SMAP の「GAIAにおねがい」、ももいろクローバーZの「Z女戦争」などを手掛けた「やくしまるえつこ」が中心に結成されたバンドのアルバムです。
ジャンル
ポストロック
AOR
日本
やくしまるえつこ
バンド
やくしまるえつこ曰く相対性理論というバンドはソフトウェアというとこらしく、メンバーも流動的であることが前提で一般的なバンドよりもプロジェクトとして動いているので参加メンバーや人数もかなり変動しています。
そんな活動が音楽業界で話題になり2009年7月号の「STUDIO VOICE」で相対性理論の特集が組まれました。
ライブ会場と通販のみで4000枚売り上げた自主制作音源「シフォン主義」のリマスター盤はタワーレコード全店ウィークリーJ-POPインディーズチャートで1位を獲得しました。
相対性理論はアルペジオを多用したリズミカルなメロディーに少しインディーロック的な要素を含んだサウンド、そこに やくしまるえつこの柔らかく浮游感漂うウィスパーボイスが絡みます。
やくしまるえつこの声は独特で可愛らしいロリータボイスなのにアダルトなハスキーボイスなんです。
相対性理論は大友良英、ムーンライダー、Thurston Moore(Sonic Youth)、栗コーダーカルテット、my bloody valentine、Arto Lindsayといったように様々なジャンルのアーティストと競演しています。
また、最近ではメンバーもそれぞれでソロ活動を活発にしていますが相対性理論として2013年にはフジロックに出演しました。
アルバム
本作は相対性理論の2枚目のアルバムですがデビューアルバムの「シフォン主義」は15分ほどしか収録されていませんので、私は本作が相対性理論の1枚目のフルアルバムと考えています。
ハイファイ新書とは「解体新書」と「ハイファイ」を掛けたもので、ジャケットにデカデカと書かれている33:21とは本作の収録時間のことです。
また、ジャケットの女の子の絵はやくしまるえつこが描いたものです。
私が特にオススメする曲は、意味がありそうでない歌詞とノスタルジーなサウンドがやみつきになる4曲目「四角革命」と浮游感あるボサノヴァ風なサウンドの7曲目「さわやか会社員」です。
中毒性を持つやくしまるえつこのウィスパーボイスと幻想的なバンドサウンドに酔いしれること間違いなしの名盤を是非。
四角革命
さわやか会社員
相対性理論 SPACE SHOWER MUSIC 2009-01-07
[0回]
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