今回紹介する名盤は60年代のブルーノート レコードを代表するジャズギタリストのライブアルバムです。
ジャンル
ジャズ
ファンク
アメリカ
アーティスト
Grant Greenはオーソドックスなビ・バップから始まり、モード・ジャズ、ジャズ・ファンクと幅広いジャンルで活躍しました。
このため、Grant Greenの音楽はジャズファンだけにとどまらず幅広い層の支持を獲得した。
また、60年代後半以降はファンクの帝王James Brownに影響を受けたファンクスタイルの演奏で人気を得ました。
60年代前半は渋い4ビートジャズのようなものを演奏していたが、60年代後半からはガラリと変わってファンキーなソウルフルなジャズを聴かせてくれます。
ジャズギタリストでは珍しいシングルコイルが搭載されているギターを好んで使っています。
年代によってプレイスタイルを変化させてきたGrant Greenですが、どの作品も一貫してシングルコイル独特の歯切れのいい透明感のあるアルペジオが聴けるのがGrant Greenの特徴でしょう。
同年代に活躍していたWes Montgomeryのギターソロはオクターブ奏法が有名ですが、Grant Greenはというと、全く逆の単音を主体としたアルペジオ奏法でした。
アルバム
同じフレーズを延々と繰り返すファンキーなギターソロで盛り上げていくところは最高に踊れます。
ジャズは薄暗いバーやカフェで流れているような音楽と思ってこのアルバムを聴いたら驚くでしょう。
今でこそジャズはちょっと難しそうで敷居が高いなと敬遠する人が多くいるかと思いますが、元々ジャズという音楽はマーチングバンドと20世紀初頭に流行したダンスミュージックに影響を受けていて、ジャズは当時禁止されていたアルコールを片手に唄ったり、踊ったりをするための音楽でした。
ジャズは暗くて苦手な人にこそ是非とも聴いてほしい1枚です。
黒人ならではのアップテンポのグルーヴに最高にファンキーなギターサウンドが縦横無尽に踊り出す名盤を是非。
最高にファンキーな曲「jan jan」
Grant Green Blue Note Records 1998-03-31
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