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『私的名盤おすすめ処』

私が聴いて『これは名盤だ!』と感じたものをひっそりとレビューするブログです。

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The Who / Who's Next (1971年)



今回紹介する名盤はThe BeatlesとThe Rolling Stonesと並ぶイギリスの3大バンドの1人のアルバムです。

ジャンル

ハードロック
アートロック
サイケデリックロック

イギリス

Roger Daltrey
Pete Townshend
John Entwistle
Keith Moon


バンド

The Whoは当時珍しかったシンセサイザーを使用して、後のテクノやミニマルミュージックなどに影響を与えたり、文学性豊かな歌詞やアルバムに1つのストーリーを持たせる「ロックオペラ」というジャンルを確立したりしました。

ロックの幅を広げる画期的な試みも多く先進的な音楽性を持つバンドでローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストで第29位にランクインしていて、ロック殿堂入りも果たしています。
そんな知能的なバンドにも関わらず、ライブパフォーマンスはとても派手なものでした。

Roger Daltreyはマイクを投げ縄のように振り回し、Pete Townshendは腕を風車のように回転させながら弾き、Keith Moonはスティックを廻したり、空中に放り投げてはキャッチしたりしながらドラムを怒涛の如く叩くといった3人のパフォーマンスは聴衆を魅了しました。
また、楽器や機材の破壊は当たり前、ドラムを爆破させたり後のパンクバンドに影響を与えました。
しかし、暴れまわる3人とは対照的にJohn Entwistleは複雑なベースラインを涼しい顔で黙々と弾いて聴衆を魅了していました。

The Whoの特徴はPete Townshendが言うようにドラムやベースがリード楽器になり、ギターがリズム楽器という立場が逆転していることでしょう。
この事でメロディーを重視する日本ではイマイチ評価されないでいます。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第三部に登場するイギーのスタンドの元ネタです。

アルバム

本作はThe Whoの最高傑作と言われる作品でPete Townshendもこの作品をベストに挙げています。

ローリングストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500で28位にランクインしています。

本作をロックアルバムとして聴くと1曲目「Baba O'Riley」のテクノ的なイントロで面食らうことでしょう。

しかし、全体を通して聴くと最高のロックアルバムなんです。

9曲目の「Won't Get Fooled Again」はVan HalenやKISSがカバーしたことで有名です。

繊細に作られた力強いロックサウンドを聴ける名盤を是非。

Won't Get Fooled Again


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Michael Jackson / Thriller (1982年)



今回紹介する名盤は人類史上最も成功したエンターテイナーの肩書きを持つキング オブ ポップからのアルバムです。

ジャンル

ポップ
ソウル
ファンク
R&B

アメリカ

Michael Jackson

アーティスト

Michael Jacksonのことを若い人達には整形しまくりのロリコン野郎と思われてしまっているかも知れませんが、実際は全然違うのです。

今の日本の音楽業界で100万枚売り上げれば、ミリオン達成 ‼と騒ぎますがMichael Jacksonの総売上は桁違いの10億枚で、1970年代から2010年代までの5つの世代で全米トップ10シングルを持つ唯一のアーティストの称号を持つ人物です。

整形も鼻と顎の2回しかしていないとも言われています。
しかも鼻に関しては怪我を治すついでみたいな感じだったと言われています。
肌が白くなっていったのも、整形ではなくて尋常性白斑という病気で色が変化したのにも関わらず、メディアは「白人になりたくて肌を脱色した」という差別的報道が相次ぎ誤解が生まれました。

子ども好きなのはあってますが、それはいい意味で子ども好きなのです。
ロリコンではなく、イクメンなのです。
その証拠に娘のParis Jacksonは部屋の中にMichaelのポスターを飾ったり、服を着たりしているほどです。
          
