今回紹介する名盤は1つの音楽が完成されて解散してしまった伝説的バンドのアルバムです。
ジャンル
サイケデリックロック
日本
坂本慎太郎
亀川千代
柴田一郎
バンドよく「邦楽とか洋楽の劣化版だよねー」とか言う人がいますが、私は「日本の音楽が世界に劣るなんてとんでもない!」と声を大にして言いたい。
そりゃ、邦楽は日本だけで洋楽はイギリス、アメリカ、北欧などたくさんの国があるので、すごい人達が日本より多いのは必然です。
しかし、日本にもすごい人達はたくさんいます。
その中のひとつを今日は紹介したいと思います。
少し邦楽をかじったら、よく名前は聞くと思います。
もし見た目の感じや、ヘンテコリンなバンド名で敬遠してる人がいたら、騙されたと思って「発光体」「ズックにロック」「ゆらゆら帝国で考え中」を聴いてみてください最高にカッコいいので。
ゆらゆら帝国は一言で表すなら
Jimi Hendrixと
The Velvet Undergroundを足して水木しげるで割ったような音楽です。
要はサイケデリックロックを水木しげるの世界観で解釈した音楽です。
日本が世界に誇る文化、漫画や妖怪の世界を上手く取り入れていると思います。
私がもし外国の人に「HEY!日本でクールなバンドはないかい?」って聞かれたら、真っ先にこのバンドを勧めます。
現在は
坂本慎太郎がソロで活動しているのでゆらゆら帝国が気に入ったら、そちらにも手を伸ばしてみてはどうでしょうか。
より洗練されたアダルトで独特な音楽を鳴らしています。
ゆらゆら帝国は2010年に「ゆらゆら帝国は完全に出来上がってしまったと感じました」と発表され、惜しまれつつも解散となりました。
アルバム本作はゆらゆら帝国のラストアルバムで「発光体」「ズックにロック」「ゆらゆら帝国で考え中」のようなアップテンポで単純に格好いい曲は無く、全てスローテンポで流れていきます。
リード曲である「美しい」もアルバムバージョンにリテイクされているので、先行シングルというよりはアルバムに溶け込んでいて、「学校へ行ってきます」〜「空洞です」までの序章にさえ感じます。
「学校へ行ってきます」の荒れ狂う尺八とノイズの壁から「ひとりぼっちの人工衛星」の柔らかいメロディーに浮遊感漂うサウンドが汗だくで働いた後のビールくらい染み渡ります。
アルバムを聴き終わると頭の中が空っぽになる名盤を是非。
空洞です
関連記事ゆらゆら帝国 / 3×3×3 (1998年)ゆらゆら帝国 / ゆらゆら帝国のしびれ (2003年)坂本慎太郎 / ナマで踊ろう / Let's Dance Raw(2014年)リンク
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