今回紹介する名盤は見た目とは似つかわしくない泣きメロを作り出すバンドのアルバムです。
ジャンル
インディーロック
ローファイ
スペースロック
アメリカ
Jason Lytle
Kevin Garcia
Jim Fairchild
Tim Dryden
Aaron Burtch
バンド
Jason Lytleはスケーターとして全米を飛び回っていたせいなのか、とにかく見た目がそこら辺にいそうな普通の兄ちゃんみたいでアーティスト性が皆無なんです。
そのスケートボード中に怪我をし、それを期にバンド活動を始めました。
よく引き合いに出されるバンドはPavement、Modest Mouse、
Built To Spill、The Flaming Lipsというようなインディーロックバンドです。
聴こえる電子音はシンセサイザーではなくキーボードの音で、しかもあまり性能のよろしくないキーボードなんです。
でも、そのヘッポコな電子音とヘロヘロのボーカルにバンドサウンドが合わさりいい具合のインディー感が出ていて、尚且つ独自の音世界を作り出しているのです。
アルバム
本作の音の方はというと、Built to Spillをへたっぴにしてチープな電子音を散りばめたようなサウンドです。
へたっぴというと語弊があるので簡易的と言えばいいのかもしれませんが、私の中ではへたっぴという言葉がぴったりなんですよ。
勿論、悪い意味ではなく。
実際ちょっと音外したりしてますし。
でもそこが憎めない味となっているのです。
Built to Spillのキャッチーな部分を残しつつポップ要素を取って哀愁を加えた様な感じのサウンドです。
少年時代を思い出すような、青い泣きメロがたっぷり詰まった名盤を是非。
AM 180
Grandaddy Spectrum Audio UK 2009-03-24
[1回]
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