考えてみて下さい、自分の父親の顔写真がプリントされたTシャツを着る娘がいますでしょうか。
それほど父親が好きなのでしょう。

アルバム

本作は1年ほどで約1億400万枚を売り上げ史上最も売れたアルバムとなり、グラミー賞を8部門で授賞しました。

今ではローリングストーンの選ぶオールタイム ベスト アルバム500で20位にランクインしています。

100万枚は誤差の範囲という異常事態を起こした作品です。

また、本作のタイトル曲「Thriller」のPVは当時まだ黒人の映像は放映すべきではないというMTVの差別的ルールをぶち壊した作品とされています。

今では「今まで作られたビデオの中で最も偉大なベスト100」で1位にランクインしています。

5曲目の「Beat It」 は黒人音楽の壁を越え、ジャンルの壁を壊すというコンセプトだったそうで、当時はまだ人種差別があった言えます。

9曲中7曲がシングルカットされ、その全てが全米TOP10入りを果たした名盤を是非。

Thriller


Beat It


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múm / Finally We Are No One (2002年)



今回紹介する名盤はSigur RósやBjörkなどと同じくアイスランドを代表するバンドのアルバムです。

ジャンル

ポストロック
エレクトロニカ
ドリームポップ

アイスランド

Örvar Smárason
Gunnar Örn Tynes
(Kristín Anna Valtýsdóttir)
(Gyða Valtýsdóttir)


バンド

múmはアイスランドで結成されたエレクトロニカバンドで2000年に「Yesterday Was Dramatic - Today Is OK」でデビューしました。

人の声やドアの開閉音などの生活音をサンプリングした手作り感溢れるエレクトロニクスとアコーディオンやメロディオン、グロッケンシュピールなどの様々なアコースティック楽器によるオーガニックなサウンドを融合させた音世界にKristínとGyða姉妹のロリータボイスを乗せた音楽性が高い評価を受けました。

イギリスだけで40以上のメディアから年間トップ10に選出されました。
また、これまでに原田知世など日本のアーティストへ楽曲提供を行ったこともあり、フジロックフェスティバルなど様々なフェスにも出演するなど日本でも人気が高いバンドです。

「múm」というバンド名「múm」という文字を並べた時、2頭の象が横向きで鼻を絡めあう姿をイメージしてつけたので深い意味はないそうです。

múmはKristínとGyða姉妹が脱退するまでのノスタルジックで浮遊感漂う「Yesterday Was Dramatic - Today Is OK」から「Summer Make Good」までと、牧歌的な可愛らしい音世界の「Go Go Smear the Poison Ivy」以降の作品に分けられます。

しかし、2013年に発表された最新作「Smilewound」ではKristínとGyða姉妹が復帰して初期のメンバーになり話題になりました。

KristínはMice Paradeのアルバムに参加したりしています。


アルバム

本作はKristínとGyða姉妹が在籍している頃の作品ですので、ノスタルジックで浮遊感漂う愛くるしい音世界を楽しめます。

múmの音はまさに私たちのイメージするアイスランドを音にして届けてくれます。
基本は冬の澄んだ空気のような音世界なのですが、にきらびやかなオーロラのようなサウンドだったり、アコースティック楽器のサウンドでふんわりとした暖かみがあります。

これは雪の積もらない都会より、雪国の方が気温差に大差なければ暖かい現象と同じような感じがします。

エレクトロニカもポストロックもどっちも聴きたいという欲張りさんにはこの愛くるしい名盤を是非。

We Have A Map Of The Piano


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Queen / A Night at the Opera 邦題 オペラ座の夜 (1975年)



今回紹介する名盤は世界的ボーカリストFreddie Mercuryを中心にしたバンドのアルバムです。

ジャンル

ロック
ハードロック
ロックオペラ
プログレッシブロック
グラムロック

イギリス

Freddie Mercury
Brian May
Roger Taylor
John Deacon


バンド

Queenはローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストでは第52位にランクインしていて、これまでにアルバムとシングルのセールスで3億枚を超え、これは歴代第5位であり「世界で最も売れたアーティスト」として知られています。

