今回紹介する名盤は自身の音世界をポストロックとアンビエントを足して2で割ったサウンドと言うバンドです。
ジャンル
ポストロック
アンビエント
シューゲイザー
アメリカ
Marc Byrd
Andrew Thompson
バンド
それもそのはず、Sigur RósのギタリストJón Þór Birgissonとの交流も深く、2008年に発表された「Maybe They Will Sing for Us Tomorrow」のアートワークのデザインを担当するほどの仲です。
また、
Heliosや
Goldmuntなどの名義で活躍しているKeith Kenniffとも親交がありKeith Kenniffのリミックスアルバムに参加したり、HammockもKeith Kenniffの曲をフューチャーした曲を発表したりしています。
そんな実績のあるバンドHammockは2005年に「Hammock Music」というレーベルを自身で立ち上げて1枚目のアルバム「Kenotic」を発表しました。
2006年には75分を越える大作「Raising Your Voice...Trying to Stop an Echo」を発表し一気に注目されます。
そこからはThe GatheringsやWordless Music Seriesといったイベントなど様々な国でライブを行い人気を不動のものにします。
音からは想像つかないですがHammockが敬愛していると公言するバンドは意外にもオルタナティヴロックやプログレッシブロックのバンドが多いのです。
その中でもThe Churchを特に敬愛していて2010年発表の「Chasing After Shadows...Living with the Ghosts」にはThe ChurchのドラムスTim Powlesがミキシングとドラムに参加してもらうほどです。
アルバム
本作はHammockのデビューアルバムであります。
Hammockの特徴は切ないほど美しいギターのフィードバックサウンドでしょう。
この空気感や音が広がっていく荘厳さを鳴らせるバンドはそうそういません。
アイスランドのSigur Rósが話題になってアメリカのHammockが日本でそこまで認知されていない現状に理解に苦しみます。
それくらい実力のあるバンドだと自信をもって断言できます。
とても澄んだノイズがスーっと広がっていき、耳当たりのいいメロディーがゆっくり流れてきて、落ち着いたビートが刻まれるのです。
アンビエントではないアンビエント、ポストロックではないポストロックを聴ける名盤を是非。
Blankets of Night
Hammock Hammock Music 2005-03-29
[2回]
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