今回紹介する名盤はパンクで最も成功と評価を手に入れたバンドのアルバムです。
ジャンル
パンクロック
ガレージロック
イギリス
Joe Strummer
Mick Jones
Paul Simonon
Nicky "Topper" Headon
バンド
The Clashは世界がパンク戦国時代だった頃、早い段階でパンクに通じる精神を持つレゲエの他にソウル、ジャズ、ダブなどに接近し一線を画した存在となり、今ではローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストで第28位にランクインしています。
特に1979年発表「London Calling」はアメリカでも広く知られ、今までパンクをこき下ろしてきたイギリスの音楽批評誌にも絶賛されました。
次作1980年発表「Sandinista !」は3枚組の意欲作で
The BeatlesのWhite Albumに匹敵するとまで言われるほどです。
パンクというと荒れ狂って非常識な行動をし、不適切な言葉を喚き散らすというイメージ(かなり悪く言うと)だと思うのですが、ロックの殿堂入り恒例の授賞式での演奏を「チケットが2,500ドルもするような、普通のファンが来られない場所で再結成するのは嫌だ」となんとも紳士的な理由で断りました。
それは彼らがパンクバンドでは珍しい中産階級出身であることが影響しているのかもしれません。
The Clashの影響力は物凄くNirvanaやU2、Green Day、
Red Hot Chili Peppersなどパンク以降のロックミュージックの全てに影響を与え続けていると言っても過言ではありません。
因みにジョジョの奇妙な冒険 第五部に登場するスクアーロのスタンドの元ネタです。
アルバム
本作は上記したThe Clashのデビューアルバムになります。
この頃はまだレゲエやダブといった音楽にあまり接近していない純粋なパンクロックを聴けます。
私はアルバムを買う際輸入盤を好んで買います。
それは、日本盤にしかないボーナストラックとかが作品としての統一感を壊してしまう感じがしてしまうからです。
しかし、本作はUS盤を買いました。
というのもUS盤にはThe Clashの代表曲の1つ「I Fought the Law」のカバー曲が入っているからです。
まさに白い暴動、若者のエネルギーで当時の音楽業界をぶっ壊した名盤を是非。
I Fought the Law
The Clash Sony 2000-01-27
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