Queenの伝説

Queenのアルバムは全英チャートで合計27年間チャートインして世界で最も英国チャートにランクインし続けたアーティストに認定された。
Queenはメンバー全員が作詞作曲能力に優れていて、世界で唯一メンバー全員がチャート1位を獲得した作品を持っているロックバンド。
QueenのA Kind of Magicのツアーチケットを買い求める人達が50万人を越えたことがある。

そんなQueenもデビュー当時は「時代遅れのロックバンド」や「これぞグラムロックの残りカス」「Led Zeppelinのモノマネバンド」など散々叩かれていました。

私のQueenとの出会いは中学生の時に父に勧められて読んだ漫画「魁‼クロマティ高校」でした。
漫画でフレディーという人を先に知って夜中にテレビでやっていたQueenのライブ映像を見て「フレディーにそっくりな人が歌ってる」と驚愕したのはいい思い出です。

因みにジョジョの奇妙な冒険 第四部に出てくる吉良 吉影のスタンドの元ネタです。


アルバム

本作は当時のイギリスのポピュラーミュージック史上、最も制作費がかかったといわれていて、Queenが本国イギリスで初めてチャート第1位を記録した作品です。

また、Queenの代表曲である「Bohemian Rhapsody」は9週間連続1位を記録しました。

ローリングストーンの選ぶオールタイムベストアルバム500で231位にランクインしていて、Queenの最高傑作とされる作品でグラミー賞を2つ授賞しています。

私の中でQueenで1番好きな曲は何?と問われれば本作の5曲目「’39」の田舎道を馬車で走るような疾走感がなんとも言えず好きです。

世界を代表するロックバンドの最高傑作と言われる名盤を是非。

Bohemian Rhapsody


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Priscilla Ahn / A Good Day (2008年)



今回紹介する名盤は、まるでピアノからギターに持ち替えたNorah Jonesと言われるシンガーソングライターのアルバムです。

ジャンル

フォーク
カントリー

アメリカ

Priscilla Ahn


アーティスト

2014年にスタジオジブリ映画「思い出のマーニー」の主題歌「Fine On The Outside」を担当し日本のみならず、世界的に有名になったことは記憶に新しいことだと思います。

Priscilla Ahnは幼少の頃から教会で歌い始め、母親からピアノを教わり、父親の勧めで14歳からギターを始め、自身で作曲をしたりするようになります。
そして、16歳から地元のカフェで弾き語りを始め、17歳でシンガーソングライターを志すようになりました。

そして、19歳の時にロサンゼルスへ移り、本格的に音楽活動を開始し、2008年にブルーノートレコードと契約をして「A Good Day」でメジャーデビューします。
2009年にはフジロックフェスティバルに参加し、その透き通る風のような歌声で聴衆を魅了しました。

Priscilla Ahnはジブリ映画の大ファンで2012年に発表したカバーアルバム「Natural Colors」では、くるりの「ばらの花」、荒井由実の「やさしさに包まれたなら」、はっぴいえんどの「風をあつめて」、安田成美の「風の谷のナウシカ」などを見事にカバーしました。

また、2013年12月には東京の三鷹の森ジブリ美術館に招かれてクリスマスコンサートを行ったり、ドラマ「そこをなんとか」「そこをなんとか 2」の主題歌を担当したりもしています。


アルバム

本作はPriscilla Ahnが24歳の時に発表されたデビューアルバムになります。

私は本作の5曲目「Leave the Light On」をCMで聴いてPriscilla Ahnを知りました。
この曲は本当に私の琴線に触れました。

そして、すぐにこの曲の入ったアルバムを買いに走りました。

この曲目当てで買ったのですが、1曲目「Dream」から11曲目「A Good Day (Morning Song)」まで一貫して、木漏れ日のようなギターサウンドにそよ風のような歌声で聴いた後、スッキリ爽やかな気持ちになります。

朝起きて顔を洗い、歯を磨き、朝食を食べる間に本作を流しておけば眠気スッキリ取れて活動できるはずです。

スッキリ爽やか、そよ風と一緒に昨日の鬱憤を運んでくれる名盤を是非。

Leave the Light On


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