今回紹介する名盤は世界一有名なリフを作曲したバンドのアルバムです。
ジャンル
ハードロック
アートロック
サイケデリックロック
イギリス
Jon Lord
Ritchie Blackmore
Nick Simper
Ian Paice
Rod Evans
Ian Gillan
Roger Glover
バンド
日本人に「パッと思い付いたロックな曲を鼻歌で歌って下さい」と問えばきっと「デッデッデェー♪デッデッデデェー♪」と返ってくるはずです。
Deep Purpleが最も活躍していた70年代前半というのは60年代をぶち壊し、より激しく、より新しい音楽の再構築をしていったバンド達が切磋琢磨していたロック黄金時代と言っても過言ではないと思います。
そんな「ロック」というものが最も進化していた時代にDeep Purpleは誕生し、1976年に一度解散したのですが1984年に再結成し、現在も活動し続けているモンスターバンドでこの世にハードロックというものを世界に知らしめたバンドの一人と言えます。
初期のDeep Purpleはストリングスを大胆に取り入れたりしたアートロックとしてアメリカで人気を不動のものにしていましたが、本国イギリスではイマイチ評価されていませんでした。
そこで当時イギリスで人気を集めていたLed Zeppelinのようなハードなロックをすることにしました。
するとたちまちハードロックの2大バンドとしてLed Zeppelinと肩を並べ、その頃Black Sabbathも頭角を現してきて世界はハードロックで盛り上がったのです。
Deep Purple最大の武器は万人が1回聴いただけでガツンと響く「単純明快さ」にあると思います。
最後にDeep Purpleの代表曲「Smoke on the Water」の話を、この曲は偶然生まれたもので、
Frank Zappaのライブ中に熱狂的なファンが信号弾を撃ち、それが天井に当たり火災が発生してしまいます。
その火災の煙が湖の水面に漂っている様子からインスピレーションを得たそうです。
因みにジョジョの奇妙な冒険 第四部に登場する噴上裕也のスタンドの元ネタです。
アルバム
本作は第2期Deep Purpleの6枚目のアルバムなのでバリバリのハードロックアルバムになります。
アルバムの1曲目からいきなりDeep Purpleの代表曲「Highway Star」が流れ始めます。
そして、ロック界の代表曲と言っても過言ではない不滅の名曲「Smoke on the Water」も本作収録です。
実は本作のレコーディングは度重なるトラブルの末に行われました。
元々はスイスのモントルーにあるカジノでライブ形式で録音するつもりだったのですが、そのカジノの側でライブをしていたFrank Zappaの熱狂的なファンが天井に向けて信号弾を撃って建物自体が炎上してしまいました。
次なるレコーディング先を見つけて始めたのですが、あまりに爆音過ぎて近隣住民に通報されてしまい警察官が介入する事態までになりました。
途方に暮れていると地元市民が協力してくれて空いているホテルを貸してくれることになり、そのホテルの廊下でレコーディングをやっとのことで完成させたのでした。
Deep Purpleの代表作、いや、ハードロックを代表する名盤を是非。
Smoke on the Water
Deep Purple Rhino Flashback 2011-06-21
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