今回紹介する名盤はメンバー全員がデザイナーやカメラマンという仕事を持ちながら、音楽は趣味と言い切るバンドのアルバムです。
ジャンル
ポストロック
エレクトロニカ
日本
大坪加奈
笹原清明
藤枝憲
バンド
Spangle call Lilli lineは元々美術大学時代の友人だった大坪加奈と藤枝憲でバンドを結成したのが始まりでした。
本当にSpangle call Lilli lineの活動は自由で、趣味でやってる音楽が一定の評価とセールスを獲得し続け、ライブをすればライブ会場が満員になってしまうのだから凄いです。
またそのライブをする理由が「ライブアルバム作りたいから」というではありませんか。
今の若手バンドが聞いたらきっと正気を保てないでしょう。
またSpangle call Lilli lineと並行して、大坪加奈はソロプロジェクト「NINI TOUNUMA」、笹原と藤枝は「点と線」というプロジェクトで活動しています。
Spangle call Lilli lineの音世界はジャジーなポストロックサウンドに大坪加奈の気だるげでアダルトな雰囲気で尚且つ、浮遊感ただようスモーキーな歌声を乗せたハイセンスな音楽です。
また、日本語なのに日本語に聴こえない抽象的な歌詞世界に歌唱法も魅力の1つでしょう。
アルバム
本作を一言で言い表すならオシャレでメロウです。
俗にいうオシャレな場所、カフェやレストラン、美容院、バーなどでかかっていそうな音楽です。
アンビエント的に聴くことも出来るし、しっかり聴き込むことも出来るハイブリットな作品です。
キラーチューンこそ無いものの、全曲佳作というようなアルバムなので、どれか1曲を聴いてもらって琴線に触れればもうSpangle call Lilli lineの世界から抜け出せなくなるでしょう。
エレクトロニカ的なメロディアスな旋律にポストロック的なノスタルジックな演奏を掛け合わせた名盤を是非。
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Spangle call Lilli line felicity 2008-11-12
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