今回紹介する名盤は日本ゲームやアニメが大好きなスウェーデン人のナイスガイからのアルバムです。
ジャンル
プログレッシブロック
シンフォニックロック
スウェーデン
Fredrik Larsson
アーティスト
私の好きなアジカンを北欧の人が歌うという好きなもの同士、これは観るしかないと思い観た結果、アジカンの動画を調べるのを一旦やめて、この人の動画を漁り始めました。
すると日本のアニソンのカバーだけでなく、任天堂の人気シリーズ「ゼルダの伝説」の音楽を一人でやってる動画もありました。
一人でコーラスを多重録音して、ギターやシンセは勿論のことアコーディオンやリコーダーなど様々な楽器を演奏しているマルチプレイヤーでした。
他にも
Queenの名曲「Killer Queen」を一人でやってしまうなど面白い人で興味が湧き、この人について調べることにしました。
しかし、動画以外の情報を見つけることが出来ず日々が過ぎていきました。
そして、1年以上過ぎすっかり忘れていた頃私は友人とディスクユニオンのプログレッシブ館でCDを物色していた時、店内で2011年発表「Thirteen Eight」がかかりFredde Greddeの歌声を耳にしたとたん記憶が一気に甦り店員さんに聞きすぐに購入しました。
その時の興奮は今でも覚えています。
Owl CityのようなメロディーセンスにQueenのような美しいコーラスで
Frost*のようなシンフォニック系のプログレといった音世界です。
このメロディーを大事にする精神は日本の音楽からの影響ではないでしょうか。
アルバム
本作はそんなFredde Greddeのデビューアルバムです。
下手なプログレバンドはただ長い曲を垂れ流して中弛みがありますが、Fredde Greddeはまるでいろんな音楽のサビを繋ぎ合わせたかのような甘美なメロディーづくしになっています。
アコースティックギターやアコーディオン、フルートといった楽器を使い叙情的な雰囲気を助長させます。
プログレといって敬遠しなくても大丈夫です、ラストの「Time Will Tell」は15分を越えますが、それ以外は4、5分程と短めで聴きやすいと思います。
日本人好みの美メロセンスを持つ若者がゲーム音楽やアニソンをプログレに昇華させた名盤を是非。
Solace Distant
Fredde Gredde Ais 2011-10-04
[0回]
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