギリスの音楽誌で「ダフト(愚かな)パンク」と酷評されました。

しかし、その名前を気に入った2人は自分たちの新たなユニット名にします。

1人の脱退を期にハウスユニットへとシフトチェンジしていき、初のフルアルバム「Homework」はアメリカでも大ヒットし、クラブ系アーティストとしては異例の全世界で220万枚という大成功を為し遂げました。

そして、流れに任せて次作「Discovery」を発表します。

これも全英2位、本国フランスでは初登場1位を記録し大成功します。

この時の先行シングル「One More Time」のアニメーションクリップは松本零士が手掛け話題になりました。

また、2010年には映画「トロン: レガシー」の音楽を担当しました。

第51回グラミー賞では2部門受賞し、第56回グラミー賞ては5部門ノミネートされ、その全てを受賞して今や知らない人はいない大物アーティストになりました。

最近ではヒューマンビートボックスに定評のあるアカペラグループ「Pentatonix」がDaft Punkメドレーをカバーして話題になりました。


因みに私は町を歩いていてサンバイザーを深く被っているおばさんを見るとDaft Punkにしか見えません。

アルバム

本作は辛口音楽誌Pitchfork誌の00年代名盤ランキングで第3位にランクインしました。

1曲目の「One More Time」はauのCMやSonyのCMで使われたり、3曲目の「Digital Love」はGAPのCMで使われたので知っている人も多いと思います。

しかし、本作の良さはそれ以外のアダルトで色気たっぷりの9曲目「Something About Us」だったり、静かな高揚感を与えてくれるラストの大曲「Too Long」にある気がします。

CMに使われるということは、万人が良いと感じるメロディーがあるからでしょう。

ここからハウスやエレクトロニカにハマっていくのもいいのではないでしょうか。

フランスのサイボーグが作り出したオシャレなハウス名盤を是非。

One More Time


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Radiohead / OK Computer (1997年)



今回紹介する名盤は日本語の「どうも」の発音に定評のあるイギリスを代表するバンドのアルバムです。

ジャンル

エクスペリメンタルロック
オルタナティブロック
エレクトロニカ
ポストロック
アンビエント

イギリス

Thom Yorke
Jonny Greenwood
Colin Greenwood
Ed O'Brien
Philip Selway

バンド

Radioheadはローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストにおいて第73位にランクインしています。

Radioheadの音世界はアルバム毎にかなり違うので一概に言えませんがオルタナティブロックをベースに、ポストロックや電子音楽、ジャズ、クラシック、現代音楽など様々な音楽を取り入れていてとても複雑な音世界を作り出しています。

Nirvana ー Smells Like Teen Spirit
Beck ー Loser
Radiohead ー Creep

この3曲はオルタナティブロックの代表曲としてよく挙げられます。

Thom Yorkeは村上春樹のファンで、2003年に発表された「Hail To The Thief 」の世界観は小説「ねじまき鳥クロニクル」や「アンダーグラウンド」からも一部インスパイアされたと公言しています。

また、村上春樹もRadioheadのファンで「海辺のカフカ」の中で2000年に発表された「Kid A」を登場させています。

Sigur Rósのファンであることでも有名で、Sigur Rósがまだ有名になる前に前座に起用して話題になりました。

アルバム

本作はローリングストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500では162位にランクインしています。

本作の曲ではギターやピアノ、シンセ、ベース、ドラム、ストリングスなどのサウンドを加工しまくって音像を構築しています。

曲としてほぼ完成しているのに、それを1度壊してまた再構築していくという感じです。

作曲と言うより、音を使った実験と言っても過言ではないでしょう。

コンピュータを駆使して作り出されたバンドサウンドが聴ける名盤を是非。

Airbag


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