今回紹介する名盤はSara Lovと共にDévicsでギター兼キーボードとして活躍していたアーティストのアルバムです。
ジャンル
ポストクラシカル
アンビエント
アメリカ
Dustin J. O'Halloran
アーティスト
Dustin O'Halloranは7歳からピアノを始め出すのですがピアノ教室で先生に教わるのではなく、独学で学んでいきます。
そして、25歳の時に愛くるしい歌声の持ち主であるSara LovとDévicsというバンドで本格的に音楽活動を開始します。
2004年、Dustin O'Halloranが満を持して「Piano Solos」でソロ活動を開始し、2006年にはDustin O'Halloranとして「Piano Solos Vol. 2」を発表し、Dévicsとして「Push the Heart」を発表しました。
これまでの活動で映画監督ソフィア コッポラに見出され、2006年公開の「マリー アントワネット」で楽曲が使用されました。
ソフィア コッポラはプライベートでmy bloody valentineやSonic Youthなどと親交があり、音楽的センスが抜群に良くて映画サントラがとても評価されています。
例えばこの「マリー アントワネット」ではThe Radio DeptやThe Strokes、New Order、The Cure、
Aphex Twin、Air、
Squarepusherなどあまり映画で使われる機会の少ないアーティストやバンドを上手いこと使うんです。
この面々の中で当時無名に近いDustin O'Halloranの曲が採用されたことによって、一躍有名アーティストの仲間入りを果たしました。
この他にも10作品以上の映画で楽曲を提供しており、今や引っ張りだこ状態といった感じです。
またHauschkaとJóhann Jóhannssonとツアーをしたり、スプリット作品「Transcendentalism EP」を発表したりと精力的に活動をしています。
アルバム
本作の「The Beauty Inside」も映画サントラなのですが、この映画がちょっと変わっていて次世代的で
インターネットを通して世界中の人たちに同時公開し、視聴者が特設のfacebookを通じて映画に参加ができるというものです。
これが評価されカンヌ国際広告祭で3冠という快挙を成し遂げました。
ドレイク ドレマス監督とは「今日、キミに会えたら」に続き2回目のコラボになります。
しかも、2013年には「Breathe In」という映画でも一緒に仕事をするほどの仲良しコンビです。
さて、音楽の方はというとこれまでの作品より明るく、カラフルな作品になっています。
私は本作を聴くと新生活の朝というイメージがして、清々しい気持ちになります。
新しい生活を後押ししてくれる爽やかな名盤を是非。
Leah
Dustin O'Halloran p*dis 2013-06-20
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