今回紹介する名盤はローリングストーン誌にアメリカ最高峰のロックの印象派と評されるバンドのアルバムです。
ジャンル
オルタナティヴロック
カントリーロック
インディーロック
フォークロック
エクスペリメンタルロック
アメリカ
Jeff Tweedy
John Stirratt
Nels Cline
Glenn Kotche
Pat Sansone
Mikael Jorgensen
バンド
バンド名のWilcoとは「了解」(will comply)を意味する無線通信の用語「wilco」からきています。
デビュー当時はカントリー風なサウンドが強かったですが、最近はさらにオルタナティヴロックやクラシックポップの要素を取り入れて、より独自の音楽を作り出しています。
そして、Jim O'Rourkeと親交深いことも大きく関わっているのではないでしょうか。
2002年に発表された「Yankee Hotel Foxtrot」がアメリカだけで50万枚以上を売り上げ、Pitchforkで満点を叩き出し注目を集め、2004年に発表した「A Ghost is Born」ではグラミー2部門を受賞しました。
そして、2011年には自身のレーベル「dBpm Records」を設立して、そこから8作目のアルバム「The Whole Love」を発表しました。
また、逆にWilcoが影響を与えた人達はDerek Webb やThe National、Grace Potter、Nocturnalsなどたくさんいます。
そして、
Norah Jonesは2009年に発表した「The Fall」ボーナストラックにWilcoのカバー曲を収録しました。
アルバム
Wilcoの代表作を1つあげろと言われれば、多分多くの人が「Yankee Hotel Foxtrot」をあげるでしょう。
しかし、私はこの「Sky Blue Sky」が1番好きです。
前衛的なノイズサウンドは減り、柔らかい牧歌的なサウンドで全体を包んだようなアルバムなので、とても聴きやすくて、本作はアメリカンミュージックの良いところ取りのようなアルバムになっています。
そして、なんと言ってもマスタリングが素晴らしいので音がそれぞれ聴こえて気持ちいいんです。
Wilcoが気張らずに詰め込み過ぎないように最小限の音で構成された名盤を是非。
Sky Blue Sky
Wilco Nonesuch 2007-05-15
[3回]
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