今回紹介する名盤はOasisの「Champagne Supernova」をカバーして一躍有名になったバンドからのアルバムです。
ジャンル
インディーロック
エモ
アメリカ
Matt Pond
バンド
音の方もYo La TengoやJoan of Arcよりよっぽどキャッチーでメロディアスで日本人好みだと思うのになぜなのでしょう。
Matt Pondの声も癖なく哀愁漂うハスキーボイスで、メロディーセンスは洋楽初心者でも受け入れられる程の大衆性を持っていると思います。
しかし、ただ聴きやすいだけで終わらないのがMatt Pond PAなんです。
それは、インディーロックシーンでは珍しいバイオリン奏者がバンドメンバーにいるのです。
このバイオリンが非常にいい仕事をしていて、群雄割拠のインディーロックシーンで独自の個性を発揮しています。
Death Cab for Cutieの儚くも美しい音世界とNada Surfのキャッチーな疾走感が共存したバンドといった感じです。
アルバム
本作の2曲目なんか最高にメロディアスで美メロのアルペジオが聴けます。
The Smashing Pumpkinsの名曲「Tonight, Tonight」のような哀愁に満ちたアルペジオなんです。
派手なテクニカルサウンドは無いですが、この素朴なサウンドが聴き手をリラックスさせてくれて
シンプル イズ ベスト的なアルバムになっています。
秋も終わりに近づき、枯れ葉舞う冷たい風を一人散歩しているような程よい切なさがあるアダルトな雰囲気ある名盤を是非。
So Much Trouble
Matt Pond Pa Altitude Records 2005-10-11
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