今回紹介する名盤はアメリカのジャズタイムズ誌で「最も過大評価された音楽家」と言われたジャズベーシストのアルバムです。
ジャンル
ジャズ
ボサノヴァ
アメリカ
Ron Carter (bass)
Mulgrew Miller (piano)
Russell Malone (guitar)
アーティスト
過大評価されてるというのは素晴らしく名誉な事だと思います。
何の評価も受けず消えていく人ばかりの世界なのですからね。
あの
Pat Methenyに影響を与えたジャズギタリストの巨匠Jim Hallとの相性は抜群でいくつも名盤を残していますし、Herbie Hancockの処女航海でベースを演奏している。
これだけ見ても素晴らしい功績だと思うのですがね。
若かりし頃のRon Carterはクラシックのコントラバス奏者を目指して1日8時間に及ぶ猛練習をするも、人種差別によってオーケストラ団体に入団できませんでした。
しかし、Ron Carterの確かな実力と個性を見抜いたジャズの帝王Miles DavisはPaul Chambersに代わるモードジャズのベーシストとして抜擢しました。
60年代のMiles Davisの音楽を裏で支えた人物と言っても過言ではありません。
アルバム
本作の音世界はジャズと言うには少し暖かみがある気が私はして、少しボサノヴァの雰囲気を感じます。
秋の終わりや冬に暖炉や焚き火で暖をとっている時のような優しい暖かさを感じる音世界です。
ウッドベースの柔らかな低音に乗り、流れるようなピアノとギターの演奏で心暖まる名盤を是非。
The Golden Striker
Ron Carter Blue Note 2003-09-25
[4回]